留学大図鑑

秋山 みなも (Mimi)

出身・在学高校:
私立同志社高等学校
出身・在学校:
同志社大学
出身・在学学部学科:
文学部美学芸術学科
在籍企業・組織:

欧州で芸術と社会の関わりを学びたい!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学&海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • オーフス大学・Heritage Malta/National Museum of Archaeology in Malta
  • デンマーク・マルタ
  • オーフス・バレッタ
留学期間:
10か月デンマーク & 2か月マルタ
総費用:
2,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私の留学全体のテーマは『芸術と社会』でした。自身の専攻の美学や芸術学の学修だけでなく、欧州社会における芸術・文化活動の現状を知る目的も持って留学しました。まず約10ヶ月間(2セメスター)デンマークのオーフス大学に留学しました。学習環境と優秀な仲間に恵まれ、今まで培った知識を応用して独自の研究に発展させていくヒントを得ることができました。並行して、2017年の欧州文化首都(Aarhus 2017)でのボランティア活動にも取り組みました。欧州文化首都とは欧州連合による大規模な芸術文化振興事業です。地域社会を巻き込んで開催される国際的な芸術文化振興事業への参加は、私の留学目的実現には欠かせない経験でした。さらに、Aarhus 2017をきっかけに翌年の欧州文化首都に関心を抱きました。調べると、マルタ共和国という当時知らなかった国でValletta 2018が開催されることがわかりました。デンマーク留学終了後、マルタへ赴いて知見を広めたい気持ちが沸き起こり、インターンシップを探しました。運良くHeritage Maltaという文化庁のような国家機関に直談判の結果、学芸員インターンとして採用してもらうことができました。Heritage Maltaの本部やマルタ国立考古博物館での2ヶ月のインターンシップを通して、デンマークとは全く違う芸術と社会の関わりを見ることができました。

留学の動機

幼少期からクラシックバレエを続けている影響で、美学芸術学科へ入学しました。高校生の時に1年間カナダへ留学した経験も手伝って、入学当時からバレエの故郷である欧州へ留学して芸術を勉強することは明確な目標でした。大学1年目、授業や短期の海外研修を通して、私が芸術を学ぶ意味、社会における芸術の役割、など疑問を抱くことがありました。こうした疑問が『芸術と社会』という大きな留学テーマの設定に繋がりました。

成果

『芸術と社会』という自分のテーマをしっかりと設定して欧州に留学したことで、留学先大学の授業、ボランティアやインターンシップ、普段の生活、友人との時間、旅行、など全ての時間に気づきと学びがありました。また、デンマークとマルタ共和国という全く文化の違う国へ1つの留学で赴くことができ、異文化をより客観的にみる、物事をより多角的にみる、といった柔軟性を身に付けることができたと自負しています。

ついた力

自分の道を自分でデザインする力

留学中は常に、もっと学びたい!経験したい!という積極的な気持ちで過ごしました。すると、不思議とチャンスが巡ってくることが何度もありました。次なるチャンスを求めて行動すると、必ず困難に直面しました。しかしその先に求めていた学びや経験や出会いが無数に待っていました。チャレンジし続けることの大変さと喜びの両方を知ったことで、自分の道を自分でデザインする力を身につけることができたと信じています。

今後の展望

実は現状とても悩んでいます。欧州の大学院への進学を目指すと決めて帰国したはずが、いざ大学で皆が就活に励む様子を目の当たりにすると、気持ちが揺らぐことは少なくありません。ですが、自分の道を自分でデザインする力を信じ、本当にやりたいこと、芸術振興に携わることを目指し続けたいと思います。

留学スケジュール

2017年
8月〜
2018年
6月

デンマーク(オーフス)

・オーフス大学

-寮生活, 友達はデンマーク人学生および世界各地(主に欧州)からの留学生。多くの友達とは帰国した今でも連絡を取り合っており、たくさんのいい思い出があります!

-ユニークな授業と大量の課題に取り組む日々。

-試験は今までに書いたことがない長さのエッセイを多数の文献を参照しながら完成させなくてはならず、もちろん全てアカデミックな英語だったので苦労しました。しかし、自分の研究テーマとしっかりと向き合うことができ、帰国後の学修にも繋がっています。

-校舎も、図書館も、とにかく学習環境が整っていて毎日幸せ…。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

45,000 円

生活費:月額

50,000 円

オーフス大学の校舎前にて!
みんな仲良し!
ここに住みたい、そんな図書館
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

45,000 円

生活費:月額

50,000 円

2017年
9月〜
2017年
12月

デンマーク(オーフス)

・Aarhus 2017

- 2017年の欧州文化首都に指定されていたオーフスにてReThinkerというボランティアに登録

-ボランティアの大半はデンマーク人…ミーティングなどはとりあえずニコニコして参加し、後から英語で質問することでなんとか参加できていました!笑。

-不定期でしたが様々な芸術文化イベントの運営に携わることができました!子供達に折り紙を教える機会があったり、デンマーク語ができないのにインフォメーションのデスクに立ったり、博物館の裏側を見学したり、本当に様々な経験ができ”ボランティア活動”が芸術祭への参加の手段であると実感しました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

65,000 円

生活費:月額

60,000 円

ボランティア用オレンジジャケット:)
ボランティア仲間と!(みんなデンマーク人)
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

65,000 円

生活費:月額

60,000 円

2018年
7月〜
2018年
8月

マルタ(バレッタなど)

・Heritage Malta, マルタ国立考古博物館

- (色々あって一人暮らしのはずが) 家主さんのお母さんの家に居候

- 6週間: マルタ国立考古博物館にて学芸員としての業務を経験

- 2週間: Heritage Malta 本部 にてコレクションマネージャーの業務を経験

- インターンの特典として、マルタ全土の遺跡に行き放題のパスを支給してもらえたので、空き時間を駆使して主要な遺跡と博物館は制覇しました!

- ボランティアはできなかったものの、Valletta 2018 (欧州文化首都) のイベントも結構参加することができました。オーフスでのそれとはまた違った雰囲気でした。

- 夏のマルタは各地でフィーストが開催されていました。最初のうちは爆竹の音がテロかと思うほど大きくて怖かったです…。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

60,000 円

インターンシップ初日に!
マルタのフィーストはド派手、爆音!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

60,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

Line先生はデンマークで留学を開始して最初のセメスターでお世話になった先生です。先生は、(デンマークらしく) 先生と生徒のフラットな関係を最初に実感させてくれました。困ったときは先生のオフィスでお茶を飲みました。先生の紹介のお陰で学外の様々な芸術イベントに参加する機会も増えました。また、他のプログラムに応募するための推薦状をとても丁寧に書いてくださったり、インターンシップ先を探して悩んでいる私の相談に乗ってくださったりと、何かと力を貸してくださいました。何よりも彼女は常にポジティブで笑顔の素敵な女性でした。家族を大切にしながらずっと研究を続けて大学で教えている彼女は私の思っていたデンマークの魅力の塊のようでした。先生は今でも私のロールモデルです。

いつでも笑顔の超ポジティブな先生:)
最近本を出版した先生!!

この国のことが、とても好きになった瞬間

オーフスでは良いバレエ教室、バレエの先生との出会いに恵まれ、幼少期からずっと続けているバレエの練習を続けることができました。
デンマークは美男美女の国、生徒はみんな本当に可愛くて。
最初の頃はレッスンに参加してもひとりだけアジア人でアウェイでした…。
大学の勉強との両立も大変でしたが、頑張ってレッスンを続けていた結果バレエの実力を認めてもらって、みんなととても仲良くなることができました。
デンマークを出国する2週間ほど前にはオーフスで一番大きなシアターでの発表会に出演させてもらうこともできました。
何よりも大好きなバレエを通してデンマークを知り、デンマーク人の友達が増えたことで、デンマークが大好きになりました。

発表会の後!一番小さい年上が私。
終盤にはスタジオの外でも仲良く過ごせる関係に!

マルタの住むところ探しは大変

  • 住まい探し : 一人暮らし

マルタ共和国でのインターンシップが決まったとき、VISAも住むところも何もかも全て自分で手配をしなくてはならず、ストレスの連続でした。

特に苦労したのは家探しです。偶然マルタにひとりだけ知り合いがいたので、その人のアドバイスでFacebook上の物件売買のグループで住む場所探しを開始しました。勇気を出してグループ内に〇〇ごろに××あたりに住む場所を探している、と投稿するとたくさんのダイレクトメッセージがありました!しかし。その内いくつかは明らかに怪しそうな男性からのメッセージだったり、安すぎたり高すぎたり、とても用心深くチェックをする必要がありました。

1ヶ月後、なんとか契約にこぎつけたと思ったら、今度は契約したおうちの改修工事が終わらないかも、という事態になりました。最初の1ヶ月の家賃を払った後だったので、詐欺にあったかと思いました。結果、詐欺ではなかったのですが、契約した女性のお母さんのお家の空き部屋に住むことになりました。たくさんのトラブルに加え、約束だったキッチンが無いなど、最初は文句も言いたくなりました…。
しかし私はぐっとこらえることにしました。また1から物件を探す時間は無いし、滞在期間もたった2ヶ月。文句をいう代わりになるべく家主さんやその家族といい関係を築いて平穏に過ごそうと思いました。正直、慣れない環境で我慢の連続はストレスも溜まりましたが、おかげで家主さんとは仲良くなり、一緒に出かけたりもできました。また、家主さんの子供達は天使のように可愛くて、インターンシップで疲れた私の癒しになってくれました。

この経験から、私は“柔軟性”“忍耐”という言葉の本当の意味を知ったと思います。何もかもが思い通りに行くわけがない留学中には、自分にとって最善の解決法を判断し、妥協をすることも時には重要だと痛感しました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

最初は漠然とした海外への憧れから留学を目指す人も多いと思います。でも、私がトビタテをきっかけに留学の目的や計画性をしっかりと持てたおかげで、目標にしていた以上の経験に恵まれたように、絶対達成したい目標は留学中の強い原動力になると思います!