留学大図鑑

ほん

出身・在学高校:
啓明学院高等学校
出身・在学校:
関西学院大学
出身・在学学部学科:
総合政策学部
在籍企業・組織:

熱帯雨林にかこまれて環境保全と環境教育

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Malaysian Nature Society(環境NGO)
  • マレーシア
  • クアラセランゴール
留学期間:
5か月
総費用:
750,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 750,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC690> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC780>

留学内容

マレーシア最大の環境NGOであるMalaysian Nature Society(MNS)で5か月間のインターンシップを行いました。具体的には、MNSと州政府が運営するKuala Selangor Nature Park(クアラセランゴール自然公園)でスタッフとして働き、観光客や法人向けのジャングルトレッキングのガイドツアーやマングローブ植林などのアクティビティのサポートをしてきました。またローカルの小・中学生を対象とした環境教育アクティビティの企画や運営も担当し、現地インターンスタッフやアクティビティ参加学生と交流しながらアクティビティをつくりあげていく中で新興国における環境教育と環境保全の現状を学ぶことができました。さらにまだまだ知名度の低い自然公園の魅力を国内外にアピールするため、現地在住の日本人向けのフリーペーパーへの掲載や日系旅行社への売り込みなどを行い、新興国におけるエコツーリズムの在り方とこれからの可能性を感じ取ってきました。

留学の動機

現在大学で環境政策を学んでいることから、海外の環境政策も学んでみたいという漠然とした気持ちがありました。また幼少期にフィリピンで生活していたことから、とにかく東南アジアが大好きでいつかは東南アジアで働きたいと思っていました。そんなときに海外インターンシップという留学の形があることを知り、さらに環境NGOで働ける可能性を見つけ、新興国の環境を肌で感じ取ってみたい!という思いから留学を決意しました。

成果

現地インターン生も多くいる職場だったため、派遣直後は現地インターン生のおこぼれ仕事にあずかるとい悔しい状況が続きました。そんな中で自分にしかできることはないかを考え、まだまだ知名度の低い自然公園の魅力を日本へアピールすることを思いつき、日本人コミュニティとのつながりを形成に力を入れました。不利な環境下で発揮できる自分の強みは何かを把握できたことは、この留学を通じて成長できた点だと感じています。

ついた力

なにごとも受け入れる力

多民族国家であるマレーシアでは、ムスリム、ヒンディー、仏教など多様な信仰が共存しています。そのため個人の信仰に合わせたライフスタイルがあり、ビジネススタイルがあり、その違いを受け入れ、フォローしあいながら全員が働いていました。このような異文化の中でマイノリティとして働くことで、互いの文化を尊重し受け入れ、自国の文化を知り受け入れてもらうことで、「違うこと」を楽しむことができるようになりました。

今後の展望

マレーシアの環境NGOでのインターンシップを通して、東南アジアで働きたい、役に立ちたいという思いがより強くなりました。今後は「環境」という面から東南アジアの発展に貢献できるよう、自分にできることは何かを考えていきたいと思います。

留学スケジュール

2017年
4月〜
2017年
8月

マレーシア(クアラセランゴール)

派遣先であるKuala Selangor Nature Parkは、インターンスタッフとして公園運営に携わり、9:00~18:00まで週6での勤務で、チケット販売や宿泊受付などの来園者対応やジャングルトレッキングのガイドツアーやマングローブ植林などのアクティビティの企画運営をしてきました。自然公園の来園者は、ローカルの家族連れやヨーロッパやアジアなど国外からの観光客、フィールドワークに来た学生団体やCSR活動にきた企業など様々で、この業務を通して多くの方と出会うことができました。また小・中学生を対象とした環境教育アクティビティの企画やマングローブ林の管理なども担当し、マレーシアの自然環境を全身で感じてくることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

自然公園自慢のマングローブ林!
マングローブの苗の植え替え作業中
中学生を対象とした環境教育アクティビティの様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

ムスリムが多いマレーシアの一大行事といえば、断食月の「ラマダン」と断食明けをお祝いする「ハリラヤ」!ムスリムの多い職場だったこともあり、私もラマダンに挑戦していました。真夏の熱帯雨林での断食はかなりきつくギブアップする日もありましたが、文化を共有することで同僚との仲も深まったと思います。また断食明けをお祝いするハリラヤでは、親しい人を家に招待しごちそうを食べるのですが、うれしいことに私も上司や友人など多くの方が家に招待してくれ、ハリラヤ中は毎週のようにごちそうやお土産をいただきました。国も民族も宗教も異なる私を家族のように受け入れてくれ、異なる宗教のお祝いを共にすることができたことは、ローカルな方とともに働くことでしか得られなかった経験だと感じています。

ハリラヤではたくさんの上司や同僚が家に招待してくれました!

コミュニケーション力>語学力ではどうにもならない!

  • 語学力 : 英語

留学を考えるうえで一番の壁となるのが言語だと思います。そんなときに留学経験者からよく耳にするのが、「英語なんて話せなくても、コミュニケーション能力さえあればなんとかなるよ!」という言葉。もちろん嘘ではないと思います。つたない英語でも伝えようとする思いと通じるまで何度でも話す勇気があれば、会話はできるし友人もできます。しかしビジネスの場では違います。仕事をしていくうえで、英語は必須です。ミスが許されず信頼関係が何よりも重要な仕事の場で英語が話せなければ、仕事を任せてもらうことはできません。私自身、留学してすぐにこの言語の壁につまずきました。そのため企画を文章にまとめあらかじめメールで送り、想定される質問などを事前に考えてから提案を行うなどして、なんとかその場を切り抜けてきましたが、伝えたいことを伝えきれず不完全燃焼になってしまうことが何度もありました。留学前の語学の勉強、やっておいて損はありません。

企画運営を担当した小学生向けマングローブ植林ツアーの様子

デザリングできるスマホがあると便利!

  • 生活 : 携帯

海外での生活の中で、とくに困ることが連絡手段やインターネットだと思います。無料wi-fiのあるスポットに行けば使い放題ですが、私が働いていた自然公園は田舎に位置していたことから、wi-fi環境は決していいとは言えないところでした。はじめは職場のwi-fiで何とかやりくりしていましたが、職場のwi-fiも不安定で生活どころか業務がまわらなくなくなる事も日常茶飯事。そこで現地でスマホとSIMを購入し、デザリングすることでインターネットを使用していました。マレーシアの通信量はびっくりするほど安く、なんと月7GBが30RM(約850円)。連絡手段やネットに困った際には、現地でスマホを入手してしまうのも一つの方法だと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

英語の勉強はもちろんですが、留学先の国の文化を知っておくことも大切です。私はムスリムの多いところに派遣されたため、仕事中にお祈りのため席を外す、女性と男性との距離感、食事の作法など宗教的な慣習に戸惑うことが多くありました。留学先の友人と仲を深めるためにも、文化の勉強は大事だと思います。

留学を勧める・勧めない理由

留学が必ずしも必要だとは思いません。グローバル化が進む現在だからこそ、海外の言語も文化も情報も友人も国内で得ることはできます。しかしありきたりな話ですが、実際に現地に足を運びローカルの人と話をすることではじめてわかることもあります。国内で手に入る情報がすべてではないことを留学を通して改めて実感しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

とにかく楽んでください!それから外に出てぶらぶらしてください!留学先では部屋にこもりがちになってしまうものですが、外にでて町をぶらぶら歩くだけでもたくさんの発見と出会いがあります。なんとなく入ってみた店、話しかけてくる人、すべてがいい店や人ではないかもしれません。しかしそういった一期一会の出会いこそ留学の最大の魅力だと思います!