留学大図鑑

高田 ぴえーる 陽一朗

出身・在学高校:
広島県立広島観音高等学校
出身・在学校:
広島市立大学
出身・在学学部学科:
国際学部国際学科
在籍企業・組織:

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私は留学行く決断するのにすごーーーく時間かけてしまいました。(笑)
悩んでること、気になること、たくさんありますよね。あと一歩が踏み出せない人、すごく気持ちわかります。もしそういう人で周りに相談する人が少ない方、もしいればいつでも気軽に連絡してください!

多民族国家に学ぶ観光立国への道

留学テーマ・分野:
私費留学(単位互換なし、授業料自己負担)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Universiti Sains Malaysia(Exchange Program)
  • マレーシア
  • ペナン・プトラジャヤ
留学期間:
6カ月
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,036,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC600> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

この留学のテーマは[”観光立国日本””多文化共生国家日本”の実現に向けて]。大学では宗教に関する講義や多民族国家であるマレーシアの歴史に関する講義、宗教が経済や政治に及ぼす影響について考える講義に参加した。フィールドワークではマレーシアのホテルやホステルなどを訪れて様々な文化的背景を持つ観光客に対してどのような対応を行っているかを調査し、何が快適な宿泊環境を作っているのかについて宿泊客にインタビューした。最後の1か月で実施したインターンではそれまでの留学を通じての1つの結論として宗教制約の多いムスリムへの対応が充実しているために様々な文化的背景を持った人にも柔軟に対応をとることができていることがわかった。そこでIslamic Tourism Centreにて、宗教制約の多いムスリム観光客を受け入れるために国としてどのような施策を検討、実施しているのか、それを日本にどのようにすれば導入または応用できるかについて考えた。結果的に日本は圧倒的に異文化理解、異文化を敬う心掛けが足りていないこと、日本の常識で海外観光客に対応していることが問題点としてでてきた。東京オリンピックがこれに対応していくための大きなチャンスだと私は考えている。

留学の動機

私は近年海外からの観光客が増え、2000万人の大台を突破したというニュースを聞いたとき、素直に疑問に思ったことが1つあった。それは「なんでたったの2000万人?」というもの。これだけ多様な文化が根付いていて自然も豊かでご飯もおいしい、独自の文化もたくさんある。もっと多くの人に日本という国を知ってほしい。今回の留学計画を考えた最初のきっかけはこの気持ちからだった。

成果

留学計画以外にも文化発信活動としてけん玉を多くの人に知ってもらったり、対立のある民族の間に立って仲を取り持ったりと非常に貴重な経験ができた。1度英語に対して絶望的な気持ちを抱いたのも今となってはいい経験だった。おかげでコミュニケーションを恐れず、多くの友達を得て、いろんな人々と出会うことができた。

ついた力

何事も楽しむことができる力

正直現地で心が折れそうになったことが何度かあったがそういう時は何をやってもうまくいかない。それに気づいた時に私はネガティブ思考を持つ時間がもったいないと感じた。6か月間もっと有意義に過ごすためには何事も楽しむ心の余裕が必要だと考え、常日頃”楽しむこと”を意識しそれを実践した。

今後の展望

今後は留学経験を活かしてインバウンド業界に携わりたいと考えている。日本をもっと多くの人に知ってもらう、日本人にもっと世界の人のことを知ってもらう、この2つを両立させるために観光業が重要な役割を果たすと私は考えている。特に私がマレーシアで学んできたムスリムに対する対応の部分で日本のインバウンド業界の発展に貢献していきたい。

留学スケジュール

2016年
9月〜
2017年
2月

マレーシア(ペナン)

大学に所属。大学では寮で生活し、ほかの交換留学生と同じプログラムに参加していた。4つの講義を履修し、最初は苦労したがそれぞれで積極的に講義に参加していた。学内イベントに参加したり文化イベントを企画して実施もした。ほかの国の留学生と一緒に行った文化イベントでは多くの学生に日本ブースにおとずれてもらうことができた。大学の国際課から日本語の講義を持ってほしいといわれ、日本語・文化に関する講義も約5か月間の間行った。様々な文化的背景を持った生徒に対する講義内容を考えるのは非常に難しかったが、これを通じて日本が海外の学生(特にアジアの学生)からどのようにみられているのかを知ることができた。休みの日は大学の図書館を利用して勉強したり近隣の町へ観光に行ったりフィールドワークを行ったりした。ルームメイトはタイ人でその子ともランチに行ったり一緒に出掛けるなど良好な関係を築けた。

費用詳細

学費:納入総額

110,000 円

住居費:月額

4,000 円

生活費:月額

80,000 円

項目:個人的な買い物やフィールドワークに使ったお金も含めたもの

450,000 円

大学のセメスターの修了式での1枚
費用詳細

学費:納入総額

110,000 円

住居費:月額

4,000 円

生活費:月額

80,000 円

項目:個人的な買い物やフィールドワークに使ったお金も含めたもの

450,000 円

2017年
1月〜
2017年
2月

マレーシア(プトラジャヤ)

マレーシア政府観光局内にあるIslamic Tourism Centreにてインターンシップを行った。ここでは調査活動の補佐や書類作成、メール対応、ミーティングへの参加・帯同、イベント参加などの業務を経験した。短い期間しかいられなかったが今までにない考え方を得たことや日本を客観視できたことは非常に重要な経験となった。1カ月の間職場から近い場所にアパートを借りた。ほかのマレー人とのルームシェアで改めて日本の常識が通用しないことを認識し、彼らの懐の広さを感じることができた。休みの日は大学にいたころと同じで買い物に行ったり近くに観光に行ったり、家の中で勉強をしたりして過ごしていた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

100,000 円

項目:個人的な買い物やフィールドワークに使ったお金も含めたもの

120,000 円

Islamic Tourism Centreの入り口
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

20,000 円

生活費:月額

100,000 円

項目:個人的な買い物やフィールドワークに使ったお金も含めたもの

120,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

私はありがたいことにマレーシアでたくさんのいい友人に恵まれた。これから書くのは特に仲良くしてもらった友人の1人に関するエピソードだ。非常に気さくでたくさんの友達がいた彼に私は一度自宅に招待されたことがあった。最初私は少し警戒心を抱いたが現地の人の生活に興味があったので連れて行ってもらうことにした。彼は家に着くと私のことを家族に紹介してくれ、家族も私を快く受け入れてくれた。彼はそのあと友人のところを回って私のことを紹介してくれたりおいしい屋台にも連れて行ってくれた。それだけでなくドライブに連れて行ってくれたり、文化に興味がある私を思って近くの町の結婚式にまで連れて行ってくれた。わたしもさすがに申し訳なく感じ、「せっかく実家に帰ってきてるんだからもっとゆっくりしてくれ」と言ったら彼は不思議なものを見るような顔でこう言った。「俺がおまえに楽しんでもらいたいから勝手にやってることだよ。俺は何度でもここに帰ってこれるけどお前はあと何度ここに来れるかわからないだろ?俺が日本が好きなようにおまえにもここを好きになって帰ってほしいんだ」そう言われて私は非常に感激し、彼のような人がいるからこの国を好きになる人が多いのだろうなと感じ、私も改めてマレーシアという国の懐の深さに触れた気がした。彼以外にも多くのマレーシア人の優しさ、温かさに触れる機会がたくさんあった。

エピソードで触れた友達との1枚

日本の常識は世界の非常識?海外で一番信用できるのは自分自身・・・。

  • 生活 : 治安・安全

私はマレーシアに行って2か月がたったころ、日本ではまず考えられない出来事に遭遇した。長距離バスに乗って違う都市から留学先の大学の方へ向かっていた際に途中のバスターミナルに置き去りにされてしまったのだ。バスにおいていた荷物が気がかりですぐにカウンターに事情を説明しに行った。が、「バスのプレートナンバーが控えてないと何もできません。残念ですね。」・・・さすがに私も対応に少し苛立ちどうにかしてくれと強気の口調で訴えたところ、対応してくれたが、結局そこではどうしようもないからバスのチケットを買い直して元の目的地まで行くことになった。で、目的地に着いたはいいがそこにもバスはおらず。正直この時点でかなり絶望していた。そこから3時間ほどしてようやくバスの場所が分かったがそこまでは車で1時間以上かかる場所でバスもない。困っている様子の私を見て私に声をかけてきたのがタクシーの運転手。こいつは通常料金の3倍近い値段をふっかけてきたのだ。それ以外に手段がなく、怒る気力もなかったのでそいつの言い値に従った。最終的にバスにはたどり着き、衣服などを入れていた鞄は無事だったがカメラと私の思い出が詰まったバッグを盗まれていた。踏んだり蹴ったりとはこのことか・・マレーシアでの最悪の1日であった。しかし考えてみたら私は日本だったらこうだという前提に立って物事を考えていた。バスにイラついたのもカウンターの態度にイラついたのも、ここはマレーシアであって日本の常識が通用しないのは当たり前というのを理解していなかったからだったのだ。この心構えがあるかどうかの差は非常に大きい。マレーシアで長距離バスを利用する際は運転手が休憩の際に人数確認をする可能性の高い少し値段が高めのバスを選び、出発前にナンバープレートの写真を撮っておくべきだ。最低限の貴重品を常に身に着けておくことも必須だ。他人を信用しすぎるのは厳禁・・。

留学前にやっておけばよかったこと

「英語は現地に行ってしまえば何とかなる」これ確かに正しいけど「何とかしかできない」という風にも感じた。実際現地で適応することはできたけどその上のレベルまでは到達できなかった。私は6カ月というそこまで長い期間ではなかったからやっぱり行く前に英語の勉強はしておいたほうがいいと私は思う。あと現地語も勉強しといたほうが留学先で友達作るときはすごくプラスに働くと感じた。

留学を勧める・勧めない理由

留学にはぜひ多くの人に行ってもらいたい。私は留学を通じて自分が今までいかに狭い世界で物事を考えていたかを痛感した。実際に足を運んで初めてわかることって本当にたくさんあるなと。日本国内で勉強をどれだけしたとしても実際に海外での経験を積むとその学びがより良いものに昇華するし本やメディアではわからない新しい発見がたくさんある。私は留学に行って「井の中の蛙大海を知らず」ということわざが身に染みた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

時間は有限です。うかうかしてるとあっという間に時間が過ぎて留学も終わってしまいます。かといって何が自分のためになるのかとかどうすればより充実した留学になるかっていう問いを考えすぎるのもアウト!何よりも自分が正しいと思ったこと、自分がいいと思ったことを信じて、楽しむことを忘れず、充実した時間を過ごしてきてください!