留学大図鑑

目黒新悟

出身・在学高校:
--
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
環境・社会理工学院建築学系
在籍企業・組織:
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 / 東京工業大学

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

日本の大学院修士課程2年在籍時に1年間休学して、ミラノ工科大学ヴェルックス研究所に留学しました。研究所の仲間たちと共に、大学のキャンパス計画、大学施設の設計や国際建築コンペに取り組みました。それと並行して、同時期にその研究所の教授が経営する建築設計事務所にインターンとして参加し、事務所の建築家と共に住宅の設計や既存建築の改修設計の事業などに携わりました。

歴史都市での文脈を創造する建築意匠の探求

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ミラノ工科大学ヴェルックス研究所
  • イタリア
  • ミラノ
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」  - 円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ミラノ工科大学の研究所での留学と、ミラノの建築設計事務所でのインターンシップ。(1)ミラノ工科大学の研究所での建築に関する企画、調査、設計、提案を通した学修、(2)ミラノの建築設計事務所での建築設計を通した学修

留学の動機

歴史的環境に現代建築が多く建つ都市のひとつであるミラノで、歴史的文脈をふまえつつも新たな文脈を創造する建築意匠について、現地の建築家と共に実践的に学びたいと考えたため。

成果

文脈は創作を制限するものでもある中で、文脈の要素とどのように向かい合うかという態度と、その要素をどのように現代の普遍的な技術と組み合わせて、その時代・その場所にふさわしい建築をつくることができるか、ということに関する基礎的知見を体験しながら学ぶことができ、自身の創作に生かせるようになった。

ついた力

文脈の価値判断の基礎力

文脈は創作の拠り所になるが制限するものでもあり、その価値判断が重要で、文脈至上主義に陥らないように、そこに眠れる本質的な価値を掘り起こし、それ以外のものを振り切ることの基礎力。
歴史的環境の多いミラノでの建築設計の実践から、そのほんの一部分を学ぶことができた。

今後の展望

歴史的建築物の保存による維持行為のみならず、新しく建築をつくることによって、どのようにその地域固有の歴史や伝統などの文脈を継承、発展させ、その時代・その場所にふさわしい建築をつくり続けられるか、ということに関する議論の土壌の構築。

留学スケジュール

2015年
9月〜
2016年
7月

イタリア(ミラノ)

ミラノ工科大学の研究所での留学と、ミラノの建築設計事務所でのインターンシップ。(1)ミラノ工科大学の研究所での建築に関する企画、調査、設計、提案を通した学修、(2)ミラノの建築設計事務所での建築設計を通した学修

費用詳細

学費:納入総額

111,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

50,000 円

教授とアトリエにて
毎日共に学んだ研究所の学生メンバーと
ミラノ万博日本館のモックアップを再度デザインし花壇に転用
費用詳細

学費:納入総額

111,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

留学から繋がるストーリー “今、これやってます”

古代からの遺跡が残る歴史都市・ミラノでは、常に活発な批評のもとで、多くの現代建築が建っていくのを、暮らしの中で間近に見てきました。もちろん近代にも、近代主義建築などが多く建てられました。
その暮らしの経験を通して、歴史的環境に近現代建築が多く建つ都市(新旧混在都市)・ミラノの「空間イメージ」に関心を持ちました。
留学中にお世話になったミラノ工科大学の教員・研究者や、ミラノの建築家らとは留学終了後も関係を維持し、共同研究を行っております。2017年夏に共著で学会発表した内容は、学会で受賞しました。2017年秋にはミラノから教授が来日し、その冬には私がミラノを再び訪問・滞在し、現地調査を行いました。
現在、ミラノを対象に、建築の活用を通した空間イメージ論研究を行っており、近々、学会発表する予定があります。
この研究課題は、まだまだ検討の余地があるので、今後も留学で得た関係を大切にし、研究を発展させていく予定です。

近年変貌する、歴史都市・ミラノのスカイライン

ビザ申請手続きに関して

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

ビザ申請を始め、各種手続きにおいてイタリアは苦労することが多いと聞いていました。私が苦労したのは、ビザ申請に必要な受入大学からの受入承諾書がなかなか入手できないことでした。
他の申請や各種手続きに関しても同様に、一度言って待っているのではなく、ちょっとしても返事が来なかったら自ら再度連絡することが必要でした。電子メールなどで聞くときも担当者宛てに直接送付し、要点をまとめるようにした方がスムーズに進むと感じました。また、必要があれば、関係諸機関や先輩などに聞いてみると良いかもしれません。

これから留学へ行く人へのメッセージ

トビタテ!の支援を受けて留学した人は、選考や研修を通して留学目的や内容をブラッシュアップさせているので、素晴らしい留学をした人がたくさんいると思います。私は、後から振り返れば留学中の楽しい思い出を一覧にすることはできますが、苦労したことや後悔していることもたくさんあります。
ここで留学のロールモデルを探すのではなく、それらをいろいろ見てみて相対化した上で、自分なりの留学を探してみて下さい。