留学大図鑑

レイナ

出身・在学高校:
千葉県立国分高等学校
出身・在学校:
昭和女子大学
出身・在学学部学科:
生活科学部健康デザイン学科
在籍企業・組織:

和牛・和食をEUで広める為現地の食を学ぶ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • DKSH Great Britain
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
10か月
総費用:
3,200,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC520点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC770点>

留学内容

 大きく分けて3つの目的に分け活動しました。1つ目は、今後日本の食文化を広める活動の一歩として相手の国の文化を知ること。2つ目は、ヨーロッパにおける日本食の実態を知り、他国での日本食のイメージとどんな料理が親しまれ食べられているのかを知ること。また、日本食の中でも特に大学での研究テーマである、日本の伝統文化・和牛の輸入が解禁になったEUにおいて和牛がどこまで認知されているのか、どうすれば広まるのかを考察することも目的としました。
 具体的には、アジアから食品を輸入している現地の商社でのインターンシップに加えて、料理教室や現地スーパーでマーケティング調査を行いました。また料理に携わって働く友人を作り、日本食へのイメージやイギリスの食生活について意見交換を行っていました。
 英語が全くできなかったため、渡航後3か月間は語学学校にフルタイムで通いました。その後の7か月間は午前中にインターンシップ、午後に語学学校のダブルワークをしていました。インターンシップでは貿易に関わる簡単な書類の整理から始め、最終的には日本産柚子の営業活動を行っていました。

留学の動機

 研究に際して和牛について調べるうちに、海外にその遺伝子が流出し海外でも生産され始めた事を知り危機感を覚えました。日本の和牛の美味しさは遺伝子だけではなく農家さんがこだわりをもって大切に育てられて生み出されているからです。また和牛に限らず、日本の食は生産に携わっている人の細やかなこだわりが魅力で、その良さを伝えるために現地の文化を知り歩み寄った方法を生み出したいと考えました。

成果

 日本の食を広めるための方法を探りに行ったものの、一番心に残ったのはロンドンの食の多様性でした。日本食は勿論、イタリア、インド、トルコ、ブラジル、コロンビアなど数え切れない国の料理が食べられる環境がありました。日本食は高級というイメージがこびりついていて、実際に他国の食品に比べると手が出にくい値段でした。外食のイメージを抜け出し、他国の料理のように家庭でも食べてもらえる工夫が必要だと知りました。

ついた力

想定外のことに動じない力

 現地でインタビューをお願いした和牛販売会社やアンガスビーフ農家に立て続けに断られたり、不動産詐欺で20万と翌日からの住処を失ったこと、財布を無くして現金を引き出す方法をなくしたことがありました。でも、それをストレスだと捉えてしまうとストレスになると思い、心を無にしてその状況を楽しむようにしていたら、何が起きてもまあいっかと思えるようになりました。

今後の展望

 日本食を広める活動をするための準備として留学したものの、イギリスには世界中の料理が食べられる環境があり、世界にはこんなに美味しい食べ物がたくさんあるのかと衝撃を受けました。またイギリスのスーパーには必ず世界の食コーナーがあり、家庭でも頻繁に他国の料理が出てくることを知りました。日本でももっと世界の料理を身近に食べられる環境を作りたいと考え、輸入がメインの総合食品商社に入社します。

留学スケジュール

2015年
6月〜
2016年
3月

イギリス(ロンドン)

語学学校にて、英語力の向上(6月1日~3月25日)。商社でのインターンシップ(9月頭~3月25日)。その間、料理学校の受講を数回行った。

費用詳細

学費:納入総額

750,000 円

住居費:月額

1,100,000 円

生活費:月額

1,000,000 円

項目:料理学校

30,000 円

学校の友人と開催していた自国の料理を紹介する会(トルコの回)
料理学校で作ったスイーツ
費用詳細

学費:納入総額

750,000 円

住居費:月額

1,100,000 円

生活費:月額

1,000,000 円

項目:料理学校

30,000 円

スペシャルエピソード

留学前後での、自分の変化

 物事の捉え方に変化がありました。留学前は起こってもいないことのリスク・懸念事項を一番先に検討し悩み迷う性格でした。型に捉われ、物事を固定概念を通してしか考えられず、つまらない方へと自分で持っていっていました。私を含め日本ではいまだにlive to workが主ですが、イギリスの人達は日々を楽しみ、work to liveでした。休暇を自分の取りたいときに自由にとり、平気で繁忙期に数週間休むのです。普段はスーツを着ている人も時には金曜日にカジュアルな服装で職場にやってきて、金曜日の夜を楽しみます。そしてその分仕事は集中して取り組み、効率よく成果を出すことに重きを置いていました。
ある時期、英語力の不足が原因でインターンで何も役に立てず、自分がそこにいる意義が分からず落ち込んでいたことがありました。ある日イギリス人の友人にその話をしたところ、「君はいつもどうしてそうやって物事をつまらない方へと変えてしまうの?インターンは学ぶ場なのだから何もできないのは当たり前。その中で君はとても努力をしているし、その環境を楽しめばよいのに」と言われたことが私の中で大きな変化でした。ネガティブになっていたせいで、積極的に動けなくなっていたことにも気が付きました。それからは、常に状況を前向きに捉えどうしたら自分が幸せだと感じる生き方を出来るか?を頭において日々を過ごしています。

インターン最終日にもらった色紙

詐欺に遭わないために

  • 住まい探し : 一人暮らし

 私はロンドンで家探しをしていた時、詐欺に遭い£1000(当時のレートで約20万円)を取られました。詐欺だと気が付いたのは引っ越し予定日前日で、23歳の誕生日も定住場所がないまま迎えました(友達の部屋に転がり込んで迎えた)。
イギリスでは、若者や単身者はフラットシェアというシェアハウスに住むことが主流です。私も学校の寮が高額だった為渡英後一カ月で家探しを始めました。
フラットシェアはネット上で探すことが多く、私は安心感を求め現地で有名なspareroomというサイトで探しました。いくつか目星をつけ、内見に行きました。その中で気に入った物件があり、計2回ほど内見に行き契約をしました。その物件はprivateという不動産会社を通さず大家が直接広告を出している物件でしたが、これもまたイギリスではよくあることだったので特に疑うこともなくデポジットと一カ月分の家賃を現金で支払いました。
しかし、引っ越し直前に大家と連絡が取れなくなったのです。内見の時に家の鍵を持っていたのもはっきりと覚えていますが、彼はその家の大家ではありませんでした。私が一番してはいけなかったのは、現金で支払いをしたことと、彼を信頼してはいませんでしたが疑ってもいなかったことでした。考えが浅かったのです。その時は学校の寮に短期契約で住んでおり、定住所がなかった為銀行口座を開設できずやむを得ずのことでしたが、現金での支払いは最も証拠が残らない支払方法だと警察に注意をされました。銀行口座は開設に身分証明がいる為、犯人逮捕につながりやすいのだそうです。大きいお金を払うときは法的な契約書を交わし、かつ手渡しを避けるべきだと学びました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

常に自分の軸を意識してください。なぜそこに行き、なぜそれを学び、今後その学びをどうしていきたいのか。自分の人生における最も大事にしたい価値観は何なのか。頭の中を整理し意識するだけで、日々の学びはより深まります。見知らぬ土地で一人で奮闘した経験は一生の宝物になります。でもたまには息抜きをして、美味しいものを食べてください♥人生は楽しむためにあるという事を忘れないで、楽しんできてください!