留学大図鑑

りえ

出身・在学高校:
兵庫県立尼崎稲園高等学校
出身・在学校:
神戸大学
出身・在学学部学科:
発達科学部人間形成学科
在籍企業・組織:

北京×教育

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 北京師範大学 漢語文化学院
  • 中国
  • 北京
留学期間:
10か月
総費用:
731,680円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表プログラム」 1,300,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
中国語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<HSK5級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<HSK6級>

留学内容

北京師範大学で様々な国籍のクラスメイトと共に中国語を学びつつ、地域の学校をまわり教育関係の課外活動に取り組んでいました。
主な活動としては、日本の小学生と中国の小学生にビデオ通話を通して文化交流してもらおうという内容の学校交流プロジェクトの企画や、高校の日本語の授業への参加とその高校生達への日本文化紹介、小学校、高校、特別支援学校、国立校、公立校等の学校見学などです。
学校見学の成果としては、北京と日本の教育の違いや、生徒の学習態度の違いなどが分かったことが挙げられます。北京はほぼ全ての教室に電子黒板が設置されていて、教室の入口に出席確認機能付きの電子掲示板まで完備されている学校までありました。また、児童生徒の態度も発言や質問が多いことが印象的でした。
学校交流プロジェクトとしては、今は日中双方の実施許可を得て、実施に向けて準備している段階です。交流の基礎となる「つながり」を作れたことが一番の成果だったと思います。

留学の動機

「中国に留学に行きたい!!」と口に出して言ったことがきっかけで、一人で北京に旅行に行ったり、大学で中国人の友人を作ったり行動するようになりました。そして彼らとの交流を通して中国人の面倒見の良さや親切さにどんどん惹かれていきました。また第二外国語として中国語を勉強していたことや、中国人の良さを周りの日本人にも伝えたいという思いが膨らんだことから、留学に踏み切りました。

成果

交換留学生として北京師範大学に通ったことで、中国語や中国文化を学びフィールドワークに必要不可欠な語学力や中国への理解を向上させ、同時に活動の協力者や見学先を探すための人脈を築くことができました。この基本の活動に加え、並行して北京市内の高校や小学校に見学に行き、日本語の授業への参加や日本文化の発表をし、また学校交流プロジェクトの基盤を形成してきました。

ついた力

ラフ力

「日本の常識」はラフさに欠けます。でももし右折車がスピードを緩めることなく曲がって来るなら歩行者が待つまでだし、定員さんの態度がいかに悪かろうと注文したものは食べられます。メールが全く返ってくる様子が無いなら電話に切り替えたり知り合いに転送してもらう方法もあります。このように、経過や一つの方法、小さなことに拘らず目的を達成できたがどうかだけ気にするラフさにずいぶん救われました。

今後の展望

日中小学生のスカイプ文化交流のプロジェクトは現在準備中でまだ実施できていません。そのため、このプロジェクトをまずは実施し、文化交流が相手国への印象に与える変化についてのデータを取りたいです。もしこの種の交流が有効であることが確認出来たら、交流方法をマニュアル化し、交流相手を見つけるシステムを構築し、どこの国同士でも教室にいながら気軽に国際交流学習ができる環境を作りたいです。

留学スケジュール

2017年
9月〜
2018年
6月

中国(北京)

北京師範大学で様々な国籍のクラスメイトと共に中国語を学びつつ、地域の学校をまわり教育関係の課外活動に取り組んでいました。
主な活動としては、日本の小学生と中国の小学生にビデオ通話を通して文化交流してもらおうという内容の学校交流プロジェクトの企画や、高校の日本語の授業への参加とその高校生達への日本文化紹介、小学校、高校、特別支援学校、国立校、公立校等の学校見学などです。
他には冬休み中、中国を旅してまわったり、中国のニュースや文化記事の翻訳をしたり、サークルに入会して二胡を習い始めたり、とにかく人と関わり続けました。
かたり北京には色んな国の色んな人が集まっています。彼らと色んな話しをとことんしたおかげで、私は自分の視野が広がり生き方の幅が広がりました。また、一連の活動を経て行動力とタフさも身についたと思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

高校の日本語の授業。この週のテーマは「温泉」でした。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中に手に入れた、今でも大事にしているもの

「君は留学に来てるんだ。美味しいもの食べて遊びに行ってるだけなら旅行と同じだ。この地で中国人をよく観察しなさい。中国人がどんな考え方をしていてどんな思想を持っていて何を望んでいるのか、しっかり観察して日本で伝えていきなさい」この言葉は留学を終えた今でも私の宝物です。そしてこの言葉をくれたのは、大学の孔子像の前で偶然出会った見ず知らずのおじいさんです。
このころ、北京に来て8カ月が経ち、生活に慣れたことで新鮮さが無くなり、学校交流プロジェクトもひと段落着き、高校の日本語の授業では先生の代理として行った授業を無事終え、達成感を感じ一息ついたことをきっかけに、中だるみに陥っていました。「何もやることが無い」とぼやき1カ月ほど、ただ漫然と毎日の生活をこなしていました。そんな時たまたま話しかけてきたおじいさんは、私が日本人で教育学を専攻していることが分かると日中友好に対する思いや教育や国についての想いを熱く語り始めました。演説の終わり、最後におじいさんは「君が大きくなって日中の架け橋になることを楽しみにしています」と言いました。私は目が覚める思いがしました。個人的な気分で留学の質を上げ下げしていた自分が急に恥ずかしくなりました。そしてこの出来事の後、意識が変わったおかげか日常の小さなことにも目を向け考えるようになり、初心を思い出して中国人との交流もまた積極的に行うようになりました。

雲南省の石林。不思議な光景に圧倒されました。

ネイティブレベルの語学力は本当に必要なのか?

  • 語学力 : その他の言語

「また言いそびれた…」外国語を話す場で私がよく陥る自己嫌悪です。
発音が合ってるかどうか、文法ミスの有無、相手に通じるかどうかという不安などによって、発言内容の推敲を頭の中で繰り返しているうちに、次の話題へと移ってしまい、発言すべきタイミングを逃してしまったことがよくありました。
中国語を学習し始めたときの私の目標は、中国人が私の中国語を聞いて私が日本人であることが分からないレベルの中国語を話せるようになることでした。
ですが、留学に来てから、語学はただ正確に話せるようになるだけではなく、その文化や生活といった背景まで踏まえておかないとネイティブスピーカーのレベルにはなれないことが分かりました。また、どれだけ長い間日本語に触れてきて、日本語の上手い外国人でも、やはり日本語としては不自然な箇所があることが否めないことも分かってきました。
そんな時友人のベルギー人の「なまりがあって当たり前」という言葉に大変共感しました。彼女の母語はフランス語ですが、いつも英語を使って英語圏の友人とおしゃべりしているので、彼女の英語は完璧なのだと思い込んでいました。でもちょっとしたニュアンスの違いだったり、発音だったりは、フランス語の影響が表れるのだと言われ、衝撃を受けました。
「それでも通じてるから問題ない」と彼女をフォローしたとき、同時に自分に当てはめて考えてみました。もちろん「どうせネイティブじゃないから」と語学レベルを向上させることを怠るのは良くないですが、間違いや相手の反応を恐れて発言を臆するのは本末転倒だと思います。「ネイティブじゃないから間違えて当たり前」と開き直ることは、外国語を実践の場で使う際には必要な考え方なのかもしれないと思いました。

中国の結婚式はとっても賑やかです

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は日本という過ごし慣れた環境から脱却し価値観を見つめ直すきっかけになる非日常体験です。非日常の世界では、日常のストレスから解放されたことに喜びただ漫然と過ごすのではなく、「どこが日本と違うのか・また同じなのか」「周りの外国人はどのような考え方をしてどんな意見を持っているのか」等と日々、周囲の人々を観察してみてください。