留学大図鑑

Ryoki.M

出身・在学高校:
開智中学高等学校一貫部
出身・在学校:
電気通信大学大学院
出身・在学学部学科:
情報システム学研究科 社会知能情報学専攻
在籍企業・組織:
特定国立研究開発法人 産業技術総合研究所

分野先進国での「群衆解析」の実践的研究

留学テーマ・分野:
大学院進学(修士号・博士号取得)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Manchester Metropolitan University, Master of Science in Crowd Safety and Risk Analysis / International Institute of Risk and Safety Management
  • イギリス
  • オックスフォード・ロンドン・マンチェスター
留学期間:
12か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,200,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

イベント時の混雑緩和の実現のため、実践的環境での群集研究を経験し、自身の研究へと活かす.世界で数少ない「群衆解析」専門の大学院コースへ入学し,分野第一人者の下で、フィールドワークをメインとした学習を行った.
具体的にはスタジアムの運営・避難誘導計画の見直しのための人流計測・予測,過去の群衆事故の事例分析・パレードや音楽祭などの大規模イベントの事故未然防止策の検討を行った.

留学の動機

群衆事故の未然防止・混雑解消という研究目的を達成するために,座学で「事故発生の危険性がある」とただ結論付けるだけでは机上の空論になりかねない.
イギリスはオリンピックを機に混雑・渋滞解消のシミュレーション,テロ対策,非常時の組織役割分担の大系化・指揮系統を確立した国である.大規模イベントの管理業務を多数経験し,自身の研究に反映させることを考えると,1年間休学し,活動時間に充てるべきだと判断した.

成果

サッカー試合・パレード等のイベント管理・避難誘導計画の検討,小学校通学路の改善プロジェクト
- Level 5 Diploma in Crowd Science and Risk Analysis. Field Of Study Eventmanagement, Crowd Management, Risk Analysis

ついた力

行動力,要点整理力,洞察力

話し方,書き方を意識するようになった.#現状整理 防災研究をメインに,派生して群集解析を行ってきた.研究・就職で非常に悩んだ(就職へ).在籍中の大学院・研究所は非常に恵まれた環境であるが,それは需要の高い産業界に属しているためであり,目には見えない・長期計画が必要な「防災」は必要不可欠であるのに立場が非常に弱い.日本では予算や方針の検討は基本的に事務職が行い,技術職と事務職は明確に区分されている.

今後の展望

上記のような現状への改善の働きがけをするため,行政へ.※幸いにして,第一志望の行政機関への就職が叶った.技術を専門としてきた自分があえて事務職へ就くことで,現場との橋渡しの役割を担っていきたい.また防災の専門家として,継続して防災対策を進めていく.特に災害発生時の組織の初動対応の体系化,住民の災害意識の向上に力を入れていきたい.

留学スケジュール

2016年
4月〜
2017年
3月

イギリス(マンチェスター)

大規模イベントの混雑緩和を目的に,マンチェスター・メトロポリタン大学の「群衆」専門コースへ在籍し,実際のイベント環境(サッカー試合・パレード・音楽祭)で群衆のふるまいを観測・予測した.
また火災条件下における人間の心理的反応・避難モデルの数学的手法の学習,基礎研究(群衆の密度と歩行速度, 快適/不快の関係調査.体幅の測定など)を行った.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

「歩行者の振る舞い」についての講義
メインの研究場所:マンチェスターシティ・スタジアム
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

1970年
1月〜
1970年
1月

イギリス(ロンドン)

大規模イベントの管理体系化に必要な知見獲得を目的に,研究機関 IIRSM にて,組織の管理体制・指揮系統の調査,テロ等の危機対策に必要なイベント管理手法を学習した.研究学生として,UK Security EXPO / FIREX, IFSEC International 等の関連学会へ多数参加し,各国の取り組みや過去の事故事例を拝聴した.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

有識者とのディスカッション
大規模パレードの混雑度評価の一例
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

#スコットランドの大自然を謳歌 From Inverness to Isle of Skye. 一週間の冬休みを利用して,スコットランドを訪れた.旨いウイスキーのある醸造所を目的地に,ただ車で走っても味気ないので,空港付近でレンタルバイクを借りて往復400キロを走破した.
12月のオフシーズンのため,ホテルや民宿はまずやっておらず,5日間連続のキャンプを強いられた.そのため必然的に大自然を謳歌する形となった.道中にはほとんどスーパーが無いため,水とパスタと栄養食を買い込み,消費カロリーと距離を計算しながら走った.
さらに20年に一度といわれる大嵐が来ていたため,雨風が連続的に続き,少し弱った.しかし雄大な景色や,途中で酒を飲み交わした現地人との交流があり,楽しく過ごすことができた.
 
下写真は,暴風雨を回避するために,1日足止めを食らった時の写真.Sligachan湖付近.

スコットランドはどこでキャンプをしてもOK.
自転車+20キロの荷物.
晴れた日の景色は抜群.

研究活動の実現に至るまでの経緯

  • 留学先探し : 大学院

現地で行いたい活動は決まっていたが,制度の都合上,活動の実現には大学院への入学が必要不可欠であった.知人や交換留学といった繋がりが一切無い状態で渡英したため,最初の数ヶ月は,関連学会やセミナーへ毎週のように参加し,ひたすら名刺配りをして交流を増やしていった.
  
英国大学院の入学試験では,面接・筆記試験・研究業績以外に,推薦状が必須であるが,現地で出来た知人達が教授へ活動の様子を報告,最終的には教授本人が推薦状を書いてくれて合格に至った.大学院へ合格した際に,一連の活動(日本での研究実績+名刺配り)が功を奏し,大学院とは別に,研究機関へ招待を受けて研究生として在籍させていただいた.そのお陰で活動範囲が大幅に広まり,予定以上の充実した研究活動を行うことができた.

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は目的ではなく,何かを実現するための一手段です.それを念頭に置いて行動すれば,実りある留学となるのでは,と思います.