留学大図鑑

KEIKO

出身・在学高校:
沖縄県立那覇国際高等学校
出身・在学校:
琉球大学
出身・在学学部学科:
観光産業科学部観光科学科
在籍企業・組織:

花を通したQOL向上の手がかりの模索

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ブールマ・インスティテュート
  • オランダ
  • アールスメール
留学期間:
2か月弱
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,050,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC740> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC850>

留学内容

①国際的に活動するフローリストを多数輩出するブールマ・インスティテュートで約1か月半、ダッチスタイルのフラワーアレンジメントを学ぶ。
⇒ブライダルブーケ/コサージュ、フューネラル、キャスケード、ハンドタイドブーケ等の実技はもちろん、花を扱う際に必要な知識等の理論を学んだ。
⇒クラスメイトは20か国から集まったスキルアップを目指すフローリストやデザイナーなど、高い感性の持ち主ばかりで、刺激的だった。
⇒5時間で5作品を制作するテストを実施し、「ダッチフローラルデザイン」のディプロマを取得。
②世界の花市場「FloraHolland」を見学。
⇒世界各国から花が集まる場所で、バイヤーが花を競り落とす様子や世界中へ輸出されるシステムの仕組みを見学。
③ベルギーで開催されたフラワーフェスティバルへの参加。
⇒世界の一流フラワーアーティストが制作した作品が展示されており、参加者全員に「花をどこかに身に着けること」が義務付けられているフェスティバル。

留学の動機

冠婚葬祭など、喜ばしいときにも悲しいときにも花は人のそばにあり、場を華やかにしたり心を癒してくれたりと、様々な役割を果たす。そんな花の役割の奥深さに心惹かれ、一から学びたいと思ったことがきっかけ。
観光を学んでいたということもあり、「花」を用いて人の心にゆとりや癒しを提供できる「豊かな」観光資源を生み出したいと思い、まずは花の可能性や多様性を知るために花大国・オランダへの花留学を決意。

成果

世界の花市場であるFloraHollandへ行き、世界中から集められた花を世界中のバイヤーたちが競り落とす様子、その花が輸出される様子を見学することが出来た。システムの仕組みや規模感を学ぶことが出来たのは有意義だった。
スクールではダッチフローラルアレンジメントのディプロマを取得。
街へ出て、花がオランダ人の生活にとってどのような存在なのかを肌で感じることが出来た。

ついた力

想像力、創造力

日々表情の違う花々に触れ、「どのようにアレンジしたら良さが活かされるか」「お互いの良さを引き立てるにはどうすればよいか」等、ひとつのことについて深く考え、追求する力がついた。
また、その想像したことを具体的な形として実現させる力もついた。

今後の展望

最終目標は、地元沖縄に「花」を活用した観光資源をつくり貢献すること。
そのためにはまず、私が考えるQOLに欠かせない「豊かさ」「美しさ」に関わる一般企業に勤め、社会人としての基礎を学び、世の中の経済や人の動きをみる目を養い、マーケティングに関わりその経験を積む。
一人でも多くの方に花を通して癒しを届けたいという目標達成の為には、普段から花を贈るなど、小さなことから積極的に行う。

留学スケジュール

2015年
8月〜
2015年
10月

オランダ(アールスメール)

①国際的に活動するフローリストを多数輩出するブールマ・インスティテュートで約1か月半、ダッチスタイルのフラワーアレンジメントを学ぶ。
⇒ブライダルブーケ/コサージュ、フューネラル、ハンドタイドブーケ等の実技、花を扱う際に必要な知識等の理論を学んだ。
⇒20か国から集まったスキルアップを目指す高い感性を持つフローリストやデザイナーがクラスメイト。
⇒5時間で5作品を制作するテストを実施し、DFDのディプロマを取得。
②世界の花市場FloraHollandを見学。
⇒世界各国から花が集まり、花が競り落とされる様子や世界へ輸出されるシステムの仕組みを見学。
③ベルギーで開催された花の祭典への参加。
⇒世界の一流フラワーアーティストが制作した作品が展示されており、参加者全員に「花をどこかに身に着けること」が義務付けられている祭典。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

FloraHolland

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

アムステルダムの運河

多種多様な人種、文化、思想が多く存在するオランダでは、お互いが干渉せず、各々が尊重されており、人を見た目で判断したり、偏見をもったりすることが少ないように感じられた。
バスでは、ドライバーが挨拶以外の一言を添えて話しかけてくれ、後ろのドアから降りる時にはバックミラーで目を合わせて「ありがとう。良い一日を」と声を掛け合う光景が当たり前のように見られた。初めて会う乗客とも、常連客と同様に会話してくれたことで、受け入れてもらえたという安心感が生まれ、心温まる経験が出来た。
また、アムステルダムは運河が張り巡らされ、緑も多く、小さな屋台ではチューリップの球根が売られ、オランダらしい建築様式の家が立ち並んでおり、栄えているのにどこか長閑な時間の流れに癒されていた。
観光地化すると、観光客の期待に合わせた街づくりになり本来の魅力が失われることもあるが、そもそも文化が多様化しているオランダに関しては、観光地化した部分も含めて文化として、地元の方に受け入れられているのかもしれないと感じた。アムステルダムには観光客だけでなく地元の方が通う場所も多くあるそうで、観光学を学ぶ身としての第一印象は、地元の方の思いと観光客のニーズの均衡がうまくとれているようで、観光地の在り方として理想的だと感じた。ただ、たった2か月の滞在で感じたことであるため、このことについてもより深く研究したい。

企業選択

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

大学4年次での留学だったため、留学前に就職活動をしました。
留学前の目標はもちろん、花業界への就職でしたが、「美」に関わることを軸として企業を選び、花業界、化粧品業界、ジュエリーを扱う商社など多様な業界を受け、いくつかの企業から内定を頂きました。
内定を頂いた企業から1社に絞る際、以下の2点のいずれを取るかが悩みの種となりました。
①自分の強みである感性をダイレクトに活かし、楽しみながらのびのびと仕事ができるであろう業界
②自分の弱みである論理的な思考力を養うことが出来、挑戦志向で若いうちの成長環境が整っている業界
花の力に魅せられ、オランダまで花を学びに行った私でしたが、選んだ企業は②の業界でした。
理由は2つあります。
1つは、私の最終的な目標が「花を通して地元沖縄に貢献すること」であるため、のびのびと楽しく感性を磨
くことよりも、若いうちにマーケティング等の実践経験が積める企業に勤め、その感覚や理論をスキルとして身に着けることが最終目標を達成するときに力になると思ったからです。
2つめは、私は幼いころから音楽や絵などの芸術に触れており、自ずと感性が磨かれる環境に身を置いていたものの、一方で論理的な考えが未熟で、物事を整理したりそれを言葉で分かり易く伝えたりすることが苦手だったため、スピード感のある挑戦志向の企業に勤め、シビアさにもまれることで少しでも弱みを引き上げたいと思ったからです。
以上のように、企業選択には苦悩を重ねましたが、「この企業が自分の人生全てを決めるわけではない」ということを前提に、「自分が最終的に何を成し遂げたいか」「そのために今何が必要なのか」「将来どんな人間性をもつ人になりたいか」を考え、最終的な選択に至りました。就職した今も、後悔はしていません。

これから留学へ行く人へのメッセージ

折角の機会ですので、学生という立場を最大限活用し「ああしておけばよかった」という後悔が無いよう事前の段階で綿密に計画を練り、トビタって欲しいと思います。
留学前は海外での生活への期待や不安が多くあるとは思いますが、安全と体調管理を徹底し、そこでしか得られない有意義な時間を過ごし、すべてが素晴らしい経験となりますよう心から願っています。