留学大図鑑

ねーさん

出身・在学高校:
大阪府立北野高等学校
出身・在学校:
京都工芸繊維大学大学院
出身・在学学部学科:
工芸科学研究科デザイン学専攻
在籍企業・組織:

多分野多国籍チームで臨む実践的なデザイン

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・芸術・美術・音楽・デザイン・演劇
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アールト大学 IDBMプログラム
  • フィンランド
  • エスポー
留学期間:
10ヶ月
総費用:
1,800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

International Design Business Management (IDBM)プログラムに参加し、デザイン、ビジネス、工学を学んできた多分野多国籍な学生たちとチームに分かれて産学連携プロジェクトに取り組みつつ、チームワークやマネジメント等に関する講義を受けることで実践的なデザインに挑戦してきた。
その中で私たちはUNICEFフィンランドとUNICEFウガンダをクライアントとするUniWASHプロジェクトに取り組んだ。ウガンダ北部の小学校の汲み取り式トイレが定期的に汲取られず不衛生な状態であり、かつたとえ汲み取られたとしても学校付近に放置され危険である、という問題を解決するためのサービスを提案することがテーマであった。IDBMのみならず、ヘルシンキ大学、ウガンダのマケレレ大学の人類学や保険衛生学を学ぶ学生も含む大チームで、2回のウガンダ現地調査、フィンランドでのグループワークを重ね、「トイレを汲み取り、堆肥化し、小学校の畑等で使用する」というプロセスを地域の人々の手によって実現するサービスを提案した。

留学の動機

学生のうちに同じ学生という立場で刺激を受け、異文化を体験したかった。しかし、留学して学びたいことが明確ではなく、色々な言い訳で諦めかけていた。本当に留学しなくて良いのか?と自問自答を繰り返し、言い訳の一つずつの解決法を考えると実はどれも大した言い訳ではなかった。行くと決意して宣言してから、留学を最大限活かせるように自分を見直し、先輩に相談し、目標を立ててプログラムを選んだ。

成果

UniWASHプロジェクトで提案したサービスの実現によって、トイレが定期的に汲取られるようになり、子供達の衛生状況が改善し、学校やコミュニティの活性にもつながることが期待できる。ヘルシンキ現代美術館での公開プレゼンテーションでは、チームを代表してピッチを行い好評価を得ることが出来た。UNICEF側からは良い評価が得られたため、今後サービスが実現されることを願っている。

ついた力

飛び込み力、比較力、?力

①留学中に色々乗り越えた経験、および今しかないという制約から例えばアフリカンヘアスタイル等に挑戦したことで、飛び込む勇気が高まった ②ある事柄に対してフィンランドでは、ウガンダでは、あの人の意見はこうだった、と比較して考えるようになった ③特に言葉や習慣など、何で?と思ってすぐに調べて見ることが増えた

今後の展望

修士制作では今までの経験とネットワークを活かして、留学生を支援し日本人学生の国際交流への興味を高めるためのサービスをデザインしており、大学と協力し実現を目指している。卒業後はデザイナーとして多様な人と協力しながら、デザインの力で実際の問題を実際に解決してゆきたい。

留学スケジュール

2015年
9月〜
2016年
6月

フィンランド(エスポー)

International Design Business Management (IDBM)プログラムに参加し、デザイン、ビジネス、工学を学んできた多分野多国籍な学生たちと共に実践的なデザインに挑戦してきた。
その中で私たちはUNICEFフィンランドとUNICEFウガンダをクライアントとするUniWASHプロジェクトに取り組んだ。ウガンダ北部の小学校の汲み取り式トイレが定期的に汲取られず不衛生な状態であり、かつたとえ汲み取られたとしても学校付近に放置され危険である、という問題を解決するためのサービスを提案することがテーマであった。2回のウガンダ現地調査、フィンランドでのグループワークを重ね、「トイレを汲み取り、堆肥化し、小学校の畑等で使用する」というプロセスを地域の人々の手によって実現するサービスを提案した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

56,000 円

生活費:月額

60,000 円

項目:渡航、保険、学生組合、交際、文芸体験、旅行

640,000 円

UniWASHプロジェクトチーム
IDBMers in アールトデザインファクトリー

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

分けてオイルを塗りこまれたエクステンション(一部)
恐怖の瞬間!最後の仕上げ

ウガンダ現地調査にて、以前から気になっていた女性達の髪型を間近で見て触って、好奇心が爆発。友人に付き添ってもらい美容院に向かい、美容師さんと共にエクステンション用の髪を買いに行く所からスタート。購入した髪にオイルを塗りこんでから、私の髪に編み込んでゆく。日本人の髪は柔らかく滑りやすいので難しいそうだ。彼は北部内戦後に南部の首都から、より給料の高いこの地域に移動してきており、お金を貯めて自分の美容院を出すことを目標にしていた。内戦の影響で南北格差があると学んできていたが支援によって南部よりも潤っている所もあることを知って驚き、一つの情報源だけではなく、違う立場からの情報を比較検討することが重要だと再確認できた。
編みやすいように首を曲げたり曲げたりしながら座り続けること約4時間。編み終わって用意された太めの針と糸。髪が広がらないように縫うと言う。もちろん髪同士を縫うので痛くないが、ウガンダ滞在中で最も恐怖した瞬間だった。
全部でほぼ5時間をかけて完成。代金は約1300円で閉店後に美容師さんが店主から受け取っていた日当はずいぶん少なそうだった。文化体験と共に暮らしを垣間見ることができ、ウガンダ人から声をかけてもらう機会も増え、良い経験になった。しかし洗えず痒くなるし、硬い髪がチクチクして辛く、一度の経験で満足である。

保健センターでの予防接種

  • 生活 : 病院

アールト大学には保健センターがあり、1回目は看護師が、必要であれば医者の先生が診断・手当てしてくれる。しかし、事前に予約が必須であり、その方法は保健センターに電話をかけ、掛け直しを待ち、そこで日時を予約するという手順である。ウガンダに調査旅行に行ったため、必要な予防接種を受ける必要があった。それには通常の診断・手当てとは別の電話番号に電話し予約を行う必要がある。しかし、その専用電話番号の掛け直しは3日〜1週間かかることが多く、時間が限られていたためそれではウガンダ渡航前に2回うつ必要がある予防摂取が間に合わない恐れがあった。そこで通常の電話番号に電話し説明したが、やはり専用の電話番号に電話して待つように言われた。仕方がないので直接保健センターに行き、いかに緊急であるかを訴え、なんとか間に合うように予約を取り付け、間に合った。時間がかかることを念頭に入れて時間に余裕を持って計画することが大切だが、最終的には直接訴えることで伝わることもある。また、予防接種が必要になった際には自分が以前に受けた予防接種の情報ももちろん必要であるため、渡航の前には事前に確認しておくことも大切だろう。

留学前にやっておけばよかったこと

留学先でフィンランド語を勉強しようと思っていたが、留学中は忙しかったため、事前に少しでも勉強しておけばよかったのではないかと思った。留学中の期間は限られているので、できる限りのことは日本にいる間に準備しておくと良いと思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

行く前に自分のやりたいことや目標をしっかり考え直したことで、留学中に学べることが多かったと思います。しっかりと目標を持って臨んでほしいです。安全と体調に気をつけてください。