留学大図鑑

小林 慶

出身・在学高校:
成田高等学校
出身・在学校:
金沢大学
出身・在学学部学科:
人間社会学域 地域創造学類 福祉マネジメントコース
在籍企業・組織:

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留学に関する質問やご相談はフェイスブックを通じて可能な範囲で答えさせて頂きます。特にフィンランド、ヘルシンキに留学する人、あるいは福祉、メンタルヘルスケアに興味ある方は何かしらのお話ができると思います。返信は遅れることがありますが、ご了承ください。

フィンランドの”幸せと市民活動”を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ヘルシンキ大学社会科学部社会調査学科, Kansalaisareena(非営利団体)
  • フィンランド
  • ヘルシンキ
留学期間:
9か月
総費用:
1,200,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 790,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<IELTS 6.0 > 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

「今後日本でいかに市民活動(地域での人のつながり)を活発化させるか」をテーマにボランティア参加率が高く、幸福度ランキングも上位のフィンランドで留学を決意した。ヘルシンキ大学ではVisiting Studentとして社会科学学部に所属し、北欧の福祉システム、ソーシャルワーク、障害学などの福祉学の授業、更にはポピュリズム、異文化コミュニケーションなど幅広く授業を履修し、北欧型福祉国家の歴史や現在の課題点などを学んだ。また2018年3月からは大学の授業がない日を中心に、Kansalaisareena(市民アリーナ協会)というフィンランドのボランティア活動やピアサポートの統括組織である非営利団体にてCampaign and Event Organizer(ボランティアメンバー)としてイベントの企画や運営に携わらせて頂いた。市民アリーナ協会でのボランティア活動や、団体の職員や地域ボランティアメンバーとのコミュニケーションを通して、フィンランドでの市民活動の状況をより理解できた他、同時に今後地域で更に市民活動を盛んにすることの難しさなども実感した。その他Finnish Red Crossでのボランティア活動、またフィンランドに来て日本のメンタルヘルスケアの遅れを強く感じるようになり、7つのメンタルヘルスケア団体にインタビューや訪問をさせて頂き、メンタルヘルスの地域ケアについても学んだ。

留学の動機

私の場合、「人生一度きりだし、もっと色んな世界で色んな人と出会いたい」という好奇心こそが留学の原動力だった。その好奇心がベースにあり、更に自分にとっての留学はどんな場所で何を学ぶのが良いのか自分で考えることで自分なりの留学計画を立てた。そういう意味で言えば、大学1年時によさこいチームに出会い自分が経験してこなかった事に挑戦する大切さを身をもって学べたことが留学の道を選ぶ上で非常に大きい転機だった。

成果

Finnish Red Crossのボランティア活動では、フィンランド語が分からないにもかかわらず高齢者施設や移民支援団体に足を運び、周りのボランティアメンバーにかなり支えられながら活動を行った。4月にはKansalaisareena設立25周年イベントがあり、折り紙を使って他のボランティアメンバーと協力しながら会場の飾りつけなどを行ったところ、多く参加者が喜んでくれた。

ついた力

自ら動く、踏み出す力

大学での友人関係を作っていく時、そしてヘルシンキでの地域コミュニティに関わる時に重要だったのが「自ら動く、踏み出す力」だった。自らイベント(よさこいワークショップ、Potluckパーティなど)を企画することで、より多くの友人との関係を作ることができた。また自ら動くことで、教授や知人からの紹介で福祉施設を教えて頂き、施設訪問することができたり、人脈を広げることができた。

今後の展望

留学を通してフィンランドも意外と多くの社会課題(地域格差、失業率、孤独死、一人暮らし高齢者、自殺など)に直面していることが分かった。そんな中改めて「日本の幸せ」を考えた時に、メンタルヘルスケアがフィンランドや先進国と比べて非常に遅れていることを感じた。もっと心の健康、あるいは心の悩みに対してオープンな社会にしていくことが重要である。今後は更に海外と日本のメンタルヘルスケアの違いや今後について学ぶ。

留学スケジュール

2017年
9月?
2018年
5月

フィンランド(ヘルシンキ)

<ヘルシンキ大学>
ヘルシンキ大学では、様々な国からくる留学生、そしてフィンランド人学生との交流の中で多くのことを学んだ。授業では学生とのディスカッションの中で各国が高齢社会の中で抱える問題について共有し合い、客観的に日本のイメージや抱える問題への理解を深めた。また普段の食事中の会話の中でも、移民や政治や国際情勢などについて話し、非常に興味深かった。なお、2017-2018の期間はVisiting Studentに対する授業料は0円であった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

講堂での一枚
企画したPotuckパーティ
授業の息抜きでスオメリンナ島へ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2018年
3月?
2018年
5月

フィンランド(ヘルシンキ)

<Kansalaisareena(市民アリーナ協会)>
Campaign and Event Organizer(ボランティアメンバー)としてイベントの企画や運営に携わらせて頂いた。2018年4月に団体の25周年記念イベントが行われ、当日のイベント運営、前日までに折り紙を使い、他のボランティアメンバーと協力しながら会場の飾りつけなどを行った。市民アリーナ協会でのボランティア活動や、団体の職員や地域ボランティアメンバーとのコミュニケーションを通して、フィンランドでの市民活動の状況をより理解できた他、同時に今後地域で更に市民活動を盛んにすることの難しさなども実感した。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

団体職員、他のボランティアメンバーと
25周年記念イベントでの写真(天井に折り紙の飾りつけ)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

Aminはアフガニスタンから難民申請をし、現在フィンランドで住んでいる友人である。彼とはFinnish Red Crossの活動でボランティアメンバーとして出会った。彼の話の中で、アフガニスタンから果てしなく長い距離をボートや歩きで国境をまたぎフィンランドにやってきた話、あるいは彼の家族や友人の生活の話などを聞いた時、自分がいかに今まで世界の現実に対して無知であったかを思い知らされた。また、私の今まで生活とはかけ離れた日々を送ってきた彼は、驚くべき程紳士で、いつも優しく私に接してくれた。ある日、彼がフィンランドの専門学校を卒業した際にもらった、50ユーロ分の食事券を使って私と一緒に食事をしよう言ってくれた時は、嬉しさよりも先にただ衝撃を受けた。彼は決して経済状況で恵まれているわけではないのに、そんな大事なものを私との食事に使ってくれようとする彼のその優しさはどこからくるんだろうか。。彼の優しさ、暖かさに私は何度も驚いた。そしてとても感謝している。

Aminそして友人と

家・部屋探し

  • 住まい探し : シェアハウス

ヘルシンキ市内は人口増加の影響で全体的に部屋の数が不足していて、日本で部屋を探すときは非常に困難でした。私自身、渡航前にホームページを見て、フィンランドのいくつもの不動産にコンタクトしましたが、ほとんど連絡は帰ってこない、もしくは空きがないという連絡でした。私はfacebook上の部屋貸し借りするグループで、部屋を貸し出す人に直接コンタクトを取り、出国直前になんとか滞在させてもらえる部屋を見つけました。Facebook上で見知らぬ人に部屋の交渉をするのはかなり運任せのところがあるので、私もどんなルームメートが一緒に住むのかなど不安だらけでした。もちろん安心なのは知人や知り合いのつてで探すことだと思いますが、ヘルシンキでは多くの人がFacebook上で部屋の貸し借りをし、そういったFacebookグループもたくさんあるということを最後の手段として頭に入れておくと良いかもしれません。

留学前にやっておけばよかったこと

日本から持って行ったSIMフリーのタブレット端末がなぜか現地のSIMを合わせても使えませんでした。これくらいならフィンランドでは何とかなりましたが、留学先の国や場所によっては大変になるかもなと思いました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行くことで改めて、私自身「人とのつながりの大切さ」を実感しました。留学で多くの学びを得るためにはモチベーションの持続が大切ですが、一人きりではなかなか難しいものです。そんな中、私はフィンランドでできた友人はもちろん、日本にいる友人や家族の存在、そして海外で留学している友人やトビタテ生の存在は心強く、私自身を奮い立たせてくれる存在でした。ぜひ周りを応援でき、周りから応援してもらえる留学を!