留学大図鑑

ガオ・ソン

出身・在学高校:
浅野学園高校
出身・在学校:
早稲田大学
出身・在学学部学科:
文学部アジア史コース
在籍企業・組織:

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中国のナショナリズムって実際どうなの?

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 北京大学国際関係学院
  • 中国
  • 北京
留学期間:
11か月
総費用:
1,320,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<HSK6級182点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<HSK6級205点>

留学内容

テーマは、「中国のナショナリズムを経験し学ぶ」。そして、ナショナリズムの研究と情報の発信を通じて、日中双方が相手に抱く固定観念を破壊する手助けが目的だった。日本との相互不信がしばしば語られる中国だが、実はわれわれ日本人は彼らがどういう論理を持ち、どういう歴史のナラティブ(物語)を持っているのか、大して理解していないのではないか。そう考え、世界中から優秀な人材が集まり、かつ党にも多くの人材を送り込む北京大学で学び、暮らす。さらに、留学プログラム上、中国人たちと同じ授業を受けられ、学位も取得できる。そうして学んだ経験を、インターネット(ブログ、ツイッター、ウェイボー)で発信しようとした……が、そもそも自分の持っているナショナリズムの知識があまりに乏しくかつ「実際」を知らなかったため、インプットを重視し、授業を受ける傍ら積極的に中国各地(東北地域、広州武漢南京、チベット・ウイグルなど!)を訪れ、人々と出会い、たくさんの紀念館(×博物館)を訪ね、中国のナショナリズムを体感し、その経験を発信すべく、日本人留学生向けの勉強会を主催し、意見交換を行った。

留学の動機

生来歴史、特に中国史に興味がありなぜ日中が対立しているのか疑問を抱いていた。台湾に語学留学した際、現地の学生と交流する中で「親日」な台湾だけでなく、日本ではあまり語られないが彼らに大きな影響を与えている2.28事件などを学んだ。中国も同様に、彼ら特有の価値観を抱えており、それは旅行や語学留学より、現地のエリートと共にナショナリズムを学ぶ交換留学だからこそ体感できるのではないかと感じ、留学を決意した

成果

日中交流系のイベントや同じトビタテ生の主催した孤児院訪問を手伝うなど様々な活動を通して日本という国を知ってもらったが、一番の成果は各地を訪問し、普段日本人と会えない現地人や旅人と触れ合うことで、実際の(党やメディア、ネットの伝えるのとは違う)日本人を知ってもらうことができたと自負している。同時に、自分も多くの民族の友人を得て、日本で伝えられる中国とはちがった姿を深く知ることができた。

ついた力

寛容力

寛容力とは、「他人が何をしてようが気にならない力」を指す。中国で暮らし各地を訪れる中で、漢民族のみならず多くの地方、民族の暮らしや価値観を目の当たりにし、そこに共通点などないこと、それを非難したり、変えさせようとすることは不可能で間違っていると痛感した。そして、各人の違いを自覚して尊重し、そのうえで問題に対して意思決定を行う重要性を学んだ。

今後の展望

留学を通じて外交というものに興味が湧いたため、今後は、留学で培った寛容力と中国知識、生活力(笑)を活かして外交に携わる仕事をする予定。

留学スケジュール

2016年
9月〜
2017年
7月

中国(北京)

中華人民共和国の北京大学国際関係学院に留学し、1年間現地の中国人と全く同じ授業を受け、単位を39単位分取得し、学位を取得(予定)。実践活動としてはブログを通じて中国のことを発信しようとしたが、自分自身の経験の少なさに気づき、まずは中国各地(東北部、華南、チベット、ウイグルなど)を旅してまわり、現地の各民族と交流した。また、その経験を共有すべく、日本人学生と現地駐在員を集めて勉強会を主催し、「知の交流」に努め、毎回様々な大学から10人以上を集めた。そのなかで、各分野のプロフェッショナルたちをつなぎ合わせることで、より大きな知識が得られることを実感した。また、大学よりもむしろ旅先で多くの友人を得たことで、様々な階層、民族の価値観、多様な中国を学んだ。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

4,500,000 円

生活費:月額

50,000 円

チベットにて
勉強会
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

4,500,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

私の住んでいた寮はアジア青年の交流寮で、定期的に交流会が開かれていました。春節前のクリスマスのこと、その日は寮の中の図書館に集められ、中国人学生と一緒に「対聯」を作ることになりました。対聯(どぅいれん)というのは、皆さん見たことありますか?よく、中国の古い家の入口の両サイドに貼ってある、赤くて細長い文字の書いてある短冊のようなやつです。案外中国当地では見かけたものですが、その日は一緒にそれを作ることになりました。
これが……難しい!自分はそれはもう字が汚くて習字もまともにできず、それはもう情けない有様でした……。そこで、私は敢えて漢字ではなく満州語(清朝を建てた満州人・満族たちの文字)で書いてみました!ちなみに、今振り返ってみると、けっこう文字間違えてますね!恥ずかしい!

習字!
満州語
どぅいれん

都会なのにスラムのような街並みだったけど安全

  • 生活 : 治安・安全

中国第三の都市、広州を訪れた時のこと。前日まで中国人の友達と一緒に宿泊して遊んでいたのだが、近くにある梁啓超の家をどうしても訪ねたかった自分は、一人で広州南駅の近くに宿をとり、朝の高速鉄道に乗ることにしました。
しかし…ここで問題発生!宿の位置がアプリ(中国では宿泊先はアプリでだいたい予約する!)に載っている場所とはぜーんぜん違うことが発覚。エキナカと書いてあったのに、どこにもそんなものは見当たらず、駅のホテル案内に聞いてもそんなところは知らんと言われる始末…。
仕方ないので宿に電話してみると、つたない中国語で何とかコミュニケーションをとり、迎えに来てくれることに。紆余曲折の末に無事に合流したものの、バイクに乗せてくれて、向かった先が…遠い!駅をグングン離れ、街並みはどんどんビルがなくなり、ついに(失礼だけど)真っ暗でしかも壁が壊れかけの、スラム街みたいな路地に到着!正直、死を覚悟しました!
が、実は本当にここの路地裏にホテルがあり、無事に宿泊することができました。宿の店主もいい人で、次の日朝5時にわざわざバイクでまた送ってくれました。
中国というと治安の悪化のイメージがありますが、自分としてはけっこう田舎も訪ねましたが、危ない思いはしませんでした。

これでも都会

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学というのは、外国を知るだけではなく、日本を再び知ることでもあります。「日本対世界」という狭い見方を捨て去り、日本を世界の190数か国の中に相対化し、その中で、実は日本特有ではなかったもの、実は日本特有だったもの、実は日本がスゴクなかったもの、日本がスゴかったもの、それらを客観的に学ぶことこそ留学の学びです。