留学大図鑑

Aiyaka

出身・在学高校:
広島市立舟入高等学校
出身・在学校:
広島大学
出身・在学学部学科:
総合科学部総合科学科
在籍企業・組織:
広島大学院総合科学研究科

日系人研究に興味を持ち、ハワイへ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・人類学・言語学・歴史学・社会学・国際文化
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ハワイ大学マノア校アメリカン・スタディーズ専攻
  • アメリカ合衆国
  • ホノルル
留学期間:
10か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準1級、TOEIC790点、TOEFLibt71点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC890点>

留学内容

 私の留学の主な目的は、卒論のテーマであるハワイの日系人についての知識を深めることと、英語力の向上の二つでした。一つ目の目的の達成のため、まずはハワイ大学で日系人に関する授業をとり、単位を取得しました。それらの授業を通じて教授と仲良くなり、次学期には個別研究の授業を見てもらうことができました。その授業では、ある日系人組織のリーダーに聞き取り調査を行い、簡易的なライフヒストリーを作るという作業を行いました。この経験は、ハワイの日系人にかんする知識を深めるというわたしの当初の目的の達成に役立っただけでなく、人類学的な調査手法を実践的に学ぶ機会を与えてくれました。
 もう一つの目的である英語力の向上のためには、まずは積極的に留学生同士の交流の場や、留学生と現地の学生との交流を促すイベントに参加し、友人を作ることから始めました。そこで出会ったさまざまな背景をもつ友人たちとの英語でのコミュニケーションを通じて、私の英会話能力、リスニング能力は各段に向上しました。また、大学が英語力が十分でない学生向けに開設している英語の授業のなかから、アカデミック・ライティングの授業を選んで受講することで、現地での単位取得に欠かせないライティング能力を身につけることができました。

留学の動機

私は高校時代に行った国際交流での経験をきっかけに、もっと英語を自在に使えるようになりたいと思うようになりました。それ以来漠然と英語圏への留学を目指していた私でしたが、広島大学の授業で広島出身者がハワイへ多く渡っていった歴史があるということを知り、彼らがどんな経緯で移住していったのか、彼らは今、ハワイでどんな暮らしをしているのかに興味を持ち、ハワイ大学への留学を決意しました。

成果

ホノルル広島県人会の活動に参加するようになりました。県人会での活動や、そこでの人びととの交流を通じて、普段広島で暮らしている私自身、広島にいた頃は気づかなかった故郷の魅力に気付いたり、それらを誇りに思ったりするようになりました。離れてみて初めてその土地の良さがわかる、というのはこういうことなのだなと実感しました。

ついた力

社交力

知り合いが全くいない状態から友人を作り、生活していくというのは、私にとって人生初めての経験でした。この経験を通じて、自ら新しい人とのかかわりを積極的に持つ力を身につけました。今では、留学前ならほとんど出向かなかった、参加者に知り合いがほとんどいないようなイベントでも、気軽に参加できるようになりました。

今後の展望

留学で得た知識、技能を今後の大学院での研究生活に活かしたいと考えています。留学先でのハワイの日系人についての授業、調査をもとに卒業論文の執筆を行い、学部卒業、大学院進学が決まった私ですが、今後も学部の卒業論文の内容にかかわるような研究を続けていきたいと思っています。その過程では、英語論文を読むことが不可欠だと思うので、留学で培った英語力も活かせると思っています。

留学スケジュール

2015年
8月〜
2016年
5月

アメリカ合衆国(ホノルル)

私は、ハワイ大学マノア校で、交換留学生として二学期間勉強しました。授業は、専門である日系人にかんするもの、興味を持っていたカルチュラルスタディーズの分野のものなど様々でしたが、いずれも単位を取得することができました。そのうちいくつかは帰国後に単位互換をすることで、四年で学部を卒業できました。大学が休みの日には、大学の友人や、留学生の友人、シェアハウスをしていた同居人、日系人組織のメンバーなどと食事に出かけたり、休暇にはアメリカ本土や、オアフ島以外のハワイ州の島を旅行したりしました。ハワイには常に「さまざまな人種、民族の人々が共存している」という面白さがあり、日々が発見の連続でした。カリフォルニアへの旅行では、全米日系人博物館を訪れることで、本土の日系人を専門であるハワイの日系人の比較対象とする視座を持つことができました。勉強面もプライベートも総じて非常に充実した留学生活となりました。

費用詳細

学費:納入総額

5,400,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

110,000 円

オキナワン・フェスティバルにて。地元の盆踊りより盛大だった。
真珠湾博物館の展示は日本人として考えさせられる内容だった。
費用詳細

学費:納入総額

5,400,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

110,000 円

スペシャルエピソード

留学中にやってしまった、私の失敗談

ハロウィーンの季節がやってきたのは、私の留学生活も中盤に差し掛かったころでした。仲の良い現地の友人もできはじめ、そのうちの一人にワイキキに仮装して出かけようと誘われた私は、ハロウィーン当日、意気込んで準備をしていました。仮装が完成し、友人との待ち合わせに出かけようと荷物をまとめていたその時、自宅のどこを探しても財布がないことに気が付きました。私は泣く泣く友人に断りの連絡を入れ、最後に財布を使った図書館に行きましたが見つからず、クレジットカードの差し止め、落とし物を警察に届けるなどの作業に追われる羽目になりました。日本語でもしたことがないような作業を英語で、しかも聞き取りづらい電話でやり取りする作業は本当に骨が折れました。その間何度も泣きましたが、なんとか全ての処理を自力で行うことができました。それでも不安だったので、最後には英語が堪能なハウスメイトに確認してもらいました。落ち込む私に食事を作って慰めてくれた彼女の優しさは、今でも忘れません。当時は、異国の地で大失態を犯した自分を呪いたい気持ちでしたが、今ではこれもまたいい人生経験だったのではないかと思っています。

財布を失くした大学図書館。

住まい探しは留学先大学から帰国した先輩に相談

  • 住まい探し : シェアハウス

留学がわたしにとって初めての一人暮らしであったということもあり、住まい選びには大きな不安がともないました。大学の寮への入寮希望者への案内が届いた時に、まずわたしがしたことは、ハワイ大学から帰国した留学の先輩に連絡をとることでした。先輩の実際の口コミを聞いてから、どの寮がどんな雰囲気なのかを知った上で住まいを選択したいと思ったからです。その結果、先輩が住んでいた学外の寮と、彼の友人が暮らすシェアハウスの二つをお勧めしてもらい、結局後者のアパートに入居することになりました。まずは先輩の友人に連絡をとったところ、彼女自身がそこから近々退去するというので、空いたその部屋に入ることが決まりました。そこからは台湾人の大家さんとのメールのやり取りがあり、入居時こそトラブルはありましたが、約1年間、比較的安価かつ好立地好物件な家で、快適に過ごすことができました。私が住んでいたのはワンフロアに3、4人が一人部屋で暮らし、キッチンとシャワールームをシェアするシェアハウスでした。一人部屋でプライベートスペースを確保しつつ、キッチンでは誰かとコミュニケーションをとることができるこのスタイルは、勉強と英会話力向上の両立をはかるうえで、よい環境だったと思います。

私の住んでいた部屋の内装

留学前にやっておけばよかったこと

マイルがたまるクレジットカードを作ることです。留学中は、渡航以外にも飛行機を使うことが多かったので、こういうカードで支払いをしていれば、それらのフライトのうち一つぶんくらいはマイルが貯まったのではないかと思います。マイルの仕組みを留学先で知ったときには、ずいぶん損した気持ちになりました。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧める理由としては、語学力が確実に上がるということ、異文化に触れ・自文化を見つめるきっかけになるということ、海外で長期間自力で暮らしたという自信がつくことなどがあります。お勧めできない理由があるとすれば、日本の大学でできた友人との交流やサークル活動にブランクできることです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学には、出会いと別れがつきものです。まずは慣れ親しんだ大学と友人にしばしの別れを告げなければなりません。でもその時の寂しさは、留学先の新しい出会いが吹き飛ばしてくれます!しかし、楽しい時間が流れるスピードはとても速く、せっかく出会った友人たちとの別れの時はあっという間にやってきてしまいます。ですから、みなさんが留学したら、とにかくその時を、その場にいる人と思いっきり楽しんでください!