留学大図鑑

ユンペイ

出身・在学高校:
私立自修館中等教育学校
出身・在学校:
信州大学大学院
出身・在学学部学科:
理工学系研究科 化学・材料専攻 機能高分子学コース
在籍企業・組織:

留学は”心”を強くする

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • BOKU大学(ウィーン天然資源大学)
  • オーストリア
  • ウィーン
留学期間:
10ヶ月
総費用:
2,000,000円 ・ 奨学金あり
  • 大学独自のもの 300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC 620> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC 830>

留学内容

私は10ヶ月間、オーストリア・ウィーンで交換留学生として有機化学研究室に所属し、研究を行っていました。信州大学でも有機化学の研究をしているため、スムーズに研究を開始できました。研究室の規模は、12人程度で大きくはなかったですが、7割が博士の学生であり皆研究に対する意識がとても高く、良い刺激を受けながら良い環境で研究することができました。また月に2回ラボミーティングが開かれ、研究の進捗状況についてプレゼンをする機会がありました。そのため研究の知識だけでなく、語学の知識も向上させることができました。また日本の様な上下関係があまりないので学生同士の距離が近く、研究やプライベートについて気さくに話すことができました。このようなコミュニケーションを通して、語学力の向上には生活の中で実際に使用することが重要であるということを感じ、日本ではなかなか体験できない英語メインの環境で生活することができました。また生活面においては、週末は休みであったため買い物に出掛けたり、観光したりしました。また、現地の友達とクリスマスパーティやダンスパーティなどに参加しました。ダンスパーティは日本では珍しいですが、ウィーンでは11-2月は舞踏会シーズンとなっており、この時期になると街にスーツやドレスを着た人が多く見受けられました。私もこんなチャンスはないと思い、現地の友達と参加して、とても貴重な体験ができました。

留学の動機

私は修士1年時に留学を決意しましたが、学部4年間は何となく勉強し、部活に所属し、友達と遊び、何となく学生生活を送ってしまっていることに気付きました。そのためこの漠然とした生活から決別したいと考えたためです。また海外旅行に行った際に、外国人とコミュニケーションを取ることに喜びを感じ、海外での生活ではその機会をたくさん経験できると思ったためです。

成果

研究や私生活を通して、研究の知識や技術、コミュニケーション力が身に付きましたが、同時に認識を変化させることができました。今までは、外国人はいい加減な人が多い、英語は上手に話さなければならないなど、偏ったイメージだけが先行していました。しかし実際に生活してみると、研究室の人は皆とても真面目であったし、英語は世界の人々が繋がるための手段であるということに気付き、間違った認識を変えることができました。

ついた力

努力できる力

何事においても平凡な私は、留学前もそれを補うために努力するタイプでした。しかし留学を通して、今までの自分の努力レベルが低いことに気付き、より一層努力できる人間になりました。私にとっては特に語学の壁が高く、留学当初は話を聞き取れない、意思を伝えられないという問題にぶつかり、自分の無力さを痛感しました。しかしそこで落胆することなく、最後まで努力を続けることで問題を解決し、一皮むけた自分になれました。

今後の展望

今後は化学系の企業に就職する予定ですが、携わる業務内容に関係なく、何事にも全力で努力して成長していきたいと考えています。また留学中は、研究、語学の学習だけでなくプライベートのことも全力で楽しんだため、短い期間でたくさんのことを経験できました。そのため就職後も、様々なことにチャレンジできることを期待しています。

留学スケジュール

2015年
4月〜
2016年
1月

オーストリア(ウィーン)

私は10ヶ月間、オーストリア・ウィーンで交換留学生として有機化学研究室に所属し、研究を行っていました。研究室の規模は12人程度で大きくはなかったですが、7割が博士の学生であり皆研究に対する意識がとても高く、良い刺激を受けながら良い環境で研究することができました。また語学力の向上には生活の中で実際に使用することが重要であるということを感じ、日本ではなかなか体験できない英語メインの環境で生活することができました。また生活面においては、週末は休みであったため買い物に出掛けたり、観光したりしました。また、現地の友達とクリスマスパーティやダンスパーティなどに参加しました。ダンスパーティは日本では珍しいですが、ウィーンでは11-2月は舞踏会シーズンとなっており、街にスーツやドレスを着た人が多く見受けられました。私もこんなチャンスはないと思い、現地の友達と参加してとても貴重な体験ができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

100,000 円

項目:航空券、旅行費

2,000,000 円

研究室のメンバー
ウィーンのクリスマスマーケット
大学のダンスパーティ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

100,000 円

項目:航空券、旅行費

2,000,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ウィーンには旅行VISAで6ヶ月間滞在可能ですが、私は10ヶ月間の滞在であったため、ウィーンでの在留許可申請をする必要がありました。この手続きは日本ではなく現地で行わなければならなかったため、ウィーンに到着してから行いました。しかし私が申請した時期は、難民問題が大きくなり始めていた頃であったため、申請には困難を要しました。この時に私に声をかけてくれた人が同じ研究室のAnnaで、申請時にはドイツ語で手続きを手伝ってくれて、申請場所には毎回ついてきてくれました。しかし、オーストリアには移民が多く処理が追いついていないためか、日本人であってもなかなか申請に取り合ってくれませんでした。日本大使館に電話したり、知り合いに聞いたりして、結果3回目でようやく取得することができました。ここで私が在留許可を取得できなかったら、不本意な形で留学が終わっていた可能性があり、最悪の事態が起こらなかったのも全て手伝ってくれたAnnaのおかげであると思っています。本当に感謝です。

在留許可書を取得した時の写真
お世話になったAnna

留学前後での、自分の変化

私は何となく送っていた学生生活から脱却するために留学を決意したため、留学に対して不安がありながらも、大きな期待を持っていました。しかし、実際にウィーンに到着すると、目に入る文字、耳に入る言葉がドイツ語で、習慣や文化が大きく異なっていることにギャップを感じ、非常に不安になりました。また1ヶ月経つと英語が聞き取れると言われていましたが、あまり聞き取れるようにはならず、何も成長せずに帰ることになるのではないかという不安にも駆られました。そのため私は、生活習慣を変えることを試みました。そのため早寝早起きを心がけ、毎日運動、毎日英語の勉強を行い無駄な時間を過ごすことのないようにしました。また週末は学校には行かず自分のやりたいことを楽しみ、生活にメリハリをつけるようにしました。その結果良い生活習慣が身に付き、さらにその生活習慣を継続するための強いメンタルを養うことができました。そして、留学前と留学後では表情にも大きな変化が現れるようになりました。

留学前の不安そうな自分の表情
留学9ヶ月目の余裕のある自分の表情

語学の学習

  • 語学力 : 英語

オーストリアの公用語はドイツ語ですが、研究室は多国籍であったため英語でコミュニケーションをとっていました。しかし留学開始時は、英語力が乏しかったため毎日3時間英語の勉強をするようになりました。その際に行ったことが、TOEICの模試をひたすら解いて復習するという方法でした。一見TOEICは実用英語とは異なるという印象を感じましたが、英語を体質化させるにはやることが明確で非常に良い方法でした。また復習の際は、分からない単語を調べ、間違えた原因を探る→音読する→シャドーイングする→解き直すというサイクルを行い、約30回模試を解きました。また、研究室でのコミュニケーションをとる、会話するために観光地を訪れるなどして、実践力を身に付けていきました。これら2つの角度から英語の能力向上に努めた結果、研究室で不自由なく英語力でのコミュニケーションをとれるようになり、TOEICの点数も200点上げることができました。

研究室のメンバーとの会食の様子

生活に適応していくために

  • 住まい探し : 一人暮らし

私は、習慣、文化の異なった生活圏にどのように適応していったか考えたときに、”郷に従う”という言葉が浮かびます。私は、その土地の文化や習慣をまるで現地人であるかのようにそのまま真似することを心がけました。一人でカフェに行くと本を読んでいる人が多いので、自分も本を読んでみる。休日は公園でゆっくりしている人が多いので、自分も公園でゆっくりしてみる。コミュニケーションの際友達が使っている英語はメモしておき、自分も実際に使ってみる。様々なことを真似することで、生活のための感覚やテクニックを掴むことができました。また、友達からの誘いは基本断らないようにし、様々な経験のチャンスを潰さないようにしました。時には面白くないこともありましたが、クリスマスパーティやダンスパーティなど様々なイベントにも参加することができ、現地の人ならではの体験をすることができました。私は新しいことを吸収する際には、自分の考えを空けることが重要であると思います。自分の考えは、時にはチャレンジすることの妨げになってしまうと思うためです。自分の中の当たり前を出さずに、その土地のことを最もよく知る彼らに委ねてみるのも、一つの良い方法ではないかと思います。

大学主催のダンスパーティ
年末のラボミーティングの様子
研究室でのクリスマスパーティの様子

留学前にやっておけばよかったこと

私は、留学前に言語の問題を解決しておけば良かったと感じました。それは、コミュニケーションが上手くとれないことにより、自分のやりたいことを満足にできなくなるためです。私は、研究を行い結果を残すことを目的にしていましたが、言語は目的を成し遂げるための手段であると感じました。そのため、留学生活を有意義にするための一つの要素として言語の問題があり、これを留学前に解決することは非常に重要であると思います。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学を勧めます。それは、単純に自分が”行って良かった”と思ったためです。私は留学で、特にメンタル的に大きく成長したと実感しています。留学中は、異なる言語、異なる文化という慣れない環境の中で、絶対に何か得て帰りたいという強い思いからいくつかの目標を立てて生活していました。その結果、それらを成し遂げるための努力を一層できるようになり、なによりもその努力を継続できる精神力が養われたと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学のきっかけが何であっても、留学で得られるものはその何倍も大きなものになると思います。私の場合これを実現するために、考えるだけではなく実際に行動に移しました。するとたくさんの方々が助けてくださり、また運も味方に付けることができ、留学を実現することができました。留学に少しでも興味のある方は、ためらうことなく相談して、自分の構想を実際に行動に移してみてください。必ず叶うと思います。応援しています。