留学大図鑑

TH

出身・在学高校:
神奈川県立横浜緑ヶ丘高校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
生命理工学研究科
在籍企業・組織:

生命科学×情報科学への挑戦

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 王立工科大学, School of Computer Science and Communication
  • スウェーデン
  • ストックホルム
留学期間:
9か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,640,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC公開テスト835点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC公開テスト915点>

留学内容

王立工科大学(Kungliga Tekniska högskolan, KTH)では、「バイオインフォマティクス」と呼ばれる、生命科学と情報科学の融合領域について学びました。KTHは欧州有数の工科大学で、特に情報理工学と自然科学の領域において世界的にも高く評価されています。医療・創薬分野への応用に大きな期待が寄せられている本分野をKTHという先進的な環境で学ぶため、留学を決意しました。講義では、遺伝子発現パターンの解析や、アミノ酸配列からタンパク質の構造を予測するプログラムの作成など基礎的な演習に取り組みながら、本分野の臨床応用についても学びました。留学後半は研究室に所属し、「DNA配列の変異がゲノム解読に及ぼす影響の調査」というテーマの研究に、他2人の学生(ルワンダ人とスウェーデン人)と共同で取り組みました。研究の成果は、研究棟内で行われたポスターセッションで発表しました。

留学の動機

KTHでバイオインフォマティクスを学びたかったからです。留学後にはPhDを取得し、超高齢化社会を迎える日本で持続可能な医療システムを構築するために、研究者として寄与したいと考えていました。また、学部三年次にバイオ系の国際大会(BIOMOD)に参加し、研究を通じて世界中の人と繋がれる面白さを知ったことも留学の決意を後押ししました。

成果

バイオインフォマティクスを学習することが出来た他、国際的な舞台におけるコミュニケーション力を身に着けることができました。共同研究や教授とのディスカッションなどを通じて、英語でも円滑なチームワークに貢献し、複雑な議論もこなせるようになりました。そして、人とのコミュニケーションと研究はいずれも非常に普遍的な営みであり、その本質さえ理解していれば国際的な場でも十分通用するということを学びました。

ついた力

自己アピール力

所属する予定だった研究室からは、私が博士課程でないことを理由に断られてしまいました。しかし、私はここで諦めずに、①彼が担当する講義に出席し積極的に質問をすることにより、授業への理解を示す、②出された宿題を完璧に仕上げ一定の課題解決能力があることを証明する等の自己アピールを継続しました。その結果、最終的には彼の方から「プロジェクトを手伝ってほしい」というオファーを得ることができました。

今後の展望

留学中の学びを通して、医療・創薬分野の発展のボトルネックとなっているのは、科学技術的な要素ではなく、その受け皿となる社会のシステムにあるのではないかと考えるようになりました。今後は研究者としてではなく、行政あるいはビジネスサイドから本テーマに取り組み、科学技術の社会へのインストレーションに貢献したいです。

留学スケジュール

2015年
9月〜
2016年
6月

スウェーデン(ストックホルム)

学校が用意してくれた寮から通学していました。講義では、上記したようにバイオインフォマティクスを中心に学んでいたのですが、日本の大学の授業と比較して演習や他の学生とのディスカッション・グループワークを行う機会が非常に多く、座学の授業でもとても刺激的でした。留学後半は研究室に所属し、「DNA配列の変異がゲノム解読に及ぼす影響の調査」というテーマの研究に、他2人の学生(ルワンダ人とスウェーデン人)と共同で取り組みました。メンバー全員が異なる専門分野・バックグラウンドを持っていたので、研究開始当初は作業をスムーズに進めることができなかったのですが、積極的にコミュニケーションを重ねることで、最後にはそれぞれが長所を発揮できるような良い空気を作ることができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

王立工科大学
指導教員との写真
共同作業の様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

90,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

私が留学先で得た最も大切なものは「国境を越えた友情」です。生まれてから地元から離れることなく育った私にとって、本留学は初めて家族や友人から離れて一人で暮らす機会となりました。当初は文化も言語も全く異なる環境に馴染むことができるのか、親しい友達はできるのかなど不安ばかりでしたが、入寮してすぐそんな心配は吹き飛びました。衣食住を他の留学生と共にする中で、スムーズに親密な関係を築くことができたからです。彼らとは、放課後に一緒にバーに行って他愛のない話に花を咲かせたり、週末は打ちっぱなしや旅行にいったりと、非常に充実した時間を共有しました。このように親密な関係を築く中で、自分の外国への意識が変わっていくのをはっきりと感じました。留学をする以前は国外で起きた事件や、外交などに無頓着でしたが、様々な国籍を持つ友人が増えたことにより、そうした海外での出来事に対して血の通った考え方、耳の傾け方をするようになったからです。彼らにとっても、それは同じであったと思います。日本が関係するニュースなどを見つけては、よく私に話してくれました。自分のことや日本のことを思ってくれる世界中の友人との友情が、私が留学中に手に入れた最も大切にすべきものです。

ノルウェー旅行(あの有名な「トロールの舌」の上にいます)
研究の息抜きに行った打ちっぱなし
週末の飲み会

誘われたら断るな!臆せず外に出て、多くの場数を踏むことが英語上達のカギ

  • 語学力 : 英語

私は留学する以前は英会話の経験に乏しく、流暢に会話ができるような能力はありませんでした。実際、留学当初は、友人とのコミュニケーションや授業中のディスカッションにおいて、苦労する局面ばかりで、人と会話することすら億劫に感じていました。そうした状況を打開するために、私は「人から誘われたら断らない」ことをモットーにすることにしました。「明日の朝早いからパーティーには行きたくない」だとか「あんまり仲良くないから断ろう」といったあらゆる言い訳を頭の中で抹消し、誘われた瞬間すぐに「Yes」の三つ返事をして、とにかく外に出て、多くの場数を踏むことを心がけました。その結果、留学開始から三か月後には、英語を話すことにストレスを感じることが無くなり、かつ比較的スムーズにコミュニケーションをとることができるようになりました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学によって得ること・失うものはいろいろあると思うけど、留学をして後悔している人は見たことがない!だから、トビタテ!