留学大図鑑

出身・在学高校:
東京都白百合学園中学高等学校
出身・在学校:
東京都・白百合女子大学
出身・在学学部学科:
東京都・文学研究科フランス語フランス文学専攻
在籍企業・組織:

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

フランス・演劇・教育がキーワードです。

舞台演出家を目指しフランス留学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・芸術・美術・音楽・デザイン・演劇
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ・ディドロ大学、Cours Florent、カルロボッソ演劇研修、Médiaspectacle
  • フランス
  • パリ
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,400,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<B1〜B2、仏検2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

出身大学の協定校パリ・ディドロ大学にて日本現代社会学、アルトーの演劇論などの授業を受講。
出身大学卒業に必要な単位を取得しつつ視野を広げた。
大学と並行し演劇研修MédiaSpectacle(アマチュア)とCours Florent(学校入学のためのテストを含めた研修)にて演技を、演出家Carlo Bosoの下で作劇法、演出論を学ぶ。また、日本で知り合っていたイタリア人演出家マチア・セバスチャンのミラノの稽古場も見学。
Cours Florentでは研修の結果学校入学権利を取得。
5月MédiaSpectacleでは研修の集大成とし『TURBULENCES ET PETITES DÉTAILS(喧騒と細部)』にdeuxième pucelle(二番目の処女)役で出演。
留学の集大成として2015年7月にパリ国際大学都市にて『宣戦布告/Leurs Déclarations』を作・演出。MédiaSpectacleで友人となったフランス人の役者、同じ時期に留学をしていた日本人の友人二人、日本から来てもらった役者、現地で知り合ったパリ音楽院の友人(サクソフォニスト、ピアニスト)と舞台を作った。観客30人を迎え拍手の中幕を閉じた。

留学の動機

舞台演出家になることは高校の時から考えていた。大学入学時、希望の大学から不合格をもらい、フランス語フランス文学科に入学し、「なら留学」と考えていた。学部2年次後期交換留学をすることが決定した。その時期、大学の国際交流室が「ぴったりの奨学金がある」と声をかけてくださり、トビタテを知った。「パンチのあることを」と言われた。「ならあっちで舞台作品を作ってやる。」というキッカケ。

成果

授業で心に残っているのは「日本現代社会学」。
ヨーロッパ旅行で各国の芝居をそこにいた観客とみた思い出も宝となっている。爽快さ、気持ちの悪さ、その場の当たり前、共有した感動が今も確かに残っている。
自分の作品を上演したのは言うまでもなく最高の経験だ。
「また帰ってこい」と人に言ってもらえるようになったとき感動した。

ついた力

無気力

フランスに確かな所属がなく、奨学金を得たためお金にも困らない。私と私のしたいことしかなくなったとき、部屋で一人「私のしたいことは”したいこと”を作らなくてはという焦りから来ただけかしら。」と不安になった。無気力になってみたとき、外に出てみた。いつもと景色が違った。

今後の展望

舞台演出家を目指しながら生活と向き合う。

留学スケジュール

2014年
8月〜
2015年
8月

フランス(パリ)

パリ・ディドロ大学に在籍し文学や社会学を学ぶ。
同時期に演劇研修に参加する。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

学校
カルロと私

イタリア人演出家カルロのコメディアデラルテの研修に参加した。教室はヴェルサイユ。目的地に辿り着くと白髪の老人が「君が日本人の生徒だね、カルロ・ボッソだよ」と微笑む。履歴書を読んで覚えていてくれたのだろう。優しそうだ。ホッとした。しかし、いきなり劇作の授業が始まった。研修が役者と演出家向けだと思い込んでいたため鉄砲玉を食らった。フランスゴデ?「じゃあ、une trahison(裏切り)を主題に20分で劇を書こう。はい、はじめ。」イタリア語訛りのフランス語でそう告げられ、目も頭もグルングルン回り、語学力は地を這う。吐きそうだ。エッチラオッチラ沖縄と東京について劇を書いた。発表の際、大混乱しつつ書いた台詞、自分の『裏切り』を必死に説明したらカルロに「君の劇は、しょーもないけど、グルグル表情が変って役者としては面白いね。日本にいったら役者として一緒に仕事をしようね」とニヤつかれる。ヘトヘトだ。泣きそうになる。一日目が終わった。しかし、カルロはキレキレで面白い。「うわぁうわぁビリビリする!」と口に出しながらオレンジ色のランプが照らす都会の道を歩いて帰った。そして、帰宅、即就寝。

トビタテの弊害

  • 費用 : 奨学金

留学後、トビタテの弊害にもぶつかった。自分がしたくて選んだ演劇が、トビタテの報告書のために「しなくてはいけないこと」として映ってしまう時期があった。義務だと感じると途端に野心がしぼんだ。このまま芝居を嫌いになったらどうしようかと恐ろしかった。寮の部屋の中でぼんやりとインターネットをする日が何日もあった。どうやってそこから抜け出したのかは具体的なことは覚えていない。確か、書を捨てよ町へ出ようとばかりに、考えるのをやめて動いてみた。そうしたら春の気配がしていたから楽しくなってしまったという成り行きだった気がする。
トビタテへの注目度が高いのでトビタテの試験内容、対策、評価されたと思うことがよく語られる。しかし、トビタテも留学も一つ一つが手段であり道の途中の曲がり角だ。誰も彼もに推奨したいものではない。私が間違いなく人に勧めたいと思えるのはコメディーフランセーズやロンドンのグローブ座、そして私を太らせたフランスのワインとチーズだ。

留学前にやっておけばよかったこと

語学

留学を勧める・勧めない理由

留学しようとまず考えると出会ったことのない不安や希望が自分の中にみつかりました。
まず、心の中で留学してみるのも発見が多い。そして、もしお金があったら、時間があったら、と考えていくと世界がどんどん広がっていきます。けれど残るのはいつも自分だけ。するか、しないか、何を感じるかはいつも自分に託されていました。それもまた不安なことだけれど楽しいことでした。

これから留学へ行く人へのメッセージ

色々教えてください。私の芝居をみてください。