留学大図鑑

木村 良輔

出身・在学高校:
東京都立駒場高校
出身・在学校:
国立大学法人 鹿屋体育大学 大学院
出身・在学学部学科:
体育学研究科 修士課程 スポーツ国際開発共同専攻
在籍企業・組織:

カナダの地域スポーツについて

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Kitchener Waterloo Sports Council
  • カナダ
  • キッチナー市・ウォータールー市
留学期間:
4か月
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

カナダのキッチナー・ウォータールー地区において、地域スポーツ発展のための知見を得るために、Kitchener Waterloo Sports Councilに所属していました。この組織は、ボランティア団体であり、市から委託されて、各スポーツクラブの指導者の教育プログラムを企画したり、KidSportsというNPO法人の支部となっています。募金活動を行い、スポーツクラブに参加できない子どもやその家族に、お金を寄付する活動も行っています。私は、そのほとんどの活動に携わりました。また、空き時間には、自らコミュニティセンターに行き、スポーツプログラムの運営方法や、展開、広報の仕方などを自分の目で見て学んできました。また、実際にスポーツプログラムに参加しました。また、現在通っている大学院の研究テーマとして「スポーツと社会統合」を学んでおり、スポーツプログラムに参加する移民や難民の背景を持つ子どもたちに対して、スポーツに関する効果を調査用紙を用いて調査を行いました。調査の結果、スポーツ活動場所として学校が主であり、近くの公園でのスポーツが多いことが分かりました。そしてスポーツを通して友達ができたという結果になりました。コミュニティセンターなどかなり充実した施設があるので、今後の社会適応を目指す一つの手段として、スポーツを用いた活動が有効的であるという趣旨の報告書を作成することができました。

留学の動機

スポーツの効果は広く知られていますが、近年その効果を用いて社会課題解決に利用する潮流があります。その効果、および地域開発にとても興味があり、海外のスポーツ状況を直接拝見したいと大学生の時から思っていました。そして、私の所属する大学院では、海外でのインターンシップが修了における必須単位となっています。海外に行ってスポーツを学ぶことが夢であり、大学院進学を決め、そして海外に行くことを決めました。

成果

探求したいことに対して、下手なりの英語で伝える努力をしました。たしかに恐怖心もありましたが、必ず理解してくれる人に出会えます。準備不足で悩み、自分を責め、明日への希望を失いかけましたが、助けてくれた人がいました。支えになってくれる人ができたこと、そして、自分の芯・核の部分を信じて一日一日過ごすことの大切さを学べたこと、それが一番の成果だったと思います。

ついた力

行動力

カナダはとても広大な土地で、主な移動手段はバスです。しかし、私はかかる経費を考え、中古自転車を購入することにしました。欠点としては、目的地までの所要時間がかかってしまうことでしたが、自転車に乗って極力興味のある場所に出向くようにしました。色々な活動に顔を出すことで、たくさんのつながりができ、自転車が導いてくれたことで交友が生まれました。

今後の展望

日本のスポーツは2020年のオリンピックに向けて、期待が高まっています。五輪後にも日本がスポーツに励み、現代社会問題の解決の一つの手段となるような仕掛けをどんどん作っていきたいと思っています。働き方改革を含め、教育制度や高齢化に伴う問題に対してスポーツができることを広げていき、豊かな社会づくりに貢献していくことを目指します。

留学スケジュール

2017年
4月〜
2017年
7月

カナダ(オンタリオ州、キッチナー・ウォータールー地区)

Kitchener Waterloo Sports Councilというボランティア団体に所属し、カナダの地域スポーツについて学びました。募金運動などのボランティア活動以外では、近隣大学の図書館を使用させていただき、スポーツに関する論文を読み知識を増やしていました。海外経験を通して、主に、カナダの文化、ボランティア精神、スポーツ運営方法などについて幅広く学びました。大学の近くのシェアハウスに住んでおり、社会人の方たちと共同生活していました。基本的な移動手段は自転車でした。また、いろんな文化の食事を体験することもできました。表面上生きていくための英語能力にはある程度の自信がありますが、深く知るためにはたくさん行動して、自ら学ぶ必要があります。日本での生活では当たり前のことであっても、海外では当たり前ではないことがあります。色々な気づきから、異文化理解についても学ぶことができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:雑費

100,000 円

筆者、ボランティア活動をするの巻
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:雑費

100,000 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

海外生活では、色々な事件が起きました。乾燥機に入れたTシャツが縮みすぎて着れなくなったり、カナダでの食の定番・ピザをオーブンで調理中に真っ黒げにしたり、電子レンジを使っただけで火災報知器が鳴ったりと日本では経験したことのないことをたくさん体験しました。また受け入れ先の担当の方とのやり取りの中でうまく意思疎通ができなかったり、何回も説明受けても理解できず、英語を受け入れられなくなったりと、心苦しくなることがたくさんありました。心が沈んでいるときに心の支えになったのは、「YouTube」でした。日本のバラエティー番組などをたくさん観て、何度心が救われたかわかりません。そして、自分はやっぱり日本人なんだなと改めて感じました。
また、海外生活で欠かせなかったモノは「自転車」でした。自転車がどこでも連れて行ってくれて、また多くの人との出会いのきっかけを作ってくれました。スポーツプログラムに参加して、自己紹介をして何しに来たのかを話して回ると、関連する人・素晴らしい人にたくさん出会うことができました。

自転車が導いてくれたもの

それぞれの勉強の仕方

  • 語学力 : 英語

私の英語との出会いは、おそらく多くの人と同じく中学生時代の英語の授業です。しかし当時は、あまり興味もなく、教科の中の一つとしか考えていませんでした。この気持ちに変化が生まれたのは、大学1年生のときの「ハワイ・1か月語学留学」でした。ハワイでは、異文化に触れる経験が初めてで、新しいこととの出会いが多く、夢のような1か月間でした。一方で、「言語の壁」を感じ、「部外者」という感覚を初めて味わいました。ハワイから帰国後、英語への興味・関心が高まり、独学や、大学の先生に勧めてもらった「多読」という方法で英語を勉強しました。「多読」は英語圏の子供たちが読むような非常に簡単な内容の英語の本をたくさん・早く読むことで英語を楽しく学びつつ英語力をアップしていく方法です。そういった練習・準備をして、ある程度の自信をもって今回のカナダに挑みましたが、会話中に全然言葉が出てこず、気持ちを伝えることができずに、早くも英語への自信がなくなりました。意思疎通を図る上では、読み書きも大事ですが、やはり話せないといけないと感じていたところに、偶然にも素晴らしい人との出会いがありました。それは、日本語を勉強している外国人です。彼は日本語を話す練習機会を探しており、私も英語で話す練習機会を探していたので、お互いの需要と供給が一致し、仲良くなりました。どちらも初心者として、失敗が当たり前でした。お互いが相互の状況を理解していることで、間違っても大丈夫、どんどん練習しようという雰囲気を作ることができました。そして、英語が少し話せるようになりました。英語の勉強の仕方はそれぞれだと思います。しかし、海外に行って日本語が使えない状況においては、英語が話せないと意思疎通ができません。準備段階でその国の言語をたくさん声に出して練習することをお勧めします。

これから留学へ行く人へのメッセージ

海外に行くことによる自分の成長に期待しすぎてはいけません。大して変わることはないです。しかし、海外生活中に起きる小さなことの積み重ねをすること、小さなことでも気づくことで、もしかしたら、何か新しいモノもしくは「自分発見」につながるかもしれません。何か見つけることができたら「ラッキー」だったのだと思うことが大切だと思います。