留学大図鑑

石井大翔

出身・在学高校:
岐阜県立加茂高等学校
出身・在学校:
大阪大学
出身・在学学部学科:
工学研究科 環境・エネルギー工学専攻
在籍企業・組織:

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

原子力事故対策を国際機関で学ぶ

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • International Atomic Energy Agency (IAEA: 国際原子力機関)
  • オーストリア
  • ウイーン
留学期間:
6カ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,160,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

<留学の概要>
オーストリア・ウイーンに本拠地を置く国連の専門機関International Atomic Energy Agency (IAEA:国際原子力機関)のIncident and Emergency Center (IEC)で6カ月間のインターンシップを行いました。その中で、IAEA/IECが主催する人材育成プログラムの企画・運営、各国の原子力・放射線事故対策の知見を集約するデータベースの構築などに携わりました。(私のインターンシップは福井県国際原子力人材育成センター、福井大学、大阪大学 超域イノベーション博士課程プログラムの支援を頂き実現しました。)

<留学の着想>
私は、専門分野を深く理解し、専門領域を幅広くとらえる俯瞰的な視野の双方をバランスよく持ち続けることを意識しています。博士人材としては自身の専門性が大切になりますが、社会の役に立てる人材となるためには広い視野で社会のニーズを把握することが大切だと考えています。私は、専門研究では原子力発電所の事故解析に関わっています。私の研究のゴールは原子力事故対策に役立てられる基礎的な知見を創出することです。IAEA/IECでの職務を通じて実際に原子力防災を進めていく際に必要な枠組みを学び、今後の研究、ひいては社会に貢献できる原子力工学の有識者となるために必要な素養を見極めたいと考えました。

留学の動機

東京電力福島第一原子力発電所の事故を経験した日本が国際社会に果たすべき役割を考えました。私は、各国が進める原子力・放射線事故対策や防災計画に日本の経験が少しでも反映してほしいと思っていますし、私自身がそこに貢献したいと考えています。今、まさにこのタイミング(博士後期課程)でIAEA/IECという組織を知っておく必要があると考えてインターンシップを計画しました。

成果

担当した業務の一つにIAEA/IECが原子力・放射線事故対策に関わる人材育成を目的に開催しているワークショップの運営があります。このワークショップには行政関係者、規制機関の関係者、医師、警察官・消防官が参加します。参加者に福島の現状の説明や、誤って認知されている情報の修正を行いました。この業務+その他の業績が評価され、IAEA/IECに日本人が在籍することの意義を評価していただきました。

ついた力

実現力

構想、計画、実行、成果の創出を一貫して精一杯行うなかで、今後も活用できるネットワーキングや、国籍を問わない他者の信頼を得ることができることを学びました。

今後の展望

日本の原子力・放射線事故対策に原子力分野の専門家として少しでも貢献することができればと考えています。私はIAEA/IECでのインターンシップを通じて原子力・放射線事故対策に関する国際的な枠組みを学びました。身に着けた知識を直接、日本に還元するだけでなく、留学を計画する後輩等に貢献できることがあれば積極的に行いたいと考えています。

留学スケジュール

2018年
4月?
2018年
10月

オーストリア(ウイーン)

2017年9月
International Atomic Energy Agency (IAEA:国際原子力機関)の訪問、インターンの面接
2018年3月
受け入れ先、受け入れ担当者の確定、ビザ取得
2018年5月
着任・業務開始
2018年10月31日
オーストリア出国、翌日(2018年11月1日)帰国

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Vienna International Centerの様子
General Conferenceでの質問対応
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

国連機関に色々な人たちがいます。多種多様の文化背景、行動様式をもち、その人たちが一緒に働いています。ちなみに私の同僚はオーストリア人とカザフスタン人、上司はスペイン人の父とドイツ人母をもつハーフでした。様々な国籍の人と一緒に働くことで、世界の広がりを見ることができたように思います。邦人職員の方がおっしゃっていた「日本人は日本人で、(日本人の想定する)国際人にはなれないように思える」という言葉が印象的でした。日本人として国連という場で働く体験をする中で、日本の強み・弱み、私の分野での国際社会の日本に対する要望もみえたような気がしました。国連機関で働くというキャリアパスの選択肢も増えました。

インターンの同僚
多国籍なハイキング

知っている人に聞き続ける

  • 留学先探し : インターンシップ

インターンシップの応募、応募書類の作成、インタビューの準備、お土産の準備、現地での医療、ビザの取得方法、国際機関での働き方等、自分で調べることもできますが、私は周囲の方々にとんでもなくお世話になりました。(国連機関でインターンシップを経験した人を見つけることが意外にも難しいですが。)私はオーストリア・ウイーンに滞在していましたが「ウイーンで暮らす」という現地の邦人会が出版している、これからウイーンで生活を始める日本人をサポートする本があることは下見(兼面接)に行くまで知りませんでした。お世話になりました方々には(今後もお世話になるかと思いますが)感謝に尽きます。ありがとうございました。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にやっておこうと思うことは全て可能な限りできるようにするべきでした。語学(英語以外の言語習得含む)、渡航先で必要な知識の習得など、日本にいてもできたことはたくさんあったと渡航後に多く気づきました。渡航前は多忙で十分の確保が難しくなるので、ゆとりを持った企画が大切かもしれません。

これから留学へ行く人へのメッセージ

体調には十分に気を付けて頑張ってきてください。