留学大図鑑

まりこ

出身・在学高校:
横浜市立東高等学校
出身・在学校:
千葉大学
出身・在学学部学科:
園芸学部
在籍企業・組織:

卒業研究のためのフィリピン留学

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・農学・森林科学・水産・獣医・畜産
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University of the Philippines Los Banos, College of Arts and Sciences, Institute of Biological Sciences
  • フィリピン
  • ロスバニョス
留学期間:
12か月
総費用:
800,000円 ・ 奨学金あり
  • (独)日本学生支援機構(JASSO)「海外留学支援制度」 840,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC700点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

3年次の1月から4年次の12月までの約12か月の留学でした。卒業研究をフィリピンで行うことは決まっていたので、1月から5月までは大学の講義を中心とした生活を送りつつ、どのようなテーマにしたらいいのか、週1回担当教員の方と話し合いを行ったり、論文を読んだりしていました。講義は日本の大学の指導教員と、現地の担当教員の方と相談し、卒業論文の執筆に役立ちそうなGIS(地理情報システム)の基本を学ぶものと、スピーチコミュニケーションの授業を受講しました。6月からは、8月に大学院入試(日本に一時帰国)と卒業研究の現地調査(1週間ほどのフィールドワーク)を行うことが決まっていたため、それに向けた準備をしました。9月から帰国までは卒業論文執筆のためのデータの分析や、フィリピンでの成果発表のためのプレゼンテーションの準備等を行いました。

留学の動機

1年次から、タイでの短期留学(2週間)やグローバルボランティアという教養の授業でインドにボランティアとして参加したり、一人で旅行に行ったりと元々海外への興味はありました。回数を重ねるうちに、短期間の滞在は何かを得たというよりも、未来へのきっかけに過ぎないのではないかと考えるようになり、長期留学で自分の専攻している分野と向き合いたいと思うようになりました。

成果

卒業研究を一から海外で行うということに関しては、何がやりたいのか先生と相談できるのか、英語執筆はできるのか、調査での現地の方とのコミュニケーションはどうすればいいのか、大きな不安を抱えたまま留学がスタートしました。勿論最初は上手くいかないことばかりでしたが、自分なりに工夫すること、失敗を恐れないことを根気強くやっていくことで力はついたと思います。

ついた力

適応・責任力

適応力は、自分がストレスを溜めずに生活を円滑にする力です。自分を外国人で、留学先の文化等をスタンダードだと認識し、自分もそこに合わせていくことで過ごしやすくなるよう意識していました。責任力は、授業の準備、卒業研究の進捗など、日本にいるときのように周りの状況に応じて焦ったりできないため、いつまでに何をしなければいけないか、きっちり計画をたて、遅れることのないよう責任を持つ意識からついたと思います。

今後の展望

今後は大学を卒業後、大学院に進学します。専攻は変わりますが、フィリピンでの研究をしばらく続けます。今はフィリピンで特にやりたい研究がありますが、将来は、日本人としてフィリピンを始め、世界の様々な国に関わることのできる仕事に就きたいと考えています。

留学スケジュール

2016年
1月〜
2016年
12月

フィリピン(ロスバニョス、ラグーナ)

3年次の1月から4年次の12月までの約12か月の留学でした。卒業研究をフィリピンで行うことは決まっていたので、1月から5月までは大学の講義を中心とした生活を送りつつ、どのようなテーマにしたらいいのか、週1回担当教員の方と話し合いを行ったり、論文を読んだりしていました。講義は日本の大学の指導教員と、現地の担当教員の方と相談し、卒業論文の執筆に役立ちそうなGIS(地理情報システム)の基本を学ぶものと、スピーチコミュニケーションの授業を受講しました。6月からは、8月に大学院入試(日本に一時帰国)と卒業研究の現地調査(1週間ほどのフィールドワーク)を行うことが決まっていたため、それに向けた準備をしました。9月から帰国までは卒業論文執筆のためのデータの分析や、フィリピンでの成果発表のためのプレゼンテーションの準備等を行いました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

調査地(ロボ、バタンガス)のマングローブ林

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

1週間の調査を共にしたメンバー
調査終了後にもらったプレゼント

8月に1週間、調査のため、対象地であるロボ、バタンガスに滞在しました。大学院入試日程が迫る中、初めて一人で村に滞在し、調査をするというのはとても不安でした。朝から晩までマングローブ林に入り、ひたすら植生のデータを記録していくという中で、最初の2日間ほどは手伝ってくれていたメンバーを含め、チーム全体が四苦八苦している状況でした。緊張していた私を調査の面でサポートしてくれるのは勿論、ときおり冗談を言って緊張を和らげてくれたのは手伝ってくれたのもまたチームの現地メンバーでした。調査は当然のことながら、私が主体として動かなければならなかったのですが、その緊張の中、本当に感謝しきれないくらい彼らのサポートを受け、長かったようで短かった1週間を終えたときの充実感と彼らへの友情の気持は今思い出しても胸が熱くなります。そして出発の日の朝、彼らが朝早く私が滞在していた宿までプレゼントを届けに来てくれた日のことは本当に忘れられません。全く異なる環境で育ち、これからも違う道を進んでいく彼らが幸せに生きていけるよう地域コミュニティがよりよくなっていってほしい、そこに少しでも関わっていけれるよう自分も頑張ろうと今でも励まされています。

留学で何かを諦めない

  • 単位・留年 : 休学・留年

少しネガティブなタイトルになってしまいましたが、何かを理由に長期留学を諦める人はたくさんいると思います。それと同じで長期留学で何かを諦める人もいると思います。私ができるアドバイスは、大学4年生で1年留学をしても同期と同じ年に卒業することを諦めないということです。もちろん1年延ばすことを否定しているわけではありません。もし自分が大学を4年間で卒業したいと思っているのならば留学を理由にそれを諦めないでほしい、ということです。特に大学院に進学する予定の方は就職活動のように長期には及ばず、大学院入試は2日で終わってしまうので、準備等をしっかりすれば難しいことではないと思います。そのためには卒業論文を留学先でやることは必須です。日本にいるときはとてもハードルが高いように聞こえますが、1年大学卒業を延長して留学することで得られることがあるように、少し厳しいスケジュールになったとしても得るものはたくさんあります。そのためには、研究室の先生の協力を仰ぐこと、留学先で自分の専攻の卒業研究のアドバイスをしてくださる担当教員を見つけておくこと、大学院の研究室訪問を済ませ、入試に必要な書類・日程を確認しておくこと(一時帰国の飛行機の手配や、過去問題、願書など)、提出書類に関して家族の協力を仰ぐことが必要になります。また留学してからすぐ卒業になるため、単位は全て取得してからか、単位互換制度もしっかり確認することが大切です。

留学前にやっておけばよかったこと

大学にいる留学生ともっと関わっていればよかったなと思いました。留学先では現地の学生とも関わりますが、寮も同じ留学生同士の方が関わる機会が多いです。様々な文化を学ぶことや、彼らとどのように関わっていけばいいかなど知ることができますし、何よりも私や留学していた私の友人がそうであったように、留学生は現地の学生との交流を望んでいると思います。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学したいという思いを持った人に留学をすることを勧めます。留学で得たことは、日本でも出来たこともありますが、多くはそこでしか得られなかった学び、出会えなかった人です。また留学は簡単にできるものではありません。努力すれば留学できる環境、留学したい気持ちがあるのなら、挑戦しない理由はないと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学してる時間は長いようで短く、短いようで長いです。本当にいろんなことを経験すると思います。毎日を大切に色々なことに貪欲に、でも息抜きをすることも忘れないでください。時間は有限ですが、何事も身体が資本です。そして何よりも大変なことも含め、全てを楽しめるよう工夫してみてください。