留学大図鑑

堀内しおり

出身・在学高校:
山梨県立吉田高等学校
出身・在学校:
筑波大学
出身・在学学部学科:
人文社会科学研究科 国際地域研究専攻
在籍企業・組織:

モロッコ療養記

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アル・アハワイン大学
  • モロッコ
  • イフレン
留学期間:
10ヶ月
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,280,000円
  • (独)日本学生支援機構の第1種貸与奨学金 450,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEFL iBT 73> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL iBT 93>

留学内容

現在私は大学で、北アフリカにおける女性の教育・就業に関する問題、またそれを取り巻く法制度設備に着目して、同地域の社会における女性観やジェンダーに関して研究しています。この研究からより実践的な活動を行うために、以下の2つの留学計画を立てました。1つ目は、現地ジェトロ・ラバト事務所でインターンシップを行い、イスラーム圏でのビジネスを実際に経験することです。2つ目は、モロッコのアル・アハワイン大学での8か月間の交換留学およびフィールド調査を通して、北アフリカにおける宗教社会学とジェンダー研究を学ぶことです。フィールド調査では、修士論文研究のための現地大学生へのヒアリング調査、PJDの女性のエンパワーメント事業の現場訪問などを行った。これらの活動を通して、①日本人が行う開発プロジェクトあるいはビジネスにおいて、宗教や文化に対応したアプローチを学び、自身が日本人女性だからこそもてる強みを探ること②大学にて、現地でのイスラーム地域研究とジェンダー研究をより実践的に学び、北アフリカ地域の特徴をつかむこと③現地での生活と学習を通して語学能力の向上、さらに人的ネットワークの形成を図ることにより、強い発信力・企画力を持った人材となること、の3点を目指しました。 ③に関しては、大学の学習言語である英語に加え、モロッコの公用語であるアラビア語とフランス語の学習していました。

留学の動機

大学入学前より留学に対して憧れがありました。専攻の宗教学について学習を進めるにつれて、中東・北アフリカの地域に興味を持っていき、イスラームについて現地で実際に生活して感じてみたいという想いが強くなっていきました。留学を支援するプログラムや交流が盛んな交換留学の協定大学があったことが、モロッコという情報の少ない地への留学を後押ししてくれた。

成果

上記の目標②・③については、交換留学先の大学で大きな成果を得ることができました。留学先はイスラーム研究やジェンダー研究の授業が充実しており、日本の所属大学では得ることのできない情報が多くありました。また留学生が多い大学であり、モロッコ人学生と留学生とでディスカッションを積極的に行ってくれる授業が多かったので、それぞれと交流を深めるとともに、モロッコの特徴をより実践的に感じられることができた。

ついた力

あきらめ力

留学中は予想もしていなかったトラブルに巻き込まれ、計画通りに進むことの方が稀でした。一つ一つに最大の力を注ぐのも大切なことですが、その案がダメになった時、心に余裕を持って”あきらめること”が重要です。限られた時間のなかで、いかに落ち込まずに、いかに早く代価案を移れるかにかかっています。

今後の展望

今年度の直近の目標は、留学先で得た調査結果をもとに修士論文を執筆することです。来年度からは日系企業への就職を予定しているが、海外との接点の多い部署や担当を目指している。個人的な活動の範囲にはなるかもしれないが、中東・北アフリカ地域との文化交流活動についても、大学時に立ち上げた団体や留学先でのネットワークを生かして、日本での情報発信や交流を継続していきたい。

留学スケジュール

2016年
8月?
2017年
5月

モロッコ(イフレン)

2016年8月22日〜 交換留学開始
大学の寮に居住開始/モロッコ人と2人部屋/留学先では単位変換規定の10単位以上を取得/日本クラブに所属し、日本語の授業の補佐などをする/アウトドアクラブでは、ハイキングやサーフィンに挑戦/女性支援活動を行うNGOを訪問
2016年9月末〜10月 体調を壊し入院、モロッコの病院もまあ大丈夫だった
2017年2月 ジェトロ・ラバト事務所でのインターンシップ(2週間)
在モロッコ日系企業連絡会の運営の補佐など
〜2017年5月 交換留学終了

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

犠牲祭の休暇に大学の友人宅に滞在
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

イード・アル・アドハというイスラム教の祝日で、前後含めて4日間のお休みがあったので、大学で知り合った子の実家に急遽お邪魔することになりました。犠牲祭と訳されるこのお祭りでは、羊を生贄としてささげる意味で家でまるごと一頭屠殺します。その肉の3分の1は自分達家族で、3分の1は親戚や友人、残りの3分の1は羊を買う事のできなかった貧しい人々へと分けるとされています。
そのため親戚が集まったり、近所の人に挨拶してまわったりと日本のお正月に近いような気がしました。
モロッコ北西部アルジェリア国境近くのウジュダという町は、北部では規模の大きい街ではありますが、”観光”といった雰囲気はなく、現地の生活そのもののなかでこのお祭りを経験できたことはとても貴重な体験でした。そして何といっても、見ず知らずの外国人を家族の大切な時間に招き入れてくれ、5人目の姉妹として私を扱い、音楽と笑顔の絶えなかった、この家族との出会いに感謝しています。

犠牲祭で屠殺した羊
犠牲祭中の朝食
伝統衣装(ジュラバ)を貸してもらう

表情と言葉

  • 住まい探し : 学生寮

留学先では、ほとんどの期間を大学の学生寮でモロッコ人のルームメイトと暮らしをともにしていました。自分はもともと根暗でわかりづらい性格だとはわかっていましたが、これまで以上にコミュニケーションを図っていくことに苦労しました。当たり障りのない言葉や感情を抑えた表現は、同居人にはあまり響かず、心を開いていないとも言われました。喜怒哀楽を明確な言葉に表すこと、表情も日本にいる時より意識的に表現したことにより、徐々に打ち解けた関係を作ることができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学の初めのきっかけはどんなものでも構わないと思います。小さな疑問や興味を大切にして、留学や留学先での新たな出会いに飛び込んでいってください。
留学を通して、大きなことに挑戦しようとすれば、その分後悔も多くできました。しかし、その後悔を次の課題とそこに向き合うパワーにして、これからも頑張っていきたいです。