留学大図鑑

佐久間 洋司

出身・在学高校:
東京都立小石川中等教育学校
出身・在学校:
大阪大学
出身・在学学部学科:
基礎工学部 システム科学科
在籍企業・組織:

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人工知能をめぐる冒険

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • トロント大学 基礎工学部門、Panasonic Silicon Valley Lab
  • アメリカ合衆国・カナダ
  • トロント・クパチーノ
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,480,000円
  • 地域自治体等のもの 628,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

深層学習の父とも呼ばれる Geoffrey Hinton 教授率いるトロント大学で、機械学習と深層学習の基礎を学びました。また、世界中から最前線の研究者を招いて行われるミーティングとセミナーに継続して参加し、人工知能研究の最新の知見を得ました。シリコンバレーでのインターンでは機械学習の産業界への応用について従事し、さらに、北米の各企業や研究機関を訪問する中で、北米人工知能コミュニティにおける幅広いコネクションを得ることができました。

留学の動機

深層学習を発端とする世界的な人工知能ブームの中で、日本は研究と応用の両方で出遅れているとも言われています。深層学習の発祥の地であるトロント大学で基礎から最先端までの理論を、世界中から研究者と投資が集まるシリコンバレーで深層学習の産業界への応用を学び、次世代を担う学生の一人として日本に貢献したいと思い留学を志しました。

成果

トロント大学での交換留学、シリコンバレーでのインターンを通じて、学業・産業応用の両面から機械学習の知見を深めると同時に、世界標準の工学的教養を学び、英語コミュニケーション能力を高めることができました。人工知能学会誌や DG Lab Haus などを通じて海外で得られた知見を日本にフィードバックできたことも重要な成果だと考えています。

ついた力

空気を読む力

実際に現地の学生と一緒にプロジェクトに取り組み、セミナーやミーティングで先生方と議論し、会議やイベントに参加して様々な人と知り合った経験から、海外において場の雰囲気を汲み取ったり、英語の行間を読んだりするような、日本ではなかなか身につけることのできない力を磨くことができたと感じています。これからも努力して身につけていきたいと思います。

今後の展望

留学中に得られた機械学習の知見を活かしながら、人間の認知的共感を促進し、様々な場面において対立を減らす技術の開発を行っています。また、人工知能学会誌の学生編集委員として留学先で得られた知見をフィードバックしたり、人工知能研究会 / AIR の代表としてオープンコースウェアを開発するなど、次世代の人工知能研究を支えることを目指した活動も行っています。

留学スケジュール

2016年
9月〜
2017年
4月

カナダ(トロント)

留学中にも新たに Vector Institute という人工知能の研究機関が設立されるなど、トロントでは機械学習の普及に力が入れられています。同大学の機械学習のコース CSC411 Machine Learning and Data Mining や、Richard Zemel 教授らがオーガナイザーとなってトロントの研究者に向けて開講されている Machine Learning Advances and Applications Seminar を受講し、機械学習の基礎から深層学習を中心とした最新の研究内容まで、今後の研究に向けて知見を深めることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Richard Zemel 教授と記念撮影
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2016年
10月〜
2017年
3月

アメリカ合衆国(クパチーノ)

Panasonic Silicon Valley Lab で約半年間のインターンを行い、機械学習を中心とした人工知能の産業界への応用などについて従事しました。今後の研究や産学連携の可能性に繋がる知見を得ることができ、また、出張などを通じてスタンフォード大学人工知能研究所や自動車研究センター(CARS)、MIT Media Lab などを訪問し、現地で知り合った研究者の方々とは現在でも連絡を取り合っています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Panasonic Silicon Valley Lab
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

人工知能や情報科学のような研究のスピードが早い分野では、北米の各研究所などへすぐ訪問できることは大きなアドバンテージだと感じました。もちろん、研究だけではなく休暇の際にも北米各地や欧州へ簡単に行くことができるので、冬休みには友人とイエローナイフでオーロラを鑑賞しました。出張の機会にはサンフランシスコやボストンなどを見て回ることもできました。折角留学するなら、自分の住む街はもちろん、様々な魅力的な場所へ赴くことは有意義だと思います。

イエローナイフでオーロラ鑑賞

英語とコミュニケーション能力

  • 語学力 : 英語

実際に住居を決めたのは到着してからだったので、慣れない街を廻って物件を見て回ったり、英語で契約したりという作業は苦労しました。また、現地の学生と同じ授業を受け、ミーティングやセミナーに参加して議論をするためのコミュニケーション能力も求められました。困難や苦労は多いですが、それらの経験のおかげで自分の英語やコミュニケーション能力が磨けていることを実感できていたので、最後まで楽しんで留学を終えることができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

もちろん交換留学や研究留学だけでも苦労の連続で、得られるものも多いと思いますが、学校だけに集中しているとあっという間に留学期間が終わってしまうのではないかとも思います。学校に通う経験だけでは物足りなく感じるかもしれない場合は、予めインターンやボランティアなどの実践活動を検討しておくと良いと思います。