留学大図鑑

深堀 響子

出身・在学高校:
東京学芸大学附属高等学校
出身・在学校:
新潟大学
出身・在学学部学科:
医学部医学科
在籍企業・組織:

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医学研究での留学@アメリカ・サンディエゴ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)・理学・数学・物理・化学・生物・地学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • カリフォルニア大学サンディエゴ校
  • アメリカ合衆国
  • サンディエゴ
留学期間:
約2カ月
総費用:
550,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEIC825点> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL91点>

留学内容

 新潟大学医学部では、4年時に「医学研究実習」という実習があり、大学内または大学外の研究室で約2カ月、生理学、解剖学、ウイルス学など主に基礎医学の分野の研究を経験します。私は、この期間に新潟大学小児科学教室より派遣していただく形で、カリフォルニア大学サンディエゴ 校のNizet Labに留学させていただきました。Nizet Labは、ドイツ、オーストラリア、イラン、メキシコなど世界中から研究者が集まり、主に細菌と自然免疫の最新の研究が行われている研究室です。私は、ここで働かれている日本人研究者の方とともに、主にGroup B Streptococcus(GBS/B群溶連菌)と血小板の免疫についての研究を行いました。研究を通して、細菌の培養などの基本的な手技からフローサイトメトリーやELISA、ウエスタンブロットなど様々な手技を経験しました。また、最終週には、研究室のミーティングで、研究成果について英語でプレゼンテーションさせていただきました。
 留学中は、アパートを借りて一人暮らしをしていました。休日や放課後には、サンディエゴ市内を観光したり、大学の日系アメリカ人サークルの活動に参加したり、グランドキャニオンを訪れたりしました。サンディエゴは、メキシコにほど近く、様々な文化がみられる大変海の美しい街でした。

留学の動機

医学の最新情報はすべて英語で発信されており、以前よりもっと英語を勉強したい、勉強せねばという気持ちがありました。また、大学の講義や招致講演を通して、先生方より、研究留学や臨床留学のお話を伺い、憧れをもっていました。大変尊敬する先生が小児科にいらっしゃたので、小児科学教室の留学プログラムに応募させていただきました。

成果

研究の成果を英語でポスターにまとめて、大学内で発表しました。また、翌年の3月に日本細菌学会で発表し、優秀発表賞をいただくことができました。留学を通して、研究手法や考え方、英語でのプレゼンテーションの仕方などを学ぶことができました。また、アメリカで研究者や医師として働く日本人の先生方に多数お会いし、大変刺激を受けました。

ついた力

人に伝える力

留学中は、英語でスライドやポスターを作りプレゼンテーションを行いました。また、研究室のメンバーは、毎週のミーティングで、はっきりと意見を交わしており大変刺激を受けました。これらの経験を通して、言葉や図、表情など様々な表現方法で、いかに分かりやすく、インパクトをもって人に伝えるかを学ぶことができました。それは英語に限らず、日本語においても重要なことだと思います。

今後の展望

将来は、小児科医になりたいと思っています。日本で働くか、海外で働くかはまだ分かりませんが、どこで働くことになったとしても、世界標準の医療を提供できる医師になれるように、常に学び続けていきたいと思います。また、医療の進歩に貢献できるよう、基礎または臨床研究に携わり発信できる人になりたいです。

留学スケジュール

2015年
9月〜
2015年
11月

アメリカ合衆国(サンディエゴ)

上記に同じ

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

大変大きな研究室で、40人以上の研究者が所属していました。
大学の近くの海岸は、大変美しく、特に夕焼けが最高でした。
Rady小児病院も見学しました。ポップな外観でした。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

 留学中、指導医の内山聡先生には大変お世話になり感謝してもしきれません。研究のことだけでなく、アメリカでの生活や進路についてなど様々なことの相談に乗って下さり、ご家族の方にも大変お世話になりました。先生が教えてくださったことの中で、私にとって特に印象深いことは、研究の面白さです。行った実験の結果について、なぜこのような結果になったのか、そこからどんな仮説が考えられるか、それを示すには次にどんな実験を組み立てればよいか、その実験をするために何を準備すればよいのか、などと先生と一緒に考える過程は、大変面白く、わくわくさせられました。それは、私がどんなに突飛なアイデアを出しても、先生が真剣にそしてユーモアをもって答えてくださったからだと思います。2カ月の間に、実際の研究の手技を経験した以上に、研究の組み立て方を学べたことは、その後の私の考え方にも影響しているように思います。
 また、先生との出会いを通して、医師としての働き方の多様性を学びました。日本で臨床医として働くこと以外にも、様々な医療への貢献の仕方があることを知り、大変視野が広がりました。留学を通して、海外で働く日本人にお会いしお話しできることはとても刺激的なことだと思います。

研究室のVictor Nizet教授と内山聡先生とともに。

言葉の壁~専門用語と日常英会話~

  • 語学力 : 英語

 幼少期にアメリカに住んでいたことがあり、簡単な英語は得意な方でしたが、研究室で使われる専門的な英語にも、日常会話の英語にも不安がありました。そこで、留学前には、専門用語については、研究テーマについての英語論文を読んだり、医学英語全般について簡単な語彙を覚えたりしました。日常会話の英語については、インターネットのオンライン英会話講座を受講したり、大学内の英会話セミナーに行ったりしました。
 実際に、留学してみると、専門用語については、自分の知識不足を痛感することは多々ありましたが、調べるツールさえあれば、すぐに解決しだんだんと語彙も増えていきました。また、日常生活の英語については、買い物や交通機関の利用などは慣れれば、問題ありませんでした。そんな中、実は言葉の壁を感じたのは、複数人での”なんでもないような”会話の英語でした。例えば、研究室のメンバー何人かで昼ご飯を食べるときは、展開の早い会話や略語、冗談に全くついていけず、寂しい思いをしました。1対1で話すことやプレゼンテーションをすることよりも、実際のところ、複数人でのネイティブの会話に入ることが最も難しいことなのではないかと思います。
 留学を終えて、もっと英語力を向上させたいという思いは強くなり、現在は医学英語は参考書や問題集をつかった勉強し、会話の英語については引き続き、大学内の英会話セミナーに行っています。しかし、英会話の力を向上させることはとても難しく、やはり留学などを通して、実際の会話の中に毎日入ることが大切なのではないかと思います。留学の機会があれば、ぜひまた留学したいと思っています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

正直、留学は大変なことも多いです。自分の力不足に悲しくなったり、簡単なことで不安になったり、ひいては盗難にあったり・・・しかし、それでも私は留学に行ってよかったと思います。困った時に逃げずに対処したことは、自信になります。困った時に助けてくれた人との出会いは、かけがえないのないものです。なにより、留学前よりも、見える世界が格段に広がりました。みなさんもぜひ思い切って留学してみてください。