留学大図鑑

中谷 元

出身・在学高校:
千葉県立千葉高等学校
出身・在学校:
香川大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:

多国籍国家で患者さんの配慮方法を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • National University of Singapore(医学)
  • シンガポール
留学期間:
7週間
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

National University of Singapore(NUS)の医学実習プログラムに参加しました。僕の留学の目的は、多民族国家であるシンガポールで患者さんの理解や配慮の方法を学ぶことです。シンガポールは英語、中国語、マレー語そしてタミル語の4言語が公用語となっており、日本以上に宗教に密接な人々がたくさんいます。生活背景が異なる患者さんに、どのように高い水準の医療を提供しているのか。実際にシンガポールの基幹病院であるNational University HospitalとSingapore General Hospitalで7週間の実習を行い、多くの医師や患者さんコミュニケーションをとってきました。
 日本とは異なる環境の中で、様々な工夫がされていてすごいなと感じることや、シンガポールらしいなと思うシステム、一方僕が期待していた分、そっけないなと思う部分もありました。シンガポールの先生方は、言語の違いや多宗教という環境に慣れているため、特別な意識をすることがなく患者さんを見られていることが多いようでした。しかし、僕にとってはどのようにしているのか、どこまで気をつければ良いのかということを見て、多く学ぶことができました。日本人の患者さんを見る際にも、日本とは違う環境で学んだことがあるという経験は、色々な視点で深く考慮できるということにつながる気がします。

留学の動機

日本での病院実習を通して、医療ミスに関する報道をテレビで聞いて近くの病院は大丈夫だろうかと心配している地域の方々や医師とうまくコミュニケーションがとれていない外国人の患者さん等をみて、医療を受ける上で不安に感じている人が多いように感じました。言語の違いがあり、様々な宗教と密接な人が多いシンガポールではどのような工夫をしているのか学び、解決のヒントにしたいと思いました。

成果

患者さんとコミュニケーションをとり、問診や身体診察をとることができました。実際に英語で完全な理解をすることは難しいですが、理解できない時にはより具体的な質問に変えることで、理解できるように務めました。

ついた力

考える力

留学期間が2か月と短かったので、どのようにすれば最大の結果をもたらすことができるのかということを常に考えていました。色々なことをさせてくれるスーパーバイザーの先生と一緒に回ったり、学生と一緒に回ることによって、他の病棟や患者さんと話す機会も多くなるため、そういった時間や機会を増やせるように考えていました。

今後の展望

患者さんのことをよく考えられる医師になれるようにがんばりたい。患者さんとコミュニケーションを良く取り、それぞれの生活にあった医療を提供できるようになりたいと思う。医学の知識や技量をもつだけでなく、包括的なケアに必要な要素を学びたい。海外で勉強することは多くの患者さんや疾患を見ることができるとともに、他の文化で考えざるを得ない状況にたくさん遭遇する。ぜひその中で学び、日本で活かす機会を得たい。

留学スケジュール

2017年
4月〜
2017年
4月

シンガポール(シンガポール)

National University Hospital Singaporeの心臓外科で実習を行ないました。実習内容は、手術見学を主として、外来や病棟、ICU(集中治療室)、カンファレンス等に参加しました。心臓外科で研修中の先生方と一緒に回らせていただきいました。人種や宗教の違いによって医療を提供する際に工夫していることはあるかということを先生方に質問したときには、特に意識していることはなく、患者さんや家族の方とコミュニケーションをとることが大切だとおっしゃっていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

NUHS病院の前
#NUS
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
4月〜
2017年
5月

シンガポール(シンガポール)

National University Hospital Singaporeの脳外科で実習をしました。シンガポールで働いている先生方は、NUSを卒業されている先生だけでなく、イギリスやオーストラリア、アイルランドの医学部を卒業してシンガポールに戻ってこられている先生も多くいました。また、欧米出身の先生方もおり様々な国の医療情報を直接知ることができる環境だと感じました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

手術室のスタッフ、学生に提供されるランチ
手術があるときはいつももらって食べていました
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
5月〜
2017年
5月

シンガポール(シンガポール)

Singapore General Hospitalの救急科で実習を行ないました。デング熱等、熱帯雨林気候であるシンガポールらしい症例をみることもできました。患者さんの問診や身体診察をとり、先生にプレゼンをするということを繰り返し行ないました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

SGHのNational Heart Centre
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

病院の先生方や医学部の友達、患者さんにはとても良い機会を与えていただいた。英語も十分に話せない学生に対して、勉強の機会を与えていただき、何度採血に失敗しても"大丈夫よ"と声をかけてくれる患者さんやそれに対していつもアドバイスをくれる先生の優しさを感じながら実習を行った。

寮から病院へ行く毎朝の道。

何を言っているのかよくわからない時に..

  • 語学力 : 英語

先生に質問をするときや患者さんに問診をするときに、質問はできても何を答えられたのかが、英語力の問題でわからないことが多々ありました。自分の聞きたい内容をききだすためや曖昧にしないために、質問を何回も繰り返し、最終的にはYesかNoだけで答えられるような質問にしていくことで、理解できるようになりました。

術野に入れない

  • 周囲の説得 : 先生

心臓血管外科の実習をしていたため、手術室に入る機会が多かったのですが、手術室に入ってもガウンを着て術野を直接術野をみたいと初日に先生に頼むもだめだというように言われてしまいました。日本では普通にできることにもかかわらず、実際に直接術野をみれないため、何の為にここに勉強しにきたんだろう..というように残念に感じました。それでも、できることはないかということで、同じ手術室内にいる麻酔科の先生や看護師さん、スタッフの方々に質問を繰り返し行なったり、カメラに写っている術野の一部を絵記録にし、スタッフの先生方に見せたりすることで勉強したいという意欲をアピールしました。その結果、途中から術野に入って良いと言われ、実際に先生の手技を見たり、心臓を触らせていただいたりと多くの経験をすることができました。

留学前にやっておけばよかったこと

留学時に最も大切だと感じたのはリスニング力です。何を言っているのかわからない状況では勉強がはかどらないと感じました。TOEICやIELTSのリスニングはとてもきれいな発音かつゆっくり話してくれていることが多いため、現地の人の訛やネイティブの英語をYou tube等で探し、聞き慣れておく必要があると思います。(特に留学期間が短い方)

留学を勧める・勧めない理由

留学はとにかく楽しいです。新しい人に会ったり、文化、宗教等、日本にいるだけでは感じられないものを毎日のように経験できたりします。大変なこともその1つ1つを乗り越えようと自分を高めている感覚を味わうことができます。一方で大学の勉強がおろそかに成り得ると思います。僕の場合は留学の手続き等に時間がかかってしまい、友達に留学なんかしてるから国試や就活の勉強が遅れてるんだよと言われ焦ることになりました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学の準備や留学中は大変だと思いますが、そこでしか得られない経験をたくさんできたら良いですね!応援しています。