留学大図鑑

Shiro

出身・在学高校:
釧路工業高等専門学校
出身・在学校:
長岡技術科学大学 大学院
出身・在学学部学科:
工学研究科 エネルギー・環境工学専攻 (博士後期課程)
在籍企業・組織:

専門に対して他分野からのアプローチを学ぶ

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of Cambridge, Dept of Chemical Engineering, BP Institute
  • イギリス
  • ケンブリッジ
留学期間:
3ヶ月
総費用:
700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 680,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

全体テーマ:研究対象における他分野からの視点を学ぶ
研究テーマ:粒子懸濁液薄膜の乾燥現象に関する研究
 日本で行っていた研究対象と似たような条件で研究をおこなっている研究者の下で,自分の研究の今後につながる実験データの取得(投稿論文1報分)を目指していた.しかし,実験が難航し実際に取得できたデータ量は1報分には満たなかった.しかし,新たな実験技術は習得できたので,日本帰国後,実験環境を整え,実験データの補足を行っている.
 今回受け入れていただいた,ケンブリッジ大学の先生は,もともと面識はなく,一から自分で連絡をとり,留学受入の許可を得る作業まで行ったため,すごく大変であったが,やりがいはあった.さらにここでその先生とつながりを持てたことは今後の研究および人生において非常に意味のあるものだと考えている.

留学の動機

 私の研究分野はレオロジー(非ニュートン流体力学,ソフトマターなどなど)と呼ばれる学問で,この分野の研究者の出身は主に,機械系,物理系,化学系の3つに分類される.私は機械系出身者で流体力学的視点から研究を進めている.しかし,今後この分野において世界で活躍できる研究者を目指すのであれば,他分野からの視点を学び,研究に対する選択肢および視野を広げていく必要があると考え,化学工学の先生の指導を受けた.

成果

 留学成果は,指導教員や研究室の友達などあらゆる人とつながれたことである.特に,今後研究者としてこの分野で生きていく場合,このつながりは非常に重要な意味を持つ.今後も連絡を取り合い,このつながりを継続していきたい.さらに,トビタテという異分野の学生がごっちゃになる環境へ初参加し,異分野の人との交流の重要性を痛感した.日本において(学校,会社問わず)そのような場が非常に少ないことがわかった.

ついた力

楽しむ力

どんな新しい環境に放り込まれても楽しめることが判明した.
イギリスはご飯はあんまりだけど,ビールとウイスキーがおいしく,酒の席の大事さがわかった.

今後の展望

あらゆる視点からモノ考えられる研究者,さらに学生を海外でも活躍できる人間に導ける指導者を目指し,今後も研究活動を進めていこうと考えている.そのためにも,いろんな分野の人と関わる機会を増やしていこうと考えている.

留学スケジュール

2016年
12月〜
2017年
2月

イギリス(ケンブリッジ)

 留学期間中は指導教員の下,研究活動を実施した.実施内容は主に,実験方法の開発で,当初予定していた内容までは到達しなかった.
 ケンブリッジはカレッジ制(寮みたいなもの)の大学でカレッジごとにPubがあり,毎晩のように通い,研究室以外の学生との交流を持つことができた.
 ケンブリッジ大学は世界大学ランキングでトップレベルの大学であり,学力的に通用するのか心配だったが,研究の話ではそんなに遠い存在ではないと感じた.基礎学力の差は感じるものの,研究に対する考え方は負けないと感じ,大学院生(専門性)という自分の武器を一つ持つことの大事さを学んだ.
 私は英語学習において中学2年生で挫折して中学英語も満足にできないレベルであったが,研究に関しては何とか意思の疎通をとれていた.その理由としては研究においてよく論文を読んでいたためであろう.しかし,日常会話は基本何言っているかさっぱりだった.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

95,000 円

生活費:月額

60,000 円

研究室のクリスマスパーティー
実験の様子,留学期間中ずっと白衣に慣れなかった
正月休みにストーンヘンジ!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

95,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

ケンブリッジ大学では毎日,コーヒーブレイク(ティーブレイク)という時間が一日二回設けられている.同じ建物にいる人はその時間になると,休憩スペースに集まりコーヒー片手に約30分ほど談話する.
このような時間を利用し,異分野の人との交流をすることによって,自分研究に新しいインスピレーションを与えることが可能となっている.このような時間は研究においても非常に重要であると感じたし,会社にとっても,このような時間を利用して会社全体の流れを把握し自分の仕事に役立てることができる非常に良い時間だと感じた.現状日本では,このような役割を果たす場所は喫煙所ぐらいしかないのではないかと感じる.タバコミュニケーションの強さの再確認と,日本におけるちょっとした問題点を学んだ貴重な経験である.

同じ建物で勉強している友達たち

英語力なくても何とかなる

  • 語学力 : 英語

中学レベル以下の英語力でも意思の疎通はできる.さらに深い内容を話したいのであれば,結局単語力だと感じた.今回は一つの研究室にイギリス,イタリア,フランス,ドイツ,中国の様々な人たちが集まっていて,基本みんな正しい英語は使ってない(自分がその違いに気づけるレベルではないけども)と感じた.
 また,複数人での会話は難しかったので,私の場合,たばこ友達を一人見つけて,たばこを一緒に吸いに行くことで2人での会話を行える環境を作っていた.

留学を勧める・勧めない理由

研究に関して日本人は普通に世界で戦えるレベルなのに,英語という言語の壁だけでどうしても活躍の場が狭まってしまう.理系こそ英語を学び,世界を知る必要があると痛感した.

これから留学へ行く人へのメッセージ

 とりあえず,毎日,現地の言葉であいさつしていれば,仲良くなれる(現地の言葉の挨拶ぐらい覚えていきましょう).つかみは大事です.
 英語に自信がないのであれば,何か一つインパクトを与えられるものを持っていきましょう.特技を披露するとか,お土産を持っていくとか,「○○な奴が来たぞ」という印象を与えられると,今後の留学生活に絶対活きてくるはずです.