留学大図鑑

もえこ

出身・在学高校:
京都府立城南菱創高等学校
出身・在学校:
鳥取大学大学院
出身・在学学部学科:
農学研究科フィールド生産科学専攻環境共生科学コース
在籍企業・組織:

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南イタリアでのオリーブ樹木の研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Institut des Regions Arides,バーリ地中海農業研究所(CIHEAM)
  • チュニジア・イタリア
  • メドニン・バーリ
留学期間:
チュニジア1か月,イタリア11か月
総費用:
2,246,950円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,960,000円
  • 大学独自のもの 163,800円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

国際共同修士号プログラムを利用して,チュニジアでは授業や現地視察,研究計画発表を行い,イタリアではオリーブ樹木の水分状態に関する研究をしてました.

留学の目的は修士論文研究を行い留学先での修士号取得を通して研究者としての能力や国際的なコミュニケーション能力を養うこととヨーロッパの緑化形態を視察することでした.

元々は日本とイタリアの修士号のみ取得予定でしたが,日本の所属大学院が参加している国際共同修士号プログラムも利用し,その研修でチュニジアにも行きました.
チュニジアでは主にオリーブの栽培方法や乾燥地農業について学び,イタリアではオリーブ樹木の水分状態を測定していました.イタリアでの研究の合間にヨーロッパの庭園等に行ってました.

留学の動機

高校生の時に日中友好プログラムでホームステイ受入をしたのが最初のきっかけです.受入期間は短かったのですが,普段日本語だけで日本人とだけ話して過ごしている時には感じられないような刺激を受け,自分もいつか海外で学んでみたいと思うようになりました.
大学進学後はなかなか留学する機会がありませんでしたが,トビタテ!や大学院の修士号取得プログラムの存在を知り,チャンスだと思って行きました.

成果

研究成果を修士論文にまとめて発表し審査を受けた結果,無事にイタリアの修士号と国際共同修士号を取得できました.また,乾燥地であるチュニジアと半乾燥地である南イタリアの研究所に留学したことにより,乾燥地農業について座学では学びきれないことを体感的に学ぶことができました.

ついた力

他者や自己を受容する力

チュニジアではシェアハウス,イタリアでは寮生活だったので日常生活でも研究でも様々な国の人たちと関わり,その中で私には理解しがたいことにも沢山出会いました.しかし,理解できないから拒否するのではなく,理解できなくても受け入れることが大事だと気付きました.そうして他者を受容するようにすると自分のことも受容できるようになりました.他者は自分とは違う存在ですが,鏡として映し合っているのだと感じました.

今後の展望

技術者・研究者として国内外問わずに活躍できるように実力をつけていきたいです.そのために自分の専門性と英語に限らない語学力を向上させていきたいです.

留学スケジュール

2016年
10月?
2016年
11月

チュニジア(メドニン)

チュニジアでは約3週間,授業を受けたりフィールド訪問に行ったり,日本の農業や自分が今後行う研究について発表したりしました.授業は様々な国籍の教授の方々にしていただきましたが,同じ農業分野の授業でも出身国によって先生方の視点が異なっていました.乾燥地域で生活をしてきた方々が当たり前に知っていることが私には分からなかったので,そこを理解するのが難しかったです.フィールド訪問では砂漠や遺跡など初めて見るものばかりで面白かったです.
家は研究所内のシェアハウスに男女6人で住んでいました.初めは慣れませんでしたが,毎日友達とご飯を食べたり,一緒に料理をしたり,街や観光地に出かけたりして楽しかったです.チュニジアは情勢的に外国人が少ないため,授業やシェアハウス以外の友人はチュニジア人でした.私が知り合ったチュニジアの方々はとてもフレンドリーで家族のように扱ってくださり,温かみを感じました.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

2,000 円

項目:お土産等

6,000 円

研究所内で20頭ほどラクダを飼っていました.可愛かったです.
クスクスをよく食べました.羊肉を使ったものが多かったです.
千年ほど前の山間部にある遺跡です.宿泊もできます.
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

2,000 円

項目:お土産等

6,000 円

2016年
11月?
2017年
10月

イタリア(バーリ)

南イタリアの農業研究所で修士論文研究をしていました.研究所の学生は地中海周辺諸国からの留学生がほとんどでした.実験は3月頃から半年間ほど行い,オリーブを栽培しながら樹木の水分状態を調べたりしていました.研究発表は3回行い,最後の発表では他国の研究所の方々が論文と一緒に審査してくれました.1回目の発表では思うようなプレゼンができずとても悔しかったですが,2回目以降は上手くいきました.実験が全て終わるまで研究成果が分かりにくい研究だったので不安が強かったですが,無事にイタリアの修士号をもらえました.
家は研究所内の食事と掃除付の寮に住んでいました.毎食イタリア料理を食べ,寮の友達と楽しく食事をしていました.休日には友達と買い物や旅行にいったりしました.イタリアの方々は気さくで楽しそうな人が多く,とても面白かったです.食べ物も美味しく天気も良く世界遺産も多かったので楽しかったです.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

86,000 円

生活費:月額

10,000 円

項目:旅行など

700,000 円

バーリ近くのポリニャーノ・ア・マーレ
研究所内.奥にオリーブ畑が見えます.
修了式
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

86,000 円

生活費:月額

10,000 円

項目:旅行など

700,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

クリスマス休みに私は研究所の友人達とカプリ島やナポリを旅行し,バーリに戻りました.バーリ市街地から,研究所の寮まではバスで30分ほどかかるのですが,クリスマスは路線バスが休業していて,タクシーで帰る他ありませんでした.しかし,たまたま私たちの横を通り過ぎた高速バスを友人が手でとめて「研究所まで乗せてほしい」と運転手に頼むと,快く乗せてくださいました.そして,高速バスのチケットを持ってない私たちを研究所近くまで届けてくれました.元から乗っていた他の乗客の方々も途中でバスを止めてしまったにも関わらず,優しくしてくださいました.
日本だったら高速バスをチケットもないのに途中で止めて途中下車することはまずできないと私は思うので,イタリアの良い意味で適当なところに助けられました.クリスマスだったからかもしれませんが.

カプリ島のサンタさん

諦めないで会話する

  • 語学力 : その他の言語

チュニジアでもイタリアでも日常生活は現地語を聴く必要がありました.
私は留学前にイタリア語もアラビア語も少ししか勉強していなかったので会話できるレベルではありませんでした.でも,現地に行ってみて,たとえ言語が分からなかったとしても理解しようとする姿勢が大事なのだと学びました.
あと,もし相手が英語をある程度話せる人だとしても,下手でも相手の母国語を使った方が相手との距離が縮まると感じたので,プライベートでは現地語を積極的に使った方がいいと思います.

留学前にやっておけばよかったこと

留学前は結構忙しかったのですが,少しずつでも英語やイタリア語の勉強をしておけば良かったです.行けば何とかなるかと楽天的に考え,実際に何とかなりました.でも,留学前にもっとやっておけば留学後のパフォーマンスが上がっていたと思います.留学は時間が限られているので留学前に少しでも語学学習を進めておいて,留学中の時間を最大限有効に使えるようにした方がいいです.

これから留学へ行く人へのメッセージ

目標や目的意識を持って留学に行った方がいいです.また,その目標を留学中にいつでも見て確認できるように言語化しておくことをお勧めします.留学に行くと自分の考えていたことと違うことが沢山起き,自分の考えや想いがブレてしまうことがあると思います.そんな時に留学前に立てた目標や目的を改めて確認すると留学にきた理由や意味を思い出すことができ,限られた留学の時間を無駄にせずに目標に向かっていけると思います.