留学大図鑑

カテキン

出身・在学高校:
石川県立金沢桜ヶ丘高等学校
出身・在学校:
金沢大学
出身・在学学部学科:
自然科学研究科
在籍企業・組織:

ダイヤモンド半導体で新規電子部品の開発

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • フラウンホーファー応用固体物理研究所 センサー部門
  • ドイツ
  • フライブルグ
留学期間:
12ヶ月
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,120,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<TOEIC 465> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ダイヤモンドは優れた次次世代半導体材料として期待されている。そんなダイヤモンドを用いた電子部品開発達成のため、人口ダイヤモンドレンズで製品化を達成するほどの技術・ノウハウを持つドイツはフラウンホーファー応用固体物理研究所に研究留学した。「Green Diamond」と命名された、同研究所含め14の大学や研究施設での共同研究プロジェクトの一員として研究を行うことができた。しかし、留学が半分を過ぎた頃、このままではダメだと思うようになった。なぜなら、研究所で実際に行っていたのは、研究というよりは作業だと思ったからである。上から言われた測定や雑務をこなす、言わばテクニシャンのような仕事だった。これは私の求めた研究ではないと思い、グループリーダーや部署リーダーに直談判した。さらに、必要のないと判断したミーティング全てを欠席し、寝る間も惜しんで論文や過去のデータの洗い出しに専念した。自信を持って提案できる実験プランを見出した頃、溜まりに溜まった鬱憤が爆発し、グループリーダーと抗争にまで発展した。結果としては私の考えたプランで実験させて貰え、幸運なことに良い結果を得ることができた。その結果を用いて、論文共著や国際学会参加予定である。

留学の動機

昔から漠然と留学生に興味があり、留学生の生活をサポートする住み込みのボランティアを経験した。その結果、それだけでは満足できず、留学を志すようになった。元々はオーストラリアへのワーキングホリデーで妥協しようとしていたが、留学に行きたいと言いふらしていると、研究室の先生から素敵な留学先を紹介して貰えた。そして、トビタテを受けることになった。

成果

留学を通して、異文化を体験できただけでなく、逆に日本を客観的に見ることができた。留学先の良いところ悪いところを見つけるたびに日本のそれらも発見でき、新しい日本への認識を得ることができたと思う。研究のやり方にも差があったのが新鮮だった。今までの当たり前が崩され、正直辛いと感じる日も多かったが、留学を終えた今、それこそが日本ではできない貴重な経験だったと感じている。

ついた力

自分を信じる力

留学において、事前に達成したいことを明確化しておけたおかげで、与えられた環境に呑まれることなく、抗うことができた。しかし、その過程は簡単なものではなく、正直諦めそうになったことも何度かあった。結果として、異国の地で自分を信じて結果を出せたことは、自信に対する大きな自信になった。

今後の展望

留学を経て、改めて研究者を目指す決意が固くなった。将来は、海外を知ることによって得られる日本の良さを伝えられるようなアカデミックの研究所になりたいと考えている。そのため、今は言語力、研究を行う力双方をより高めて行くために、日々勉強と研究に取り組んでいる。

留学スケジュール

2016年
3月〜
2017年
2月

ドイツ(フライブルグ)

ダイヤモンドは優れた次次世代半導体材料として期待されている。そんなダイヤモンドを用いた電子部品開発達成のため、ドイツはフラウンホーファー応用固体物理研究所に研究留学し、「Green Diamond」 プロジェクトの一員として研究を行うことができた。しかし、留学が半分を過ぎた頃、このままではダメだと思うようになった。なぜなら、研究所で実際に行っていたのは、研究というよりは作業だと思ったからである。これは私の求めた研究ではないと思い、必要のないと判断したミーティング全てを欠席し、寝る間も惜しんで論文や過去のデータの洗い出しに専念した。自信を持って提案できる実験プランを見出した頃、溜まりに溜まった鬱憤が爆発し、グループリーダーと抗争にまで発展した。結果としては私の考えたプランで実験させて貰え、幸運なことに良い結果を得ることができた。その結果を用いて、論文共著や国際学会参加予定である。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:保険、交通費など

20,000 円

部署ミーティングでの成果発表風景
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

50,000 円

項目:保険、交通費など

20,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

研究所では、各測定器や実験器具に担当者が決められていて、それに関する質問等でグループ外の人にお世話になることも少なくない。そのちょっとした感謝の気持ちを伝える時に、日本のお菓子や緑茶、味噌汁などをプレゼントしていた。ドイツの人にはお返しの文化はないと聞いていたので、逆に気を使わずにプレゼントできて良いなと考えていた。しかし、そんなことはなかった。クリスマスも近いある日、同僚がわざわざドイツのクリスマスソングをまとめたCDをつくってプレゼントしてくれた。「いつも日本を感じてくれているからたまにはドイツも感じておくれ」と。驚くとともにとてもドイツ人のことを好きになった。

配っていた日本の緑茶
貰ったCD

話すためではなく、コミュニケーションをするための言語力を

  • 語学力 : 英語

留学前、私はTOEIC500点もなかった。そんな私がなぜ海外で研究を行うことができたのか?それは、コミュニケーションをとることができたからであると考えている。留学のために必要なのは、完璧に話すことではなく、正確なコミュニケーションをとることであると私は考えている。それは、留学前に日本に来ていた留学生から学べたことであり、今回の留学で大いに生かせたことであると思う。そのために何をすればいいかはとても簡単で、相手に興味を持ち、自身を表現することだと考えている。

語学試験高得点でも話せない人がいる。その一つの原因として、私は語学技術ばかりに固執して、話す玉の準備を怠ったためではと考えている。中学文法や単語で十分だと謳う語学広告などをよく目にする。そこまで極端には言えないが、それらを使いこなせるならば、留学先のお国柄や日本について説明できるようにくらいはしておくことをお勧めしたい。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は大きなチャンスであるとともに、一方で貴重な時間とお金を無駄にしてしまう可能性を秘めていると思っています。成功か、はたまた無駄に終わってしまうかは自分次第。常に何のために留学に来たのかを強く意識し、最高に有意義な留学生活を満喫してきてください。