留学大図鑑

松尾博史

出身・在学高校:
山口県立山口高等学校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
工学院・機械系・エンジニアリングデザインコース
在籍企業・組織:

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福祉機器からおもちゃまで

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スイス連邦工科大学ローザンヌ校・Microengineering・LSRO
  • スイス
  • ローザンヌ
留学期間:
11か月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 815, TOEFL 71> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

留学全体を通して心がけたことは「とにかく自分がやりたいことを全部やる」ということだった.
まず,研究面では,以前から一度しっかり関わって勉強したいと思っていた『Exoskeleton(外骨格装具)』が有名な研究室に所属し,1年間じっくり研究させてもらった.
また,幼いことからの夢であった,変形おもちゃの設計を経験するために,企業の商品問い合わせページからその旨を伝え,実際にインターンを始めた.これは帰国後も継続している.
更に,現地の合唱団に所属したり,学生イベントに積極的に参加したり,課外活動も多く行うことができた.
この留学を通して,自分の中での許容範囲がかなり広くなった上,自分と仲良くなることができたように感じている.

留学の動機

もともと大学入学の際に,山口から上京してきたのは,より広い世界を見たいという思いが強かったから.
より広い世界を見たい・新しい経験をしたいという気持ちはずっと持ち続けており,そこから留学という発想に繋がった.
学部3,4年のときにそれぞれ2週間,アメリカとスウェーデンに短期派遣で留学したのを足掛かりに,今回の長期留学を決断した.

成果

Exoskeletonの研究では,目標としていた成果に一歩及ばないところで留学が終わってしまい,少し心残りがある.しかし,その研究活動を通じて,ヨーロッパの学生の研究能力の高さややる気を肌で感じ,自身のモチベーションアップに繋がっている.
玩具会社でのインターンシップでは,良い評価をいただいており,現在もプロジェクトを進行中である.
自分の中で最も大きな成果は,博士進学を決断したこと.

ついた力

自分と仲良くなる力

留学中は思っていた以上に自分の時間が多く,その時間を自分との対話に使っていた.
日本とはまるで違う環境で生活する中で,様々な刺激を受け,それに対して自分が思うこと,悩むことなどを一つ一つ自分で消化していった.
最も大きな悩みだったのは,博士に進学するか,就職するかだったが,自分が何を本当にやりたいのかをじっくり考えることで,納得いく形で進路を決めることができた.

今後の展望

留学を経て,自分がやりたいことがはっきりし,また,いろいろなことを一度受け入れてそこから自分で判断することもできるようになったと感じている.これを活かし,今までよりも多くのことを取り入れつつ,自分らしさも発揮できると思う.まずは,自分の研究とインターンを並行して進め,自分の夢をよくばって両方叶えたいと思っている

留学スケジュール

2016年
8月〜
2017年
7月

スイス(ローザンヌ)

医療・福祉ロボットを研究している研究室に所属し,約1年間研究を行った.
ミオパチー患者のための歩行支援機器"Autonomyo"を開発しているチームに所属した.
まず,被験者に負担のかからないモーションキャプチャシステムを用い,ミオパチー患者の歩行データの解析を行った.これにより,どの程度補助が必要かを定量的に把握することが可能となった.また,研究室に既にあったAutonomyoは初期プロトタイプであり,装着者に合わせた調整ができないものだった.関節の可動域も十分ではなく,これらの改善のために,プロトタイプの再設計を行った.改良により装着者が座った状態で着脱できるようになった.
また,友人たちとは毎月International Dinnerを開き,それぞれの国の料理を作って交流していた.
ローザンヌ市民合唱団にも所属し,1年で4回ステージに乗ることができた.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

73,000 円

生活費:月額

50,000 円

研究室のメンバーとのBBQ後
International Dinnerの様子
合唱団のコンサートのリハーサル
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

73,000 円

生活費:月額

50,000 円

2017年
2月〜
2017年
7月

その他の国・地域(在宅業務のため都市無し)

留学中,自分の時間を取ることができたため,事前研修で軽く口にしただけだった,玩具会社でのインターンシップも始めた.
幼いころからの夢であった,変形玩具の設計を経験するために,企業の商品問い合わせページからその旨を伝え,実際に始めることができた.
変形前と変形後のデザイン画をもとに,その2つを繋ぐための変形方法・仕組みを考え設計するパートを担当していた.
留学中に1つ目のプロジェクトが概ね完成し,現在はその細かい調整を行っている段階である.
帰国後も継続している.なお,この機関は,オフィスが無く社員も世界各国におり,SNSで仕事のファイルやメッセージをやりとりする在宅形態の会社であったため,留学先大学での研究と並行して取り組んだ.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

設計したおもちゃの設定画
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

福祉機器やヒューマンインターフェイスを研究している研究室がEPFL, ETHから集まる合同ゼミが開催された.
そこで,うちの研究室のExoskeletonの被験者の方が,自身の体験を話してくださる機会があり,その話を聞いて,心の底から「身体が不自由な人が少しでもやりたいことをできるようにしてあげたい」と思い,福祉機器の研究・開発を続けていこう!と決意した.それに伴って,丁度その頃悩んでいた博士進学も決断した.
この経験が無ければ,今の自分の進路を取っていなかったかもしれない.

合同ゼミでの集合写真

Tandem ~フランス語やっぱり必要じゃん~

  • 語学力 : その他の言語

学校内では英語ですべて事を済ませられるが,一歩学外に出ると,ローザンヌは意外と英語を話せない人が多い!!!
スーパーでも郵便局でも役所でも,英語を話せない人の方が多く,フランス語がどうしても必要だった(特に自分の場合は所属していた合唱団のメンバーが年配の方がメインでほぼフランス語のみだった)
Semester前のIntensive courseも履修したが,周りのヨーロッパ圏から来た友人たちはすぐフランス語を話せるようになっていき,完全に置いて行かれていた.
その状況から一転して,フランス語が急激に伸びたのは,Tandemを利用し始めてからだった.
週に2時間2回やっていたが,相手が良い人だったこともあって,ぐんぐん伸びていった.
Tandem利用のコツとしては,時間が合わせやすかったり,自分と合う人に当たるまで,いろいろ相手を変えてみることが挙げられると思う.

Tandemパートナー

留学前にやっておけばよかったこと

フランス語の勉強くらい.
他は十分に準備していくことができたと思う.

留学を勧める・勧めない理由

留学は絶対にお勧めです!
どんなことでも自分の糧になります.
新しい環境に飛び込むことで,自分という存在がブレブレになることもありますが,そんな体験は慣れ親しんだ日本では得難いものだと思います.

これから留学へ行く人へのメッセージ

自分に制限を設けずに,やりたいこと,興味を持ったことにはどんどん挑戦して,とりあえずはやってみることが大事だと思います!
留学に成功も失敗もありません!せっかくの機会なので,悔いの無いようやり切ってください!