留学大図鑑

やまげん

出身・在学高校:
横浜共立学園
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
生命理工学院
在籍企業・組織:

アメリカの土壌から新しい抗生物質を探す!

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カリフォルニア大学バークレー校
  • アメリカ合衆国
  • カリフォルニア州バークレー
留学期間:
7ヶ月強
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 160,000円
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 50,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC 890 TOEFL 90> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私は現在、あらゆる環境の土壌に住む微生物から新しい抗生物質を探索する研究を行っています。この研究の背景には、薬剤耐性菌という抗生物質が効かなくなる病原菌が蔓延し感染症が猛威を振るっている問題があります。感染症の拡大を防ぐためには、薬剤耐性菌がどのようにして抗生物質への耐性を獲得したのかを理解し、耐性菌に対抗する新しい抗生物質を作ることが重要です。私はこの2つのアプローチを深く学ぶために、薬剤耐性菌の研究において権威とも言われるLee Riley教授の研究室で学ぶことを決めました。
研究室で実際に行った研究は2つあり、1つ目はブラジルの野鳥の糞に含まれる大腸菌がもつ薬剤耐性に関する遺伝子を突き止めること、2つ目はベイエリアから採取した土壌から新しい抗生物質を探すことです。
前者の研究は同じ時期にブラジルから留学しに来ていた研究者の研究に参加する形で行い、後者は自分のテーマということで個人的に行いました。

留学の動機

学部2年生の時、大学の短期留学プログラムでアメリカのワシントン大学とマサチューセッツ工科大学にを訪問しました。海外の大学を初めて目の当たりにし、その研究施設の規模の大きさや学生たちの志の高さに刺激を受けました。必ずしも海外の大学の方が研究レベルが高いということはありませんが、一度この環境で研究をしてみたいという強い気持ちに駆られ、留学を決意しました。

成果

研究成果としては、
・ベイエリアから採取した45の土壌サンプルから、大腸菌に成長阻害を引き起こすような作用をもつ化合物を見つけることができた
・従来の方法における欠点を克服した手法を開発することができた
があります。
またラボでは、自分から主張しないと存在を忘れられてしまうような風潮があり、自分が頑張っていることや日々の成果を積極的にアピールする力を得ることができました。

ついた力

とりあえずやってみる力

留学を通して、一人で悶々と悩むよりとりあえず手を動かしてやってみよう、という気持ちが強くなりました。というのも、周りにそういう人が多かったり、自分が思ったことを英語に変換してから聞いたりというような作業が面倒だったりしたからです。とにかく口に出して主張し、手を動かして行動するといった精神が身につきました。

今後の展望

アメリカで得た研究成果は、その続きを日本で行い修士論文として残す予定です。
卒業後はメーカーの研究職として働きます。留学を通して、生活環境が変わることによる健康への影響を強く実感しました。どのような食事変化がどのような影響をからだに及ぼすのかというのは人種によっても様々で、異なる土地での生活を通して抱いたそのような疑問などに体当たりする研究をしていきたいと思っています。

留学スケジュール

2015年
8月〜
2016年
3月

アメリカ合衆国(カリフォルニア州バークレー)

私は現在、あらゆる環境の土壌に住む微生物から新しい抗生物質を探索する研究を行っています。この研究の背景には、薬剤耐性菌という抗生物質が効かなくなる病原菌が蔓延し感染症が猛威を振るっている問題があります。感染症の拡大を防ぐためには、薬剤耐性菌がどのようにして抗生物質への耐性を獲得したのかを理解し、耐性菌に対抗する新しい抗生物質を作ることが重要です。私はこの2つのアプローチを深く学ぶために、薬剤耐性菌の研究において権威とも言われるLee Riley教授の研究室で学ぶことを決めました。
研究室で実際に行った研究は2つあり、1つ目はブラジルの野鳥の糞に含まれる大腸菌がもつ薬剤耐性に関する遺伝子を突き止めること、2つ目はベイエリアから採取した土壌から新しい抗生物質を探すことです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

研究室にて
東工大から訪問に来た学生を案内
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

留学が始まって間もない頃、ウェルカムパーティを始め多くのパーティが続いていました。研究室に通い始めたものの、予想以上のラボメンバーの年齢層の高さに慣れず、またほとんどがブラジル人だったためポルトガル語が共通言語でありラボに行くのが嫌になっていました。研究以外のことに費やす時間が増えていたとき、日本にいる親しい友人とのSkypeで「アメリカに何をしに行ったんだ」と喝を入れられました。環境に慣れないだけでめげるような意志の弱い人間ではなかったはずだと勇気付けられ、ラボでも積極的にコミュニケーションを取るようになり、指導教官とのミーティングの機会も増やすようになりました。留学開始間も無くして心が折れそうになった私を立て直してくれた友人には心から感謝しています。また、アメリカの研究室の指導教官にもとてもお世話になりました。第2セメスターで寮を出るためお家を探していた私に、親戚のお家の一室を貸してくれたり、日本のお正月が恋しい私に御節を振舞ってくれたりと、研究以外でも親しくしてくれた指導教官には感謝してもしきれません。

指導教官が作ってくれた御節料理

研究先を探す時

  • 留学先探し : 大学院

私は研究留学だったため、留学先の研究室を探すことが必須でした。
一番楽で正確なのが、自分の所属する研究室の指導教官が海外に知り合いの先生がいる場合です。知り合いがいるならば、指導教官にお願いして連絡をとってもらえばほぼ決まります。私の場合知り合いの先生がUC Berkeleyにいなかったため、興味のあるラボを探し、かたっぱしからそのラボの教授にメールを出しました。断られる場合がほとんどなので、めげずに続けることが大事です。また、お願いするときに自分のCVを添付するのですが、これは誰か詳しい人に添削してもらうべきだと思います。ネットに型のようなものがたくさんありますが、経験者に添削してもらうのが一番です。またメール本文も添削してもらいましょう。知らない学生からたどたどしい英語でメールが来ても、受け入れてくれる先生はおそらくいないので。研究の経験が豊富でなければならないということはあまりないと思いますが、少し盛るくらいでCVを作成し、あとは熱意を伝えること、そしてこれら全て正確で好印象な英語で書くことが重要です。

ソウルフードは持って行こう

  • 生活 : 食事

留学中、珍しく高熱を出す風邪になったときとお腹を壊したとき、食べ物がなくて困りました。寮の食堂に並ぶ脂っこいお肉メインの料理たちは全く食欲をそそらず、ひたすら寝てお腹がすいても我慢する日々が続きました。そうなるとどうしても回復が遅くなるので悪循環でした。私は和食が大好きなので、体が弱るとさらに日本食が恋しくなりました。そのとき友人がくれたインスタント味噌汁が本当に美味しかった覚えがあります。そのときから、日本にいる家族にお願いしてインスタント味噌汁とフリーズドライの和食を送ってもらうようになりました。これらは非常に便利なので強がらずに持っていくことをお勧めします。

留学前にやっておけばよかったこと

留学中にお金を使いすぎて帰国後の今つらいので、留学中もあとも余裕をもって暮らせるようにバイトに励むなり貯金に励むなりしておくといいなと思いました。特に修士の学生は帰国後にバイトに励む余裕がないと思うので、前にお金を貯めておくといいかなあと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学が決まったはものの不安だらけ・・・そう思っているひともたくさんいると思います。行く前は私も心配事が絶えませんでしたが、全部行った後なんとかなります。なので、行く前に会いたい人に会い、感謝の気持ちを伝えたい人に伝えましょう。留学を思いっきり楽しめるように日本でやるべきことをやってから出発するといいと思います!