留学大図鑑

國吉 良輔

出身・在学高校:
早稲田高等学校
出身・在学校:
東京工業大学大学院
出身・在学学部学科:
理工学研究科電気電子工学専攻
在籍企業・組織:

修士課程

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 清華大学材料学院
  • 中国
  • 北京市
留学期間:
15ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,900,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

現地大学にて現地学生と共に入学式から共にする。入学後には、語学や専門といった講義の受講・単位取得と同時に研究活動を行った。それまでの学業バックグラウンドである電気電子工学に関するものとは異なり、現地では材料工学に関する学習・研究を行うこととなったが、現地指導教員とどうにか分野が重なる部分を探そうと話し、材料加工のコンピュータシミュレーションを行おうと決定した。2回の期間に分かれた留学であり、1回目の渡航の際には、授業単位を取得するという課題があったため、そちらを目指す目標を設定できた。2回目の渡航の際には、研究を完遂させるというあいまいな目標しか設定できなかった。
留学の結果としては、単位取得を完遂したものの、研究に関しては学位を取得できる論文を作成するレベルには達しなかった。

留学の動機

大学入学時より、アルバイトで貯めたお金を使い、海外旅行に行くようになった。大学院進学に当たり、中国へ留学することができる機会を知り、それまでに中国語を第2外国語として学習していたことも相まって、留学を決心した。

成果

留学中には日本人・外国人を含め、様々な境遇の人と出会う機会があった。その中には、国内トップレベルの中国人や短期留学の日本人・大学入学から中国で暮らす4年生の学部生・国費留学生としてアフリカから来た博士一貫過程の同級生など、日本で暮らしていると出会わない人とも知り合った。こうした生活の中では、自分がこれまでに触れたことのない考え方をする人と話す機会も多く、多角的なものの見方を得ることができた。

ついた力

妥決能力

日本での教育課程では、一般的に学生の能力内で実現できる課題が用意され、それらをこなすことで実績が認められるように感じられる。一方、留学生活中においては、課題は一方的なものではなく、取り組む以前より、自らが参加する交渉の中で課題を決定する機会が多かった。そうした中で、私は物事の決定能力である妥決能力を高められたと思う。

今後の展望

自らの今後に関しては、技術者として能力を研鑽していきたいという考えがある一方、留学生活中に経験したような、他者との折衝を行う役割を担っていきたいという考えもある。それらを踏まえ、20年後・30年後には技術の普及や標準化などに携わる仕事につければと思う。

留学スケジュール

2015年
8月〜
2017年
7月

中国(北京市)

清華大学に入学。語学や専門といった講義の受講・単位取得と同時に研究活動を行った。
2015年度秋学期及び春学期には、大学構内にある外国人留学生と中国人学生が2人で共同で居住する寮で生活し、中国語・中国文化・安全学・レオロジー・ナノ材料・磁性体・磁気双極子などに関する講義を受講と研究活動を実施した。この1回目の渡航では、7人の私と同時に日本から留学した学生と行動を共にすることが多かった。
2回目の渡航に当たる2017年春学期には、大学構内にある外国人留学生寮にて生活した。この寮では、2人の外国人が共同で生活をするが、ルームメイトと顔を合わせる機会はほとんどなく、1人でいることが多かった。また、単位取得が住んでいるため、研究活動に専念した生活リズムであった。この2回目の渡航では、気の合う仲間を作ることができず、孤独に感じることが多かった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

1,000,000 円

項目:雑費(渡航前費用・学内費用・研究に必要なコンピュータなど)

1,000,000 円

大学院入学式
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

1,000,000 円

項目:雑費(渡航前費用・学内費用・研究に必要なコンピュータなど)

1,000,000 円

スペシャルエピソード

就活にも効いた!留学経験

日本及び海外の大学双方で在籍し、研究活動を行う理系学生は、現在多いわけではなく、日本での就職活動の際には、留学経験自体が話題となることが多かった。また、留学経験を話す中で、日本人学生の多い欧米ではなく、中国へ留学したという点に関しても、ビジネスパーソンからの視点では中国の存在感が大きいため、中国での生活上の話題などが「効いた!」と感じる機会が多かった。
1度海外に留学している日本人学生向けの就職フォーラムに参加した際には、理系学生の留学生が珍しいという反応を受けることは多かったが、参加企業として採用したいタイプの学生としてマッチングしていないような感触を受けた。これは、参加したフォーラムの実施場所や、規模にもよるとは考えられるが、少数派留学生の立場となる留学では、そういった理由も理解できると今では感じている。

シンガポールでの就職フォーラム

語学力向上の源

  • 語学力 : その他の言語

度々、「語学力を上げるには、外国人の恋人を作るといい」といった話を聞きます。私の場合はこのケースではありませんでした。
私が中国語を学び始めたのは、大学1年の必修科目である第2外国語で中国語を選択したときでした。その講義では、ほかの科目と同じように、一定の成績を収めることができていました。
しかしながら、初めて現地へ旅行した際に、中国語を学習していたにもかかわらず、言葉が通じない・理解できないといったみじめな思いを経験しました。共に行動した友人は中国語に精通しており、私だけができない状況により、その劣等感を重く感じる経験でした。私にとって、現地での行動に必要で、それができるかどうかで異文化経験に大きく影響するであろう語学において、身近な人と比べたうえで感じる劣等感が自らにあり、それをなんとか補いたいという思いが、語学学習を続ける原動力になっていると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

可能性が100パーセントではないような目標であっても実行でき、万が一達成できなかったり、失敗した場合であっても、倫理的道徳的な大きな誤りがなければ将来に強く響くことなく挑戦することができる機会である学生時代の留学は、本質的に自由な計画で行動できる人生における最後のチャンスかもしれません。そのような留学の計画・実行・振り返りはそれらすべてが自らの視野を広めることにつながるはずだと私は考えます。