留学大図鑑

さまら

出身・在学高校:
伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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3つの柱から世界を変えろ!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Slave Congregation of God’s Heart
  • ブラジル
  • ゴイアネシア・サンパウロ・リオデジャネイロ・ブラジリア
留学期間:
3か月
総費用:
440,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 440,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
ポルトガル語 ネイティブレベル ネイティブレベル

留学内容

テーマは「3つの柱から世界を変えろ!」。環境、格差、文化の壁に当たり、それを壊すための道具を身に着ける留学計画を立てた。環境面では、バイオマス事業に力を入れている会社のもとで研修を行った。東日本大震災以降、エネルギーの形について議論がなされる中、客観的及び批判的に研修に臨み、本当に有用性があるかどうかを考えた。それは、物事の光と影について考える機会になっただけでなく、各地域で問題の対処法や向き合い方が異なり、一概にこれだといえる解決策は存在しないことを学んだ。格差面では、孤児院やファベラ(スラム)などを訪問して食べ物や衣類を寄付したり子供たちと過ごしたりした。そこで、ブラジルの麻薬や性事情の問題の大きさにショックを受け、人々の意識から変えていかなければならないと強く思ったのだ。まわりのせいにしていては何も変わらない。自分で切り拓いていく必要がある。そのためにも、やはりきちんとした教育が最も大切であると改めて思った。そして、現地の学校の授業に参加して日本のと比べると同時に、小中学生向けに自ら英語の授業を提案し開講した。文化面では、日本での生活を事前に録った動画を見せたり、和食を作ったり、美術の時間などで折り紙を教えたりした。また戦争の頃ブラジルに多くの日本人が渡ったので、そこを訪問したり、外務省を訪れる機会もあったので大臣とお話したり、2つの国がより深い友好関係を築く方法を探った。

留学の動機

自分の無気力さを変えたいと思ったのがきっかけだった。韓国人との交流で、自分は無意識に色眼鏡で人々を判断していることに気づき、決して物事を決めつけず、自分で感じたいと思うようになった。台湾のホームレスとの出会いでも心が揺さぶられた。彼にお金をあげてもその場しのぎでしかなく、結局は貧困循環を断ったことにはならないことが、本当に虚しく悲しかった。そして、本質的な問題を解決したいと思うようになったのだ。

成果

留学前は、何となく自分がいる日常に満足していなかった。変えたかった。でも留学して、それを変えるのは留学自体ではないということに気づかされたと思う。留学中でもトビタテの事前事後研修でも、常に自分の想像をはるかに超える人がいて、沢山刺激を受けた。私をワクワクさせてくれた人たちの共通点は、皆言い訳をせずに自分の力で周りを変えているということ。それに気づき、勇気をもらえたことが何よりも大きな収穫だった。

ついた力

自分らしく突っ走る力

私は長い間、アイデンティティについて悩んできた。この留学の前にも海外研修を経験しており、そこでは自分の無気力さを実感した。それがむしろ変えたいと思うばねになってくれたのだが、劣等感みたいなものは消えなかった。しかし留学で多様な見方を学び、叩かれても立ち上がる仲間ができ、そしてありのままの自分でも受け入れられることを知った。一つの問題にも解決法は無限。今は、自分らしくアプローチしていこうと思う。

今後の展望

留学中で教育の大切さを強く実感したので、世界中にきちんとした教育を普及させたい。既存の方法でもザ・教育という立場からでもなく、新たな道を開拓していけたらと思う。私が目指すのは、教育を意識しなくなる次元にまでそれを浸透させることなので、自分が昔から興味を持っていた心理学をしっかり学び、それを応用していくつもりだ。また、最近はいろんな分野に興味がでてきたので、世界一周して自分の常識をぶち破り続けたい。

留学スケジュール

2015年
10月?
2016年
1月

ブラジル(ゴイアネシア・サンパウロ・リオデジャネイロ・ブラジリア)

環境面では、バイオマス事業を扱う会社で2週間ほど研修を行った。バイオマスの有用性について、その利点と欠点について調査しながら検討し、最後にはレポートという形で提出した。格差面では、休日などは孤児院やファベラ(スラム)などで食べ物や衣類の寄付をしたり、子供たちと交流した。そこで麻薬や性事情について学び、問題の根本の一つが教育であると感じた。そこで、留学期間の平日は基本的に現地の学校に通いながら、午後は小中学生の希望者向けの英語の授業を提案し開講した。文化面では、日本の文化を動画や和食、折り紙などの遊びを通して伝えるとともに、ブラジルで築けられた日本街で両国の関係の歴史も学んだ。さらに、外務大臣のかたとお話しする機会もあり、ブラジルと日本の友好関係の形についての意見を交換した。関わった人は皆親切で、出会いが出会いを生んだおかげで経験できたことが多く、人とのつながりに感謝をした留学だったと思う。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

現地の友人と一緒に、子供たちに折り紙を教えている
バイオマス研修で工場内を案内されている
学校の年末に、次年度に使う汚れた机やいすの清掃をしている
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

ブラジルで使われるポルトガル語は一応ヨーロッパで生まれた言葉なので、日本語に比べたら英語に少し似ている部分がある。だから、多少は英語も通じるのかなあなんて思っていたら、全く通じない!さすがに英語は公用語だから、英語の授業はあるんだろうと思っていたら、軽いショックを受けた。あるには、ある。でも私が通っていた公立の学校では、テスト中に辞書を使う人はいるし、高校生なのに「mother」という単語の意味すら知らない子もいる。英語を話せる友達は、ほとんどお金持ちの学校か英会話塾に通っているとのこと。せっかく英語に近い言葉を話しているのに、すごくもったいない気がした。だから、小中学生の希望者向けに無料で英語教室を週2で開講することを学校側に提案し、場所を貸してもらった。当初予定していた人数を大きく上回り、沢山の子供たちが参加してくれた。やる気はあるんです!ただ環境が整っていなかったりお金がなかったり、機会がなかったり。そういう子が大勢いる現状を少しでも変えたいなと思っている。生徒たちは授業中騒いで座らせるのも大変だったけど、「もっと教わりたかった」「先生が世界一の先生だよ」なんてこと言われちゃうと、彼らの未来にせめて選択の余地を残したいって思った。自分も教えられるほど英語は完璧じゃないけど、自分の持っている少ないものでも、誰かにとっては大きいものになるかもしれないんですよね。

小中学生の希望者向けの英語教室にて

この国のことが、とても好きになった瞬間

「財布は持ち歩いちゃだめ。お金も一つのポケットにかためてしまうんじゃなくて、少なくとも二つに分けて持ちなさい。」留学だわーい、とテンション高めな留学生がそんなこと聞いたらビビる。私はビビった。確かにブラジルは治安が悪いと聞くけど、向かいの郵便局に行くだけで、そんなに注意しなくてはいけないとは。安心しきって電車で眠っていた日本の日々が恋しくなったりする瞬間ですね。だけど!それでもこの国には、安全に陶酔しきった重いお尻をあげてまで行く価値があるんです!それは、人の温かさ、そしてそこからくる柔軟さ!現地の学校に通う初日。緊張していた私を授業が始まっているにもかかわらず取り囲み、質問攻め。好奇心旺盛なんですよ。おかげであっという間にクラスにも打ち解けられた。私の帰国が近づいた最後の日には、泣いたり手紙をくれたりして、昔からの友人のように悲しんでくれた。でもそれは私に限ったことではなく、例えば学校の2階で授業を受けているクラスの子がケガをしたら、わざわざ下の階のクラスと教室を交換して、しばらくはその子が階段を上らなくてもいいようにしたり。友達の知りあいのいとこの息子が入院したら、その人のことを直接知らないのに募金を呼びかけたり。そういうところ、何にもかえがたい国の宝だと思っています。

留学前後での、自分の変化

留学後、不思議な感覚に襲われたんです。正体は謎だけど、とにかく愛おしい。空を見ていても授業を受けていても、お腹がすいていても親と大喧嘩していても。昔は、あんなに期日を守らない人に対してイライラしたり、なかなか進まないクラスの決めごとに腹が立ったりしていたのに、今ではそれすらも愛おしい。よくわからないけど。今までは世界を変えたいとか思っていたけど、どこか自分に自信がなかった。でもこの留学を通じて出会った人は、その最中だけじゃなくてその前後にも、私がどんなに馬鹿でも失敗しても認めてくれた。多分私も、自分もそうだし周りのことも、ありのままで受け止めることができるようになったのだと思う。受け止めたら、もう愛おしくて愛おしくて仕方がないみたい(笑)。だから、その愛するもののために生きていきたいなあって思う。苦しんでいたら肩を貸したいし、嬉しがっていたら一緒に笑いたい。前に向かって進もうとしている人を応援したい。留学前後で、私の無気力さは変わっていないかもしれない。今でも世界平和は成し遂げてないし。でもそれは一人だったらの話であって、私は仲間が沢山いることを実感した。その中には、まだ出会っていない仲間もいて、いつか出会えることがすごく楽しみ!世界と自分はつながっていると感じられたら、同じ日常なんて存在しないしワクワクが止まらないんですよ!

自分の意志をとことん示すべし!

  • 周囲の説得 : 家族

私が留学したいという旨を話したら、経済的な負担が大きいということで、案の定両親に却下されました。二回くらい言ってもそれは変わらず、諦めかけていました。でも、どうしても高校生のうちに留学したい、進路を決める前に自分の気持ちを確かめたいと、日に日に留学への気持ちが増し、私は何が何でも留学する決意をしました。もう一度話してもまたうまくいかないと思ったので、今度はとことん下調べをしました。私にとってこれがどれだけ意義あるものなのか、どんなことを得るために行きたいのかなどメリットをまとめ、また奨学金プログラムも片っ端から調べました。失うものは何もないと証明できそうな材料を全部そろえてから、説得にかかりました。生半可な気持ちではないこと、実現可能性があることを示しました。そこで熱意が届き、できることは協力するといって認めてくれました。

留学前にやっておけばよかったこと

できれば留学中に抜ける分の授業の予習をしておけばよかったです。帰国してきた後、夏休みなど大きな休みがなく、授業と同時進行で抜けた分を埋めるのは大変でした。予習よりも留学準備をするほうが優先すべきだとは思いますが、余裕があれば先を見越した学習をすると、後々楽です。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は人を変えません。自分を変えたいと思う気持ちや、挑戦すること、前を向くことが自分を変えてくれます。でも留学は、完全に異なった環境を与えてくれるので、これらの気持ちや経験を最大限に引き出すチャンスです。沢山挑戦して、沢山失敗して、沢山笑ってください。右も左もわからない環境のもとでは、もう一度子供に戻れます。固くなっていた頭を柔らかくして、新たな自分に出会ってください。素敵な留学になりますように。