留学大図鑑

さえちゃん

出身・在学高校:
愛知県立明和高等学校
出身・在学校:
名古屋大学大学院医学系研究科
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

ホスピス緩和ケアの理念を探る一人旅

留学テーマ・分野:
留学先で研修やボランティア、大学院単位取得
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • King's College London(大学院), St. Christopher's Hospice(ホスピス), Dorothy House(ホスピス)など
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
2か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 900,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS6.0、TOEIC670> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC735>

留学内容

人生最期を見すえた心豊かな日常を開発するため、現代ホスピス運動の発祥地でホスピス緩和ケアの理念に基づく「実践」「研究」「教育」のあり方を学んだ。
①実践:
St. Christopher's HospiceでSt. Christopher's Academyに参加。
Dorothy Hospiceにて田舎で穏やかなコミュニティーに根ざす実習。
②研究:
King’s College Londonの2週間コース講義“Psychosocial, Cultural, Ethical and Spiritual Issues”をStandalone module生として受講し、単位を取得。
③教育:
ホスピス主催のチャリティーイベントBlueBell Walkでのボランティアに参加。
毎週夕方からホスピスで開催されるSocial Programmeに参加し、市民や医療スタッフと交流。

留学の動機

私は幼い頃より人々の多様な死のあり方を学び、国籍や人種、言語に関係なく、最期まで自分らしく生き抜ける日常を実現したいという夢があった。そして看護を専攻した後、患者や家族等との出会いと別れを繰り返し、ホスピス緩和ケアに魅力を感じた。そこで、社会人になる前に、夢の第一歩として、近代ホスピス運動の発祥地の英国でホスピス緩和ケアの理念を学びたいと考えた。

成果

現代ホスピス運動の発祥地St. Christopher's HospiceはKing's College Londonと連携して「実践」「研究」「教育」を行うシステムも確立されていた。さらに、市民には人生最期を見すえる機会があり、喪ったものを懐かしみ、いのちの大切さを振り返る日常が存在した。国籍や人種、言語が違えど、誰かを大切に思う気持ちはみんな同じであると実感した。

ついた力

前例にとらわれない行動力

誰にも譲れない信念を貫くためには、理不尽な現実と向き合い、前例なくても挑戦し続けることの大切さを学んだため。前例ない挑戦はとても怖いし、常に不確かさが付きまとう。周囲の目も冷たい。しかし、誰も自分の人生に責任を持ってくれないので、自分が変わるしかないと考えた。

今後の展望

心の笑顔をつなぐ伴奏者でありたい。また、ホスピス緩和ケアの理念に基づき、保健師として社会貢献したい。地域独自の文化に根ざした、人生最期を見据えた健康教育のあり方を探ることで、誰もが最期まで自分らしく生き抜ける日常を開発することを目指している。

留学スケジュール

2016年
4月〜
2016年
5月

イギリス(ロンドン)

人生最期を見すえた心豊かな日常を開発するため、現代ホスピス運動の発祥地でホスピス緩和ケアの理念に基づく「実践」「研究」「教育」のあり方を学んだ。
①実践:
St. Christopher's HospiceでSt. Christopher's Academyに参加。
②研究:
King’s College Londonの2週間コース講義“Psychosocial, Cultural, Ethical and Spiritual Issues”をStandalone module生として受講し、単位を取得。
③教育:
ホスピス主催のチャリティーイベントBlueBell Walkでのボランティアに参加。
毎週夕方からホスピスで開催されるSocial Programmeに参加し、市民や医療スタッフと交流。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

BullBell Walkのボランティアにて

2016年
5月〜
2016年
5月

イギリス(バース)

Dorothy HospiceはSt. Christopher's Hospiceの影響を受けて設立されたホスピスであり、部門別に分かれて施設が存在し、田舎で穏やかなコミュニティーに根ざす実践が展開されている。Trowbridge Outreach CenterやWinsley Hospiceのデイケア、病棟で看護実習をした。特にWinsley Hospiceでは、家族が大切な人を失った悲しみをアートで表現する、アートセラピーとグリーフケアに対する取り組みを知った。そアートなどを通した家族へのケアも実践していることが分かり、家族ケアに対する実践のあり方を学べた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

Trowbridge Outreach Centerにて
Winsley Hospiceのデイケアにて

スペシャルエピソード

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

King's College London

I can't understand what you mean.と相手にされなかったし馬鹿にされたこともあった。でも、諦めず自分の意見を伝え続け、ある先生にたどり着いた。たった15分間、その先生からもらったYou are rightという言葉が、私の人生を変えた。

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

友人がくれたMini Apple

大学院の講義後に質問したが、教授に相手にされず落ち込んで席に戻ると、小さなりんごが置いてあった。バスに乗って、めそめそと泣いていた時、ちょうど大学院の友人から「Mini Appleのお味はいかが?」とメッセージが来た。ランチを一緒に食べた時にその友人のMini Appleに反応した自分を思い出した。さりげない優しさに泣きそうになった。

13日の金曜日はあった!

オックスフォードにてハリポタ巡り

トビタテ仲間3人で集まることになった。しかし、一人は、バスを降り過ごし夕方から合流、もう一人は、料金を支払う時にレジが必ず壊れた。私は何もなかったなあと思い、夜10時に帰宅すると、まだホストマザーはいなかった。お風呂に入ろうと思いながら、廊下の電気をつけたら全てショート。お部屋も真っ暗。これが13日の金曜日。

本気になれば意外と貯まる留学資金

  • 費用 : 費用準備

あらゆるアルバイトを両立し、留学資金を集めた。私は、看護師としての臨床経験も積むことも考慮し、大学院に通いながら、大学病院で勤務させていただいた。新人の看護師(パート)が大学院に通いながら病院で働くことは、前例がなかったが、周囲の理解のもと実現した。本気になってやってみると意外とうまくいくこともあるので、前例なくても、やってみることが大切である。

英国の洗礼―たらいまわし文化ー

  • 留学先探し : 大学院

事務手続きについて問い合わせると、毎回担当者から次のアクセス先を伝えられた。最終的に、お怒りメールを一通送ったところ、とても丁寧な対応になった。返信はリマインドメールを何度もしないと来ないので、1週間に1通から、2日に1通等、その状況に合わせて対策を練った。

行かない選択肢を作らない

  • 周囲の説得 : 家族

私は、海外経験ほぼゼロであったので、両親が心配するのは当然だった。そのため、与えられた条件(現地に日本人女性の知人がいること、空港からホームステイ先までの送迎サービス付きの語学エージェントを探すこと、海外での生活の予定を詳細にすべて書き出す、など)を全てクリアして渡航した。

留学前にやっておけばよかったこと

英語でディスカッションできる能力をもっと鍛えておけばよかった。

留学を勧める・勧めない理由

誰にも譲れない信念を得たことで、生きる力を身に着けることができる。しかし、海外での生活は決して安全ではないし、留学したからといって周囲に認められるわけでもない。そのため、リスクを覚悟し、曖昧な現実に慣れるまで苦労することを受け入れておく必要がある。

これから留学へ行く人へのメッセージ

駄目元でもいいから、やってみてほしい。どんなに頑張っても上手くいかないことばかりだけど、行くべき道は導かれるように上手くいく。前例ない挑戦はとても怖いし不確かさも付きまとうが、誰も自分の人生に責任を持ってくれないので、自分が変わるしかない。