留学大図鑑

國分悠菜

出身・在学高校:
福島工業高等専門学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

・フィリピンについて(文化や生活、治安や交通)について分かる範囲でならお話し出来ます。
・留学先機関であるProjects Abroadについて教えることが出来ます。
・ホームステイでの生活についてお話し出来ます。
・一人での留学や初めての海外に関する相談に乗ることも出来ます。
・FacebookやInstagramであれば、いつでも連絡が取れます。

”教える”を学ぶ~ボランティア留学~

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad
  • フィリピン
  • ボゴシティ
留学期間:
28日間
総費用:
480,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

 私の留学のテーマは、「発展途上国に生きる子供たちの成長に少しでも貢献すること」でした。
 そのために現地の幼稚園で約1か月間、先生のサポート役として授業をし、休み時間や放課後を使って、より多くの子供たちと触れ合うという活動を計画しました。
 私が実際に子供たちと過ごせる時間はとても短く、どのくらいの影響力を子供たちに対して持っているかは分かりませんでした。しかし、幼い頃に外国人である私と触れ合うことが子供たちにとって良い刺激となるように、貧しい環境の中で生活をする子供たちにとって、少しでも学校に来ることが楽しみになるようにということを意識しながら、一つ一つの活動に取り組みました。
 活動をしていく中で、最初は私に対して警戒心があった子供たちも、朝私が教室に入ると挨拶をしに駆け寄って来てくれたり、掃除や宿題を以前よりちゃんとやるようになったりと沢山の子供たちの成長を感じることが出来ました。また、昼休みに折り紙などを教える活動をしたことによって、日本はどこにあって、どんな国なのかを知りたがる子供たちも沢山いて、自分の目標を達成できたような気がしました。

留学の動機

 私は将来は国際協力の道に進み、発展途上国を中心にボランティア活動をしたいという夢がありました。また、テレビや新聞の中だけでは見えないもの、感じられないものを自分の目で見て確かめたいという強い思いを抱いていました。そんな時に友人からトビタテの話を聞いて、ボランティア留学という留学の形があることを知ったのが留学に挑戦したいと思ったきっかけです。

成果

 留学を通して、自主的に子供たちに日本文化を教える活動が出来ました。昼休みに折り紙や塗り絵を教えた時は、日を追うごとに遊びに来てくれる子供たちの数が増えて、嬉しかったです。初めは興味を持って貰えるか不安でしたが、勇気を出して声を掛けたら、沢山の子供たちや先生が興味を持ってくれました。この経験を通して行動することの大切さを学びました。

ついた力

自発的な行動による解決力

 私は留学して最初の頃は、英語が思うように話せないことから、全てにおいて弱気でした。しかし、町中で迷子になったり、熱中症になったり、乗車拒否されたり、授業が上手く出来なかったりといった自分の無力さを痛感する経験を一つ一つ乗り越えていくことが出来た時、この力が身についたなと実感することが出来ました。

今後の展望

 私は留学を通して、教えることの楽しさを身に染みて感じることが出来たので、将来は海外で日本語を教える活動や日本文化を伝える活動をしてみたいと考えています。また、国際協力の道に進みたいという夢は変わっていないので、発展途上国を直接支援できる仕事や世界中の恵まれない子供たちを救い、支援が出来る仕事に就きたいです。

留学スケジュール

2017年
8月〜
2017年
9月

フィリピン(ボゴシティ)

 フィリピンのセブ島、ボゴシティという町を拠点に生活や活動をしました。
 活動は町にあるCentral School Ⅱという幼稚園と小学校が隣接した施設で、毎日5時間程度、週5日のスケジュールで行いました。主な活動は幼稚園での先生のサポートで宿題のチェックや創作活動のお手伝い、教室の掃除をしました。宿題のチェック時にメッセージを書いたり、褒めたりすることによって以前より子供たちが宿題をしっかりやってくれるようになりました。細かい心遣いで誰かが喜んでくれたり、誰かの意識を変えることが出来るんだなと感じました。自分自身、誰も見ていなとしても、一つ一つの事に気を配る意識を以前よりも強く持つように変わりました。
 生活はホームステイで、5人家族のホストファミリーと過ごしました。また、最初の2週間はスイスから来た大学生のルームメイトと一緒でした。住居は活動地の近くにあり、部屋は1人部屋でした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

活動場所の幼稚園の授業の様子
幼稚園生が創作活動を行っている様子①
幼稚園生が創作活動を行っている様子②
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

 私が感謝してもしきれない人は、ホストマザーのBettyです。彼女は、英語もろくに話せない私を決して見放さずに、いつも優しく話しかけてくれました。特に、初めてホストファミリーと夕食をとった時に彼女が私にかけてくれた言葉が今でも忘れられません。英語が不自由な私は、会話に参加できずに食事中、終始俯いていました。そんな私に彼女は、「たとえあなたがどんなことを言っても、私は受け止めるわ。私は必ずあなたのことを理解するわ。」と言いました。その時、自分が抱えていた不安や恐怖が一瞬で消えたような気がして、思わず泣いてしまいました。この言葉が無かったら私は、途中で留学を諦めていたかもしれません。本当にBettyには感謝しています。それからというもの、他にも、休日には現地の観光地や海に連れ出してくれたり、毎日お弁当を作ってくれたりと、自分の娘のように可愛がってくれました。私自身、いつも彼女の笑顔や笑い声、明るい性格に助けられていました。彼女と過ごした時間はどれも、大切で一生忘れることの出来ないものになりました。今でも連絡を取り合っていて、私を気にかけてくれるので、もう一人お母さんが出来たようでとても嬉しいです。彼女と出会えただけで、この留学にとても大きな価値があったように思えます。それぐらいBettyは私にとって大好きで大切な存在です。

ホストマザーのBettyと休日に2人で町を観光した時の写真
ホストマザーのBettyに浴衣を着てもらった時の写真

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

 私を留学中に励ましてくれたのは、活動場所であるCentral School Ⅱの子供たちの笑顔です。子供たちは英語ではなく、現地の言葉で会話をするので、私は彼らが何を言っているのか分からなかったし、彼らも私が何を言っているのかは分からなかったと思います。しかし、毎朝教室に入ると笑顔で駆け寄って来てくれて、腰に抱き着いたり、挨拶をしてくれたりしました。また、宿題のチェックの時に褒めたり、メッセージやイラストを描いたりすると嬉しそうに宿題用のノートを見つめて「ありがとう」と言ってくれました。言葉も通じない私に無邪気な笑顔を向けてくれる子供たちを見ていると、言葉の壁はそんなに高くないと感じることが出来たし、毎日抱えていた不安だったりストレスも吹き飛ぶような気がしました。子供たちと過ごしている時間は、私自身も自然と笑顔でいることが出来たし、心から楽しいと感じることが出来ました。また、幼稚園の子供たちだけでなく、小学校の子供たちの笑顔にも励まされていました。お昼休みに一人で教室にいると、毎日遊びに来てくれて、覚えたての英語でいろんな話をしてくれました。また、日本語や日本の文化を教えるとすぐに覚えてくれました。そんな子供たちが居たから、毎日活動を頑張ることが出来ました。彼らの笑顔は今でも忘れることが出来ません。

昼休みに教室に遊びに来てくれた小学生との写真
紙風船で一緒に遊んだ時に撮った写真
小学生に塗り絵を教えた時に撮った写真

留学中にやってしまった、私の失敗談

 私は留学中に幼稚園と小学校の運動会に参加しました。競技が始まる前に、パレードに参加して子供たちと町中を歩いていました。その時に担当のクラスの先生に「パレードが終わったらオフィスに来て」と言われたのですが、幼稚園のオフィスかボランティアの事務所のオフィスだか聞き取れませんでした。先生も急いでいる様子だったので聞き返すのも悪いと思い、どちらにも行ってみればいいかぐらいの軽い気持ちでOKを出してしまいました。実際にパレードが終わって、幼稚園に行こうとしたのですが、道が分からなくなってしまい、20分近く町を彷徨いました。やっとの思いで、ドライバーさんを捕まえて住所の分かるボランティア事務所のオフィスまでたどり着くことが出来たのですが、鍵が閉まっていて外で1時間近く待ちました。炎天下の中、長時間居たので軽い熱中症にもなってしまい、その日は活動をせずに帰宅しました。幼稚園の先生方にも、スタッフさんや他のボランティアにも迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいでした。しっかり一つ一つの細かい事を確認して、分からないことは聞くべきだなと改めて感じました。

迷子になった日に参加したパレードの様子を撮影した写真
過ごしていたボゴシティの街並みの写真

自分で計画し、それを声にすることの大切さ

  • 周囲の説得 : 家族

 私は小学生の頃から、テレビや雑誌で見る海外での生活や外国の文化に興味を持っていました。私の住んでいる地区では、中学生15人が毎年夏に、アメリカで2週間のホームステイやキャンプを実施するという町が支援するプログラムがありました。私は小学生の頃からの海外への憧れもあり、それに参加したいと両親に伝えましたが、話すらろくに聞いてもらえずに、反対されました。私はその時、お金の工面が大変なのだろうと考えていました。しかし、高校生になってトビタテに応募したいと伝えたところ、どんなプログラムで何をしたいのかを真剣に聞いてくれました。もちろん初めは良い反応ではありませんでしたが、自分が将来の夢のためにボランティア留学をしたいという強い思いと、現地で実際に何をするのか、何を学びたいのかという細かいところまで、はっきりと自分の言葉で伝え続けたところ、「そんなにやりたいことがあるなら、やってみればいい。」と言ってもらえました。その時に私が感じたのは、中学生の頃に両親が反対したのは、お金の工面ではなく、私の留学への気持ちがはっきりしていなかったからだということです。遊びに行くような甘い気持ちで挑戦できることではないと分かって欲しかったのではないかなと感じました。私の両親は、トビタテのように自分で計画して、それを国や企業の方が評価して採用されて、初めて留学が出来るというところに魅力を感じたのではないかと思います。私はこの経験から、いくら親子でも、言葉にしなくては伝わらないものも沢山あるということや、大切なのは自分の留学への思いや、綿密な計画性をはっきりと自分の言葉で伝えること、口に出すことだと改めて気付くことが出来ました。

食事を安全に楽しくするために

  • 生活 : 食事

 私はホストマザーは、日本人である私の口に合うように毎日の食事やお弁当を作ってくれたので、そんなに留学中に食事で困る場面はありませんでしたが、やはりレストランなどに行くと、フィリピン人の好みに合わせてあるので味が濃いことが多く、何も食べられないこともありました。そこで私はあまり外食をしないように、また味の濃い食事が予想される場合は、ペットボトルに水を用意するようにしていました。また、ホストマザーの作る食事の中で食べれないものや苦手なものがある時は正直に伝えるようにしました。それと同時に美味しいものは美味しいと、伝えるように意識しました。また、ホストマザーの買い物に付き添うようにして、一緒に食材を選んだり、食べたいものをリクエストしていました。私にとっても好きな食事がとれるし、ホストマザーにとっても、毎日の食事に困る必要もなく、私の好みを知ることが出来るので、お互いにとって良いアイディアだったと思います。また、買い物を通して、ホストマザーと会話が出来るし、現地の食文化も知れるのでオススメです。また、飲み水に関することを言うと、フィリピンだけでなく、アジア圏では水道水は絶対に飲まない方が良いです。レストランでは、飲み水専用のサーバーが必ず用意されているのでそれを飲むことをオススメします。また、氷の入ったものは、その氷が水道水から作られている可能性があるので、飲まないほうが良いと思います。氷を入れないように予め注文するようにすると良いと思います。

油断大敵!人柄に騙されないで!

  • 生活 : 治安・安全

 フィリピンは治安があまい良いとは言えないので、私も現地で生活する際には様々なことに注意しました。まず、町中を歩くときは、後ろからものを取られないように、バッグは前にかけ、抱え込むようにして持ち歩きました。またバッグは、簡単に開けて物を取られることが無いように、ファスナーが付いているものを使用していました。財布や家の鍵、携帯はポーチの中に入れてからバッグにしまったり、バッグの中の小さなポケットに入れたりと二重に、取られないような対策をしていました。また、お金は取られてもいいように、2つか3つの財布に分けて、少額ずつ持つようにしていました。家でも貴重品は現地のスタッフさんから借りた小さな金庫に入れていました。その他にも、レストランなどで食事をする際、椅子の内側にリュックや方掛けのバッグをかけるように意識していました。日本と同じように椅子の外側に荷物をかけると、気づかないうちに取られる可能性が高いです。フィリピン人は人懐っこい性格の人が多いので、油断していると騙されていたり、貴重品が盗まれていることもあるので、十分に注意する必要があると思います。また、フィリピンでは子供たちにも注意しなくてはなりません。町を歩いているだけで貧しさから、物乞いをしてくる子供もいれば、スリをしたりする子供もいます。特に携帯やカメラは町中であまりバッグから出さないことをオススメします。

留学前にやっておけばよかったこと

 私が留学前に一番やっておけばよかったと感じたのは、語学の勉強です。学校の英会話や英語の授業で困ったことがあまり無かったので、現地でも日常会話ぐらいなら出来るだろうと、自分の実力を過信してしまっていました。でも、実際に現地で過ごしてみると思うように言葉が出てこない場面が多く、自分の感情や意見も上手く伝えることが出来来ませんでした。もっと留学前に勉強するべきだったと心から後悔しました。

留学を勧める・勧めない理由

 私は留学を沢山の人にして欲しいと考えています。その理由は、留学をすると今まで知らなかった、自分の良いところも悪いところも知ることが出来るからです。今まで出来ないと思っていたことが、意外とほんの少しの勇気で出来たり、自分が自信を持っていたことが出来て当たり前のことだと気付けたり、意外と出来ていなかったりします。自分を深く知るためにも、高校生という感受性が豊かな時期に沢山の人に留学をして欲しいです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

 今、留学を考えている人の中には、自分に自信が持てず留学をしたいと言い出せない人も居るかと思います。しかし、自信を持つことに根拠は要りません。自分は出来ると思い込むことが大切です。ぜひ留学をして、自分にとって大切な人、景色、ものを見つけて来て下さい。悲しい経験も辛い経験もすると思います。しかし、どの経験も必ず自分を成長させてくれます。恐れず、勇気を出して飛び立ってください。応援しています。頑張れ!