留学大図鑑

ジェイミー

出身・在学高校:
高知県立安芸高等学校
出身・在学校:
横浜市立大学
出身・在学学部学科:
国際総合科学部 国際総合科学科
在籍企業・組織:
特例認定NPO法人 e-Education

先輩の近況をリアルタイムでチェック!

なんでもお気軽にご相談ください。(初めてコンタクトをとってくださる場合は、所属など自己紹介とともにメッセージを送ってくださると幸いです)

教育で笑顔を作る!ミンダナオでの挑戦

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 特例認定NPO法人 e-Education
  • フィリピン
  • カガヤンデオロ・カミギン
留学期間:
12ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC780点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

e-Educationフィリピンプロジェクト5代目カントリースタッフとして、フィリピンで教育支援プロジェクトを行いました。特に支援したのは、通常授業からドロップアウトしてしまった生徒が週に一回通うことで、中学校卒業を目指す「Open High School Program(オープンハイスクール:OHSP)」と「Mobile Open High School(モバイルオープンハイスクール:MOHSP)」です。これらはフィリピン教育局主導のプログラムで、e-Educationはフィリピン教育局を現地カウンターパートとし、これらのプログラムに通う生徒たちがより良い教育を受けられるように、主に映像授業を利用した活用した支援を2012年から行ってきました。私は、フィリピンプロジェクトのカントリースタッフとして①企業案件や国家規模のプロジェクトにおいて、団体連携のためのMTG・カンファレンスなどのアレンジ、案件のための現地での調査 ②カミギン島のMOHSPにおいて、映像授業を導入、数学教育を支援 ③カガヤンデオロのOHSPにおいて現地大学と連携、チューター制度を導入 ④「掛け算の歌」を作成、カガヤンデオロのOHSPにおいて導入 と主に4つの仕事を行っていました。①は企業や行政など「上から」の変革ですが、②〜④など草の根レベルの活動も行えたのが私の1年間の特徴かなと思います。

留学の動機

私の留学の動機は、日本で経験したジレンマです。大学3年生の時に国際人権NGOの東京事務所でインターンをはじめた私。半年間のインターンでは世界の人権にまつわる記事の作成を担当し、私はたくさんの知識と経験を得ました。しかし「現場にいない私が、こんな記事を書くのは頭でっかちではないか?」という思いも生まれました。そして「実際に社会問題の現場を見て、解決に携わりたい!」と思い、フィリピンに飛び立ちました。

成果

得られた学びで最も大きかったことは「小さなBetterが世界を変える」ということです。私は、企業案件のような上からの支援にも携わってきました。ですがそのような大きなことをするにも、小さな芽が必要不可欠です。そのような芽は、現場でのトライ&エラーや、人と人のつながりと信頼、生徒の少しづつの変化といった「小さなBetter」から生まれ、それらが大きく世界を変えることに繋がると実感しました。

ついた力

勇気を出して行動する力

島の人からの信頼も期待もなく、自信もなくマイナス思考になっていたときに上司に言われた言葉が「自信はないかもしれない。でも、行動する勇気は出せる」というものでした。そこから、徐々に「とにかく、自信がなくても行動してみる」ということを繰り返し、なかなか先が見えなかったプロジェクトが少しづつ動き出しました。この言葉は今でも私の行動指針になっています。

今後の展望

現場を知らない、というジレンマから留学を決意した私でしたが、 留学中に日本のメンバーがフィリピンの活動を支えてくれていることを実感。社会問題の解決は現場にいる人間だけで行えるわけではない、と確信しました。そこから、社会問題を自分の好きなこと・得意なことで解決したいと思い、今はスタディツアーやWebメディアなど、現場ではなく少し上から社会問題にアプローチできる会社でインターンをしています。

留学スケジュール

2017年
9月?
2018年
4月

フィリピン(カミギン島)

カミギン島では、通常の授業からドロップアウトしてしまった生徒が週に一回授業を受け中学校卒業を目指すMOHSPの支援を行いました。e-Educationはもともとこのプログラムを支援するために映像授業を作っていたのですが、その映像授業は継続して使ってもらえるように定着はしていませんでした。そこで2つのクラスをパイロットクラスとして設定、映像授業を導入を試みました。また、映像授業だけでは生徒にとって難しすぎ、学習できないことがわかったので穴あきプリントを作成、先生と相談しながら映像授業とともに授業に導入していきました。導入の結果、映像授業と穴あきプリントを用いることで授業内のディスカッションが増え、掛け算がままならなかった生徒が因数分解ができるようになりました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

6,000 円

生活費:月額

30,000 円

映像授業とプリントを使う生徒たち
映像授業を使っている中で見えた笑顔
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

6,000 円

生活費:月額

30,000 円

2018年
5月?
2018年
8月

フィリピン(カガヤンデオロ)

カガヤンデオロでは、①企業案件や国家規模のプロジェクトにおいて、団体連携のためのミーティング・カンファレンスなどのアレンジ、案件のための現地での調査 ②ドロップアウトをした生徒の草の根レベルの支援を行っていました。特に②については2つに分けられます。一つ目は、チュートリアルプログラムです。通常授業からドロップアウトしてしまった中学生のためのプログラムOHSPに、現地の教員志望の大学生をチューターとして導入。教師不足だった教室をグループに分け少人数のクラスを実施することで生徒一人一人が深い学びを得ることのできる環境を作りました。2つめは、掛け算の歌プロジェクトです。歌と踊りで掛け算を楽しく覚えられる「掛け算の歌」を作成、OHSPに導入しました。導入の結果、2ヶ月でクラスの70%以上の生徒の100ます計算のタイムとスコアが向上しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

50,000 円

掛け算の歌を歌う生徒たち
チュートリアルプログラムを導入した学校の生徒たち
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

10,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

帰国も迫った最後の二週間、掛け算の歌の成果を調査するために100ます計算のテストを行いました。テストを回収したあと、私は校長先生と話すために別室へ。不覚にも、職員室の机の上にテスト用紙を置きっぱなしにしてしまいました。しばらく校長先生と話したあと職員室にもどると、なんとテストが切り刻まれているではありませんか!!!実はその日はカガヤンデオロのフィエスタ(お祭り)で、生徒たちはパレードのための衣装を作成している真っ最中。100ます計算のテストも生徒たちの手によって羽飾りにされてしまっていたのです!驚き以上に、その生徒たちのお茶目さに思わず爆笑。こんなことも日常茶飯事のフィリピンですが、そんなフィリピンのことがもっと好きになった瞬間でした。

フィエスタのための衣装
羽飾りとなったテスト

母親をインターン先のファンにしてしまうことで、フィリピンに行くことに成功!

  • 周囲の説得 : 家族

留学を決めた当初、母親の大反対にあいました。特に、私の渡航先はフィリピンのミンダナオ島。イスラム過激派によるテロが過去にあり、戒厳令も出されている島でした。私が渡航した地域はミンダナオ島の中でも比較的安全で、外務省の海外安全情報でもレベル1に指定されている場所でしたが、それでも母親としては心配だったようです。そこで、まずは私がフィリピンで1年間どのようなことをするのか、どのような人たちと一緒に働くのかを理解してもらおうと考えました。具体的には、インターン先での代表や事務局長のプレゼン動画を見せたり、インターンの先輩たちがどういう活動を今までしてきて、私はどのようなことをこれから行うのか話したりしました。また、渡航後も、フィリピンにいる他のスタッフと電話でおしゃべりする機会などを作り、「人から」インターン先を好きになってもらうようにしました。その結果母親は、なんと最終的にはインターン先のマンスリーサポーターになるくらいまで団体のファンになり、私も無事に1年間のインターンを完了することができました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

「自信はないけど、行動する勇気は出せる」これに限ると思います。今までやったことのないことに挑戦するので、自信はないのは当たり前。でもそこで開き直って、勇気を出して行動することで、必ず新しい世界が見えてくると思います。