留学大図鑑

石田智敬

出身・在学高校:
愛知県立天白高等学校
出身・在学校:
愛知教育大学
出身・在学学部学科:
教育学部 初等教育教員養成課程 理科選修
在籍企業・組織:

世界で活躍する主導的な教員を目指して!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・哲学・心理・教育・児童・保育・福祉
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • The University of Glasgow, College of Social Science, School of Education (グラスゴー大学)
  • イギリス
  • グラスゴー
留学期間:
9ヶ月
総費用:
4,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<大学入学時: TOEIC450 留学直前:IELTS6.0> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<IELTS7.0 (CEFR:C1)>

留学内容

目的
・多様なニーズへの対応が求められ、教育現場のグローバル化も進む中で、主導的な存在としての教員を目指すために自分自身に必要な資質・能力を育てる。
・スコットランドの教育システムに実際に現地で触れスコットランドでの教育実践・理論の学びを日本の教育改善に生かすヒントにする。
概要
活動内容は、グラスゴー大学のものと現地学校でのフィールドワークのものと大きく2つに分けられる。

(グラスゴー大学で受講していたクラスの一覧と内容)
教育実践 EDUC 1080P
週2コマの講義, 週2回のセミナー(教員と学生10名弱のグループ形式)
主に、教育心理学(構成主義/社会構成主義等も)、教育方法学(カリキュラム-CfE-研究)、教育実地研究(計10日間の実地研究) 等

物理学 PHYS 1001
週5日、毎日1時間の講義、週1回の学生実験、隔週程度で行なわれるワークショップ
幅広い物理学の内容、(古典力学、電磁気学、熱力学、光学、波動、物性論、特殊相対性理論、量子物理学、量子力学等)

(実践活動先の受入校と内容)
・Alexandra Parade Primary School
P1P2P3学級、理科クラスでの参加・観察)
・Govan High School
理科(物理分野)担当の先生の下で、理科クラスに参加・観察

留学の動機

地元の公立高校から地元の教育大学に進学するという教師の王道ルートを歩んできた自分は、そのまますぐ教師になるということに、そのとき嫌悪感のようなものを抱いていた。自分の理想とする教師にはそれではなれないというような理由もあれば、もっといろんな世界を見たい、という漠然とした思いもあった。そんな中、大学2年の春から留学に向けてのちょっとした準備を始め、それが後の本格的な教育留学に繋がる始まりだった。

成果

すべての授業で単位を修得し、成績はA1~Hまでの22段階評価で、物理 (通年):A4(19/22)実践教育 (通年) B1(17/22) 大学生活を通し、大学レベルの物理学の基礎を固め、教育学の基礎を学ぶことはもちろんのことカリキュラム研究などの実践的な内容を通して、教育専門職としての初期アイデンティティーを確立させた。また、高度な学術英語の基礎を身に付け、学位論文を英文で執筆する準備ができた。

ついた力

なんとかする力、開拓力

比較的わかりやすい成長(外面的)のみならず、自分自身が内面的に成長できた9ヶ月であったと感じる。一番身についたと感じるものは異質な集団の中での"開拓力”"なんとかする力"のようなものである。実践活動の段取り、大学への出願・審査、履修登録、語学力の向上はもちろんのこと、銀行口座の開設や寮や携帯回線の契約まで全て自分で行っていかなければいけない。これらの経験はとても自分自身を成長させてくれたと感じる。

今後の展望

大学を卒業した後は、教育方法学分野での大学院への進学を考えている。グラスゴーで学んだ事を活かしながら日本の教育に大きな変化をもたらす事ができるように、教育実践に最も近い ”教育方法学” という学問分野から学びを深め研究をしていきたいと思っている。

留学スケジュール

2015年
9月〜
2016年
5月

イギリス(グラスゴー)

目的
・多様なニーズへの対応が求められ、教育現場のグローバル化も進む中で、主導的教員を目指すために必要な資質・能力を育てる
・スコットランドの教育に実際に現地で触れ、教育実践・理論の学びを日本の教育改善に生かすヒントにする
概要
(大学)
教育実践 EDUC 1080P
主に、教育心理学(社会構成主義等も)、教育方法学(カリキュラム研究)、教育実地研究等
物理学 PHYS 1001
幅広い物理学の内容、(力学電磁気学熱力学波動特殊相対性理論量子力学等)
(実践活動先)
・初等教育学校
P1P2P3理科クラスでの参加観察
・中等教育学校
理科(物理分野)担当の先生の下で理科クラスに参加観察

費用詳細

学費:納入総額

2,000,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

50,000 円

留学初日にグラスゴー大学の中庭にて
小旅行で訪れたパリのレストランにて
お城のようなキャンパス
費用詳細

学費:納入総額

2,000,000 円

住居費:月額

80,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

ここがすごい!大学の授業 in スコットランド

まず、日本の大学のクラスは1コマ単位で構成されており、各々の授業は断片的になりがちである。また授業の内容は担当する教員によって大きく左右され、時には授業題名と授業内容が全く異なっている、教員が自分の研究分野の内容などの (趣味) に走る、といったことも珍しいことではない。しかし、グラスゴー大学では1、2年生は半期で3つ程度のクラス(授業が構成されたモジュールのようなもの)を取るスタイルで、そのクラスの内容は関連性を持ってよく考えられて構成されている。またそのクラスは”ヘッド”を中心に10名程度の教員で構成されており、チームでの運営となっている。またそれらのクラスは単年で終わることはなく、毎年何人か構成教員が変わることはあるものの、基本的に何年もの間、期末に行われるフィードバックを元に毎年改善しながら運営されていく。授業内容も毎年のフィードバックを元にチームで考えていくので、先ほどあげたような”日本にありがちな問題”はあまりなく、内容も非常に教育的で洗練されている。こういったチーム運営で、形成的な評価を生かした長期的なクラス運営を、日本の高等教育は見習わなくてはいけないと感じた。

大学の講義室

ココでしか得られなかった、貴重な学び

日本との決定的な違いはもしかしたら評価の質かもしれない。日本ではレポート課題という形式で課題が出されるが、レポートがどのような基準で評価されるのかという詳細が示されることは少なく、採点者の恣意的な評価が横行している。場合によっては返却すらない場合すらある。しかし、スコットランドの評価システムは徹底している、まず形成的評価と総括的評価をしっかりと区別し、形成的評価に重きが置かれている。形成的評価は学習者が自分の弱点と強み(何ができていて何ができていないのか)を知り、次の学習ステップを捉えるために用いられる。これは一切成績に影響しない。総括的評価は期末などに行われ、その学習者の学びを評価するものである(成績用)。毎回の課題では事前に評価基準(ルーブリック)が示される。課題が返却されるときにはルーブリックで各項目ごとに自分がどこにいるのか、ということが示され、採点者からのコメントと次何をしなくてはいけないかということが記入されて返却される。採点は基本的に3名以上によって行われて、また、完全に氏名を伏せられて行われる。また、フィードバックが書かれたルーブリックを見直して、次の課題の時に自分がどういうことに取り組むのか、ということを書いて毎回提出する必要もある。これだけ徹底した形成的評価と総括的評価のシステムは本当に素晴らしいもので、日本に必ず導入されるべきであると感じた。

採点されたルーブリック

この国のことが、とても好きになった瞬間

スコットランドといえば、ウイスキー、ネス湖?などなど、といろんなイメージが浮かぶと思いますが、特に、自然が豊かさと美しさは英国随一です。中でも非常におすすめな地域を2箇所紹介しておきます。一つ目はグレンコー、ここはグラスゴーの北部、フォートウィリアムの南にある渓谷で英国で最も美しい渓谷とも言われています。ハイキングコースも多く2、3日宿泊してゆっくり楽しみたいスポットです。交通の便が悪いのが難点で、近くの街までバスで移動し、そこからの移動はヒッチハイクでなんとかしていました。(結構止まってくれます) 2つ目は、スカイ島、この島は英国一の秘境といっても過言ではありません。地球上とは思えない別惑星に来たかのような錯覚を覚える圧倒的な景色は本当に圧巻です。

グレンコーにて
スカイ島にて
スカイ島にて

TOEIC450点の落ちこぼれが、IELTS7.0を取るまで

  • 語学力 : 英語

TOEIC450点の落ちこぼれが、IELTS7.0を取るまでに感じた英語学習のポイントを列挙しておきたいと思う。

1. 買って満足の参考書やテキストを買いにいく前に、まず試験に申し込もう。そうすれば自ずと勉強する。
2. 準備の有無を問わず定期的に受験する。
3. 4技能バランスよく勉強する。読んでばかりでなく、実際に聞く!書く!話す!
4. スピーキングはペアで会話練習より、独り言が有効。
5. すべて英語で書かれたテキストを使う。
6. そうはいっても最後は量、1日1時間では少なすぎる。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行って後悔する人は滅多にいません!
一瞬の勇気があなたの一生を変えるかもしれません!
まず、一生を変える留学への一歩を踏み出してみませんか。