留学大図鑑

高木季代

出身・在学高校:
和光高等学校
出身・在学校:
山口大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:

肥満大国アメリカにおける糖尿病最先端研究

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センター
  • アメリカ合衆国
  • ボストン
留学期間:
5ヶ月半
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,210,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センターで、糖尿病や代謝に関する研究を行いました。アメリカではBMIが30以上の高度の肥満者かつメタボリックシンドロームを合併している患者に対して肥満外科手術というものが施されます。この手術は肥満解消だけではなく、代謝改善にも効果があるとされていますが、なぜ・どのように効果があるのかについては具体的には明らかになっていません。そこで私は所属した研究室のポスドクの指導のもと、この解明をテーマに実験を行いました。その結果、肥満外科手術によってある遺伝子の発現が上昇し、そのことが糖・脂質代謝に影響を与えていることが示唆されました。研究成果はスライドにまとめ、現地で英語でのプレゼンテーションを行いました。また、ジョスリン糖尿病センターはクリニックを併設しており、臨床見学させていただきました。この経験により、研究を臨床へ活かすトランスレーショナルリサーチについて、より具体的なイメージを持つことができました。

留学の動機

私はすでに理系の大学・大学院を出ており研究経験がありましたが、最先端の医学研究が行われているアメリカでの研究がどのようなものなのかに興味がありました。また臨床見学をさせていただくことで、日本とアメリカの臨床の相違点を学んだり、トランスレーショナルリサーチについても考えるきっかけになればと思い留学を志望しました。

成果

研究活動を通して糖尿病や代謝に関する知識や実験結果を得たほか、英語力の向上や人脈を広げることができました。特に、現地で働く日本人研究者や他の国から来てアメリカの医師免許取得を目指す研究者と交流できたことで、将来像をより具体的に考える良い機会を得られました。

ついた力

交渉、許容力

研究室でもホームステイ先でも自分のやりたいことができない場面がありました。相手に自分の思いを伝え主張することも大事ですが、その際の伝え方や敢えて相手に一歩譲ることも物事を進めていく上で大事であると学びました。

今後の展望

留学を経て、臨床および研究の両面において将来の選択肢が広がったと思います。アメリカでは臨床と研究の両立がごく自然に行われており、所属した研究室の先生方からその姿を間近に見れたことはとても有意義であったと思います。今回の見聞を踏まえて将来はできれば海外で臨床および研究の両方に携われる医師になりたいです。

留学スケジュール

2017年
7月〜
2017年
12月

アメリカ合衆国(ボストン)

ハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センターにて医学研究。マウスや細胞を用いて実験を行ったほか、併設するクリニックでの臨床見学もさせていただき、基礎研究がどのように臨床に応用されていくか具体的なイメージを持つことができました。また、現地に住む日本人研究者交流会を通して、海外での日本人の働き方を知り、将来の選択肢が広がりました。ホームステイ先では私以外にタイ、イタリア、インド、サウジアラビアからの留学生がおり、休日は一緒に観光に出かけていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

85,000 円

生活費:月額

40,000 円

研究室で同じプロジェクトに携わっていたメンバーと
ホームステイ先にてバーベキュー
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

85,000 円

生活費:月額

40,000 円

スペシャルエピソード

点と点が線でつながった瞬間

留学中、過去の自分の経験がいまの留学を導いていて、この経験が将来へつながっていくのだろうなというのが具体的に見えた瞬間がありました。まさにスティーブ・ジョブズの名言「点と点が繋がる」を体感した瞬間でした。それは何気ない日常会話から感じたものだったのですが、それ以来、小さな情報やチャンスをないがしろにせず、すべての経験はいつか役に立つと考え物事に取り組むようになりました。

立ち位置を変えると視野が広がる

医学部から留学

  • 単位・留年 : 単位互換

医療系に限らず理系の学生は大学のカリキュラム上、休学・留年しなければ留学が難しいケースが多いと思います。しかし、医学部の中には3年次に研究留学や6年次に臨床留学できる大学もあります。また、理系の学生は研究室配属後や大学院にて研究留学をさせてくれるところも多いです。チャンスがないと早々に留学を諦めるのではなく、可能性がどこかにないかもう一度探してみてください!現地で出会った日本人研究者の方々からは、学生のうちに留学できるなんて良い経験だね!私も学生のうちに、早く留学してみたかった!という声を多く聞きました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

みなさん何か目的があって留学されると思いますし、その目標達成のために頑張ることは大切です。しかし、私としては目標達成よりも、留学によって得られた予想外の、または+αの物事の方が大きな価値があったように感じています。これから留学へ行く人には、目的に留まらずいろんな物事にアンテナを張り、気持ちが乗らなくてもやってみることをおすすめします。そうすることで視野は格段に広がります!